表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ベリーベリーベリー  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

153/165

レイボス陥落

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 とりあえず、ヨナターク子爵家の領地であるアラゴンに入り、そこで捕虜の皆さんとはお別れをした。……荷車が汚れてしまったな。しっかりと洗わないといけない。まだドルト村の兵士には頑張って貰わないといけない。捕虜を運び出すのはドルト村の兵士の仕事なんだ。だから、追いついてきてもらわないと困るんだよ。レイボスで待っていると伝えて、とりあえず俺たちはアーセスへと向かった。


 そして、2日かけてアーセスに辿り着いたんだけど、レイボスからの猛攻を受けいているらしい。何とか止めているが、結構攻撃が激しいとの事だった。


「何とか今日は撃退できたが、明日はどうなるのか解らない。そんな状況だ」


「解った。こちらも援軍として来たんだ。出来ることはやろう」


「負傷兵は居ますか? 回復魔法を試してみたいんですが」


「回復魔法持ちですか!? こちらへ! 負傷兵がかなりの数います!」


 道中で、クルトには伝えてあった。回復魔法が使えるかもしれないと。というか、使えるんだけどな。大きな傷でも治せるのかが微妙な所ではあるんだが。その過程で、兵士全員が魔法を使えて、身体能力を強化していると言う事も話てある。だから、戦術に組み込んでくれているはずだ。俺は戦術なんて知らないし。戦略ならまだ、ゲームで経験があるが、戦術に関してのゲームなんて殆どないからな。そもそも戦力差を戦術で覆すのは、かなり難しいんだ。基本は数だからな。


「回復魔法を掛けます。出来れば舌を噛まないように、布で口を」


「解りました!」


「おお! 治っていく! 凄い! 凄いぞ!」


 とりあえず、大怪我でも何とかなることは解ったか。ならば必死になって魔法を使わなければならない。回復魔法を眠らせておくのは不味い。こういう時に使うものだからな。なお、イメージは細胞を補填するイメージだ。それなら、大体の怪我にも効果があると思ったからな。イメージで魔法が使えるんだから、そのくらいのイメージは出来る。生物の授業くらいでしか細胞なんて使わないとは思っていたが、こんな事で役に立つとは思わなかったぞ。


 そんな訳で、負傷兵を治して回った。よく解らないんだが、全ての負傷兵を回復できたことから、俺のイメージで使う回復魔法は、どうも燃費が良いらしい。普通は1人2人で限界が来るそうなのだが、俺はまだまだ元気であった。魔力量が多いのかもしれないとも考えたんだが、多分だがイメージ分の差だと思う。普通のイメージは、神に祈りを捧げます的な感じらしいし。そんな事はしたことないし、神に祈りを捧げて傷を治すのは、イメージがかけ離れているんだから、そりゃあ燃費が悪いよなって感じである。


 そして、次の日。町の門を境に、門の前で陣取る俺たち。門は基本開けっ放しで、前衛が引いたら閉じて、弓兵だけで何とかする感じなんだそうだ。……そんな事で良いのか? とは思ったんだけど、クルト的にも普通はそんな感じなんだって言っていたから、これが普通なんだろう。俺は普通が解らないからな。戦術は解らない。というか、碌に壁も無いから、どうやって防いでいるんだとは思ったんだよ。要塞都市ってのは、町が外壁で囲まれている所で、城塞都市ってのは、本丸に城があるパターンだと教わった。……普通の町の防衛は、かなり厳しい事が解った。これが現実を知らないで、戦略を練っていた男の知識量である。そもそもよく解っていないのが、今回の事でよく解ったとは思うぞ。普通に全部の町が城塞都市みたいになっていると思っていたからな。


「来たぞ! ケインズ子爵軍だ!」


「弓兵構え! 撃て!」


 なるほどな。……全身金属鎧にするべきだってのは、こう言う事があるからか。まあ、普通にハリネズミになっているし。でも、それでも止まらない。腕に刺さろうが、足に刺さろうが、歩みを止めないで、唸り声を上げながら進んでくる。


「……ミン、アーミン! しっかりしろ。気迫にやられているぞ。弓が終われば、お前の魔法だ。準備はいいか?」


「準備は大丈夫です。ありがとうございます。では、いきます!」


 風の刃が乱れ飛ぶ。思った以上に対人戦だと怖い魔法だと言う事が解った。普通に人が死んでいく。俺の魔法1つで。……覚悟を決めただろう。屍の上を歩いていくと。誰も歩みを止めることは無いんだ。俺が、俺の意志で進んでいくんだ。


「魔法使いだ! 撤退! 撤退!」


「追え! 逃がすな! 追撃戦だ!」


「「「「「おおおおおお!!!!」」」」」


 前衛が一気に距離を詰めていく。身体能力の差が大きい。それに、敵が後ろを向いて逃げている。殿も何も置いていない。それでは、背中を斬ってくれと言っているようなものだ。次々と敵兵が骸になっていく。


「今だ! 一気呵成に攻め立てよ!」


 追撃に追撃。筋肉魔法をフルに使い、どんどんと前へと進んでいく。逃がすつもりはない。全力で追いかける。敵が抵抗も無く死んでいく。……こんな戦いばかりであれば、味方も死ぬことは無いだろうが、所詮は追撃戦。本来であれば、追撃戦ほど怖いものは無いんだが、ここまで壊走していると、恐怖も何もあったものじゃないな。


「負傷者は下がれ! アーミン!」


「負傷者はこちらに! 回復します!」


「済まない。とちった」


「この位の傷なら大丈夫です」


「おお! 治った! それじゃあ行ってきます! ありがとうございます!」


 直ぐに戦線復帰か。ヨナターク子爵家の兵士も胆力があるな。こっちの兵士はなんとなく見分けが付くからな。大暴れしているのがうちの兵士だ。筋肉魔法はやはり違うな。生き物としての強さが変わってしまう。教えたのは俺だけど。


「このまま敵陣地を蹴散らすぞ! 前へ前へ!」


「「「「「おおおおおお!!!!」」」」」


「弓兵はついてこい! 矢は温存しろ!」


 まあ、こんな乱戦で矢を使ってもな。そもそも追撃戦で矢を使うのかって問題もあるし。近づいて一気に斬ればいい。それで屍が出来るのだから。


「何をしている! なぜ逃げる! 敵が来ているんだ! 戦え!」


「敵将は確保せよ! このまま一気に押し潰す!」


「レイボスまでこのまま一気に行くぞ! 俺たちに続け!」


「「「「「おおおおおお!!!!」」」」」


「クソ! クソが! こんな所で負けられるか!」


「逃げたぞ! 追え! 殺すなよ!」


「うぉおりゃああ!」


「敵将捕らえたぞ!」


「押し潰せ! 前へ出ろ!」


「「「「「おおおおおお!!!!」」」」」


 敵の貴族? を捕らえたか。まあ、捕虜は一律ヨナターク子爵の所に送り込むからな。その場で判別してもらえば良いんだ。必要ないかもしれないけど、一応確保はしておかないと。ケインズ子爵家の人間なら、欲しい家があるかもしれないしな。


 そして、そのままレイボスになだれ込んで、占領まで完了してしまった。……やっぱり戦力過剰だよな。全員魔法使いなのがおかしいんだ。しかも、筋肉魔法って、燃費が良いんだよな。割と皆、常時使っているし。魔力が切れたって聞いた事が無いんだよな。使いどころを尋ねても、特に決めてないっていうし。燃費がいいのは嬉しいことだ。その分戦闘力が高くなるんだから。


 レイボスの町にも、結構なケインズ子爵家の一族がいたらしく、結構捕虜に出来た。これだけでも大きな戦果なんだけど、まだまだ戦果は足りない。もっと稼ぎに行くからな。次の町へと進軍する。まあ、まずは一休みしてからになるけどな。明日の朝には出発するだろう。それまでに、向こうの敵が態勢を整えていないと良いけどな。まあ、睡眠とか無しに、突っ切るのは不可能だからな。休みは必要なんだ。そりゃそうだ。人なんだもの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ