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ベリーベリーベリー  作者: ルケア


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既に覚悟は終わっている

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夏の39日。ダンレムさんとは色々と話をさせてもらった。内戦は勝てばいい。そう言う事で進めていきたいとは思っている。勝てば官軍なのだ。まあ、そもそも国王が魔族救済派なんだから、そもそも官軍ではあるんだけどな。負けたら賊軍になってしまう。国王が変われば、色々と変わってしまう。それでは問題なんだよな。まあ、そこまでの戦線に影響は与えられないとは思うんだけど。


 地方をどれだけ取っても、北の海岸線を抑えられたら問題が出てくるし、何よりも王都が落ちれば意味がない。どれだけ頑張ったところで、国王が変わってしまえば意味が無いんだよ。だから、他の貴族家の皆さんにも頑張って貰いたい所ではあるんだけど、こっちは出来ることをしてしまえばいいんだ。こっちはこっちで、落とせるところまで落としてしまう方がいいんだよ。今後の事もあるし、色々と考えて動かないといけないとは思う訳なんだよな。


 さて、まだまだ時間はある訳なんだけど、どうしようか。内戦の事ばかり考えている訳にもいかない。内政の事についても考えないといけない。内政が死んでしまっては、問題が大きくなるからな。出来るだけ育てておきたい所ではあるんだよな。なんだかんだと言いつつも、内政は順調に進んでいるとは思っている。順調に進んでくれないと困る所でもあるんだけど、これに関しては特に言う事も無いんだよな。コンラートがしっかりとかじ取りをしてくれているし、問題らしき問題は起きていない。それはとてもいい事ではある。いい事ではあるんだけど、代り映えしないからな。何か大きな変化が欲しいと思ってしまう訳で。


「そんな訳で、変化って無いですかね?」


「それは流石に解らねえよ? 今は西の村では家を建て始めているが、それだけだからな。もうすぐ移民が来るそうだが、そっちの方が大丈夫か? 受け入れの準備は出来ているが、それでも予想以上に来られた場合は問題が大きくなるぞ?」


「そうですね……。とりあえず、予想通りではあると思うんですよね。今のところはって感じですけど。特に多すぎるようになってしまったって言う報告も受けてないですからね。多すぎた場合は、事前に連絡が来るとは思うんですよ。受け皿がない訳でもないですので、まあ、何とかなるとは思うんですけど。……とりあえず、一気に拡大していかないと厳しいかなってのもあるので、一気に拡大したい所ではあるんですけどね。何をするにしても、人口が足りないといけないですし、やっぱり普段から警戒していないといけない部分もありますからね。その点がうまく機能してくれれば、出来ることは沢山あるとは思うんですけど」


「まあ、難しい事は解らねえが、上手くやっているとは思うぞ。変化が欲しいって言っても、変化しなくなってきてからが本番みたいなところがあるからな。内政ってのは、変化しなくなったところで、どれだけの事が出来るのかって感じになってくるだろう? まだまだ変化はするからな。その事も考えると、まだまだ村は大きくなれるんじゃねえのか?」


「当然の様に、村は大きくするんですけどね。出来る事、やれることは、一先ずはやり切ってしまった感があるんですよね。これ以上は中々難しいんじゃないかって思っている訳なんですよ。そりゃあ、これからも村は発展させていくんですよ? 大きくしていくのは当然なんですけど、そんなに簡単に行くのかって所がありますからね。上手くいけば儲けものって感じの事が多くなってくる訳なんですよ。それが良いのか悪いのかですよね。いい方向に転がっていってくれると嬉しいんですけど、そういう時ばかりじゃないとは思うんですよ」


「まあ、何でも良いけどな。上手くいってくれさえすればな。気にしても仕方がねえ。気にするだけ無駄な事もあるからな。何とか村を大きくできればいいんじゃねえのか? 村にも家が出来始めている。それでいいじゃねえか。十分な変化だとは思うぞ。木材だって余り始めているからな。それだけ樵が居るって事になるのと、魔法が凄まじいってのがな。効率は良くなってる。魔法を使うお陰で、木材の入手も簡単になってきているんだ。それはいい事だとは思うがな」


「うーん。まあ、それはいい事だとは思うんですけどね。でも、色々と急がないといけない事もあるとは思うんですよね。まずは戦力の確保をしっかりとしないといけないとは思うので、その方針で行くんですけど、皆が内戦に参加してくれることは解っているんです。自分たちの境遇から、絶対に参加してくれることは解っているんですよ。でも、その善意に付け込む様な事でいいのかなって事もあるんですよね。魔族の救済に走ることで、悪い事は無いと思うのはそうなんですけど、こっちの都合でってのもあるんですよね。折角狩人として成功しているのに、戦場に連れていかれるんですから、その分の不満はあると思うんですよ」


「なんだそんな事を気にしてたのか。俺が断言してやるよ。お前らは俺たちをしっかりと利用しろ。無茶でも何でも言うんだよ。無理なら無理だって言うからな。無理な事じゃなければ、やってやるって気概で生きてきているんだ。それは他の奴らも変わらんのよ。内戦に行きたくない。当然だろう? 平和に暮らしていけるのであれば、その方が良いだろうからな。だがな、俺たちは、そもそもこの領地に命がけで来ているんだ。簡単な覚悟で来てないのよ。お前さんはこの領地の出身だからな。何かと考えるのかもしれねえ。けどな、ここに移民で来た奴らは、命を賭けてきているんだよ。失敗するかもしれないってリスクを背負ってきているんだ。それくらいの気概は見せないとな。戦場だろうが、何処だろうが、連れていけばいい。役に立ってくれるさ。期待通りの働きをすれば、褒めてやりゃあいいのよ。それで俺たちは救われるんだから。いや、この領地に来た時点で、救われているって言えば、その通りなのかもしれないけどな」


「それは、ある意味覚悟が決まり過ぎなのでは? 移民だからってそこまでの覚悟を誰もがもっているわけではないとは思うんですけど……」


「まあ、疑い深くなるのは解るけどな。でもな、俺たちにとっては、移民としてこっちにくるって事は、そう言う事でもあるんだよ。その時点で覚悟が決まっているんだ。まあ、解らない感覚かもしれないけどな。そのくらいの覚悟は決まっているって事なんだよ。だから、目いっぱい使ってやればいいんだよ。無理をしろと、命令をすればいいんだ」


「いや、しかしだな。それで死ぬこともあるんだぞ? 1つのミスで死ぬことだってある。それを良しとするのかって話だろ?」


「俺たちの覚悟を甘く見て貰っては困るな。死ぬかもしれない? そんな事は当たり前だ。移民になる時点で、そんな事は解り切っているんだよ。他の移民にも聞いてみな? 大体は俺と似たような回答をしてくるだろうさ。答えなんて聞かなくても解っている。それだけの覚悟を持って、移民としてやってきているんだ。死ぬかもしれない? っは。死ななきゃいいんだろ? 死んでも家族が守れればいいんだろう? そのくらいの事はやってやるさ。俺だって、選ばれたら戦場にくらい行ってやるからよ。戦力が足りないなら声をかけな。敵なんて、どれだけいたって倒してやるからよ」


 頼もしいと言えば良いのか、覚悟がガンギマリだなと評価すれば良いのか。難しい所ではあるよな。移民の樵に話を聞いてみたいとは思っていたんだ。中々の覚悟を持って、この地にやってきているって事なんだよ。

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