盤面上の考え
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秋の15日。遂にテロテア村の村長宅が完成した。そして、いつも通りに演説をコンラートにしてもらった。ちゃんと受けていたので良しだ。受けを狙ってやっている訳では無いんだろうけど、それでも受けないよりはマシなんだよ。ちゃんと村の名前も周知出来たし、問題なしだ。これで一気に村が2つ出来た事になる。去年の今頃も、村が出来たと言っていたんだからな。何とかなっている様で良かった。受け入れられなければ、別の名前を考えなければならなかった。コンラートが。
そして、今日も今日とて作戦会議中である。まずは何をすればいいか。優先順位は。そもそも何処で内戦が始まっているのか。それらを色々と考えないといけない。この辺りが本格的に内戦に入るのは冬なんだけど、そもそも北では内戦が始まってしまっているからな。北では、公爵家、侯爵家、伯爵家が既に内戦に入っている。その辺には準男爵家もちらほらとあるらしいんだけど、巻き込まれて内戦になっているらしい。
貿易船のお陰で、何とか地図を手に入れた俺たちは、とりあえず、死守する場所と、捨てても問題ない場所の確認をしていた。というか、準男爵家の場所は描かれていない地図なんだよな。準男爵家は多すぎて、そもそも数に含まれていない。領地はあるんだけど、そもそもが2000人くらいの領地なので、数には含まれていないんだよ。残念だが、準男爵家の扱いなんてこんなものだ。男爵家は書いてあるけど、東も西も、凄い事になっているからな。というか、これで王都が山の上にあるんだから、戦況が不利でも落ちないのは、そう言う事か。というか、南北にぶった切られているじゃないか。王領がある山脈が東西に走っているので、南北に分かれてしまっている。塩を入手しなければならないのは、山脈を超えないといけないのか。非情に面倒な所に国を興したんだな。まあ、攻められにくいのはそうなんだろうけど……。
「アーミンの献策がヨナターク子爵家に通って、デイローレル侯爵家にまで伝わったらしい。とにかく、こっちは、ここのカーマイン伯爵家を速攻で落として、海と王都の死守をする事に決定した。だから、内戦の本格化になる前に、カーマイン伯爵家を何としてでも落とす。逆に、味方のロッジ伯爵家は落とされても仕方がない立地なんだ。耐えられればいいが、耐えきれなくても仕方がないという風に持っていく方向で話が済んでいる。……まあ、ロッジ伯爵家には申し訳ないが、耐えられるように頑張って貰いたい所ではあるんだよ。既に内戦が始まっていて、向こうにアクセス出来ない以上、見捨てるしか方法が無いんだけどね。捕虜交換で、カーマイン伯爵家と1対1交換で持っていきたい所ではあるんだよね」
「それで南側ですが、こっちはまだ内戦は始まっていません。動きがあるのは王都よりも北だけです。なので、ここが壁になる訳ですね。ここからこっちには攻め込まれたくない訳なんですが、この辺の戦力は、カーマイン伯爵家を全力で落とすことになったので、ちょっと押される可能性が出てきます。ですが、それはカーマイン伯爵家を落としたら一気に戦力は逆転するので、そのまま押し切る形になるとは思います。辺境伯家は基本動けないそうですが、カーマイン伯爵家の攻略には、出張って貰うので、多分ですが、楽に落とせるとは思います。そして、南側なんですけど、デレイエ子爵家を全力で落としてもらいます。それと同時に、ケインズ子爵家はオーテルージュ準男爵家で全力で落とします。俺たちの最優先事項です。ゼイレ子爵家が落ちる前に、ケインズ子爵家を落としてしまいましょう。何とかゼイレ子爵家には耐えて貰います。直線で2つの町があるだけなので、レイボスを落とせば、自然とゼイレ子爵家に向かう圧力は分散します。なので、俺たちの行動としては、全力でレイボスを落とすことになりました」
「なるほどね。ここからこうやって行くのね。でも、レイボスを落とせるのかどうかよね? それは大丈夫なの? 戦力は450で限界なのよね?」
「限界ですね。本当は600持っていきたかったんですけど、無理そうなので。何とか450で押し通します。それで、思ったよりもゼイレ子爵家が近かったのもあって、ケインズ子爵家さえ落とせば良くなった訳なんですよ。なので、ここからこう入って、最後に要塞都市コルバルを落とそうかなって算段ですね。ゼイレ子爵家が元気なら、ここの男爵家を2つ落としてもらいたい所ではあるんですが、ここのロッテルベル伯爵家が邪魔なんですよね。なので、ケインズ子爵家を落としてから、俺たちはロッテルベル伯爵家に向かおうかなと。そこが落ちれば、ゼイレ子爵家も落ちなくなるので、最善策はそうかなと思うんですよね。その間に、デレイエ子爵家を落としてもらうと。そうする事で、子爵家が2つ、こっちの方が有利になる訳ですよ。まあ、勝てるかどうかの算段をしなければならなくなるので、難しい所ではあるんですが、何とかなるとは思うんですよね。戦力は十分にあるので、一気に押し込んでしまおうかなと思っています。なので、サクリダ侯爵家を牽制しつつ、動ければベストなんですが、こっちは王都の守りがありますからね。王領は切り獲られることが前提なんですが、王都は落ちないようにしてもらわないといけないので、ここに全力守りになると思います。ですが、こんな簡単な戦略を持ち出さないって事は、何かあるんじゃないかなとは思ったんですが……」
「基本的に地図上で考える人が居なかっただけなんじゃないかしら? 普通は近くの敵をどうするのかを考えるのが肝ですからね。そうじゃないと、向こう側の敵の事なんて、普通は考えないのではないかしら?」
「だよね。アーミンが地図をくれって言わなかったら、ヨナターク子爵家に問い合わせることも無かったし、そもそも献策なんてしようとは思わなかったからね」
「うーん。盤面で考えるのは普通の事だと思うんですけど……。そういった人が王都に居るとは思うんですよね。軍を取り仕切っている人ですから、元帥になるんですかね? そういった役職の人が居ても良いとは思うんですけど……」
「そうなのかな? 辺境伯家ならもしかしたら居るのかもしれないね。辺境伯家は、基本的には対外国に対して備えているだけだから、解らないけど。でも、昔に負けてるからね。それで東側は魔族擁護派になったらしいんだけど」
「……となると、西側もここで負けているんでしょうね。こんな切り取られ方は普通しませんから。で、こっちが魔族排斥派だったと。そう言う事なんじゃないですかね?」
「そうなのかな? でも、とにかくここで勝たないと意味がない訳だよね。こっちを整理したいんだから、ここで勝てないと。ただ、僕らは直接的には関われないんだよね。こっちに全力で挑むことになるんだし」
「ですわね。こっち側で成果を出さないといけませんわね」
……地図上で、盤面を動かすのは基本中の基本くらいに思っていたんだけどな。盤面で考える人が居ないらしい。そんな馬鹿な。軍事がある程度育っていれば、そのくらいは普通に出来て当然の事だろう。なんでこんな盤面になっているのかが不思議だったんだよ。なんでこことここが落ちないんだ? って疑問でしか無かったんだよな。普通は後方の安全を確保してから、前面を攻めるんだよ。そうじゃないと厳しいって。そんな戦略的な話は、当然の如くやっていると思っていたんだよ。やっていないってどう言う事だよ。もっとまじめに考えて。




