オーテルージュ準男爵家
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春の60日。貿易船が来たと思ったら、コンラートも乗って来ていた。……ちょっとは王都で観光でもしてきたのかな。最短だと、もう少し早く帰って来ただろうし。色々とお土産話もあるんだろうけど、それはまずは置いておくとして。話してもらわないといけないことがあるはずだよな。
「それで? コンラートは何の家名を貰ったのですか?」
「あー、何でも昔あったけど、今はもう無いって家の名前を継ぐようにって言われたよ。これからは僕は、コンラート=オーテルージュって名乗る様に言われたよ。だから、オーテルージュ準男爵家になる訳だね。ビューヘルム準男爵家とは、完全に別の貴族家として認めて貰ったよ」
「おめでとうございます。コンラート兄さん。これで大手を振って、ビューヘルム準男爵家とは敵対できますね。それでなんですけど、内戦は何時頃に始まるって指示を受けたんですか?」
「ありがとう。内戦は、既に始まっている所では始まっているらしいんだよね……。今は小競り合いが精々らしいんだけど、王都よりも北の方では既に始まってしまっているらしいね。それだけ向こうは魔族排斥派が多いらしい。そして、北が塩の産地でもあるんだよ。どうやら、北には海があるらしい。そこから塩を取って来ているらしいんだけど、その辺が内戦中なんだって。それで、王都なんだけど、山の上にあるんだよね。だから、結構落としにくいとは思うよ? 今の王様は、魔族救済派として動いているらしいから、北で塩の確保が難しくなると困るんだそうだ。だから、一早く、内戦を治めてしまいたいって考えているらしいんだよ。でも、上手くいっていないみたいだけどね。まあ、北は戦力が負けているとは言っても、デイローレル侯爵家が派兵しているから、負けることは無いみたいだけどね。デイローレル侯爵家の戦力は、15000もあるんだってさ。徴兵をしないでも、そのくらいの戦力はあるらしい」
「つまりは、もう既に何処でも内戦を起こしてもいいんですか?」
「いや、それはまだ待って欲しいらしい。少なくとも、来年の春には内戦が起きるように調整しているらしいんだよね。それを待って、一気に魔族救済派が、魔族排斥派を叩くって打ち合わせをしていたんだよ。まあ、全滅は難しいにしても、今後10年は大人しくしているように、叩きのめす必要があるらしいけどね。ヨナターク子爵家からは、早々に片付けて、援軍に来て欲しいとまで言われているからね。その時は、アーミンに行ってもらうから。準備はしておいてくれると有難いかな」
「その時なんですが、クルト兄さんを連れていってもいいですか? 既に内応の準備は出来ているので、その時がくれば、味方をしてくれるように説得しましたので。でも、ウルリケ姉さんは潰すつもりです。その方がいいと思ったので」
「クルト兄さんはこっちについてくれたのか。良かった。それじゃあ、ビューヘルム準男爵家は落としたも同然だね。オスカー兄さんとウルリケ姉さんなら、負ける気はしないし。戦力はこっちの方が整っているからね。積極的に打って出て行こう。でも、もう暫くは待機だね。ヨナターク子爵から言われていることは、春のうちに援軍を寄こして欲しいって言われているんだ。場所はアーセス。アラゴンからグロドツギの森に沿って、西に行ったところの町だね。そこからケインズ子爵領と繋がっているらしいんだけど、そこで内戦が起こる予定なんだってさ。それに、兵士を100人くらいは連れてきて欲しいって言われているんだけど、何とかなるよね?」
「何とでもなりますね。それ以上の援軍を約束できるとは思います。まあ、それももうちょっと早く移民を受け入れようってしているので、大丈夫だとは思うんですよね」
「あれ? 移民の計画って、来年の春のこの頃に、もう1200人くらい呼ぶんじゃなかったかな?」
「それなんですけど、前倒しにして、夏に1200人、冬に3200人位を入れようと思っているんですよ。内戦が始まったら、移民を受け入れることが出来なくなると思うので、早めに動いた方がいいんじゃないかってカタリーナ姉さんに言ったんです」
「アーミンが、移民の現状から、早い内に内戦が起こるだろうと見越していたらしいですわ。ですので、移民を強制的に受け入れるには、時世が悪くなりそうだと言う事で、前倒しで受け入れることにしたのですよ。そのくらいであれば、何とかなりますからね」
「うーん。そう言う事なら良いかな。確かに内戦が始まってから移民を受け入れることは出来ないからね。今のうちに拡大しておく方がいいかもしれないか。その方針でいって、無理そうなら方向転換しようか。流石に一気に移民を受け入れると、食料問題が出てきたら問題だしね」
「その点に関しては問題ありませんわ。試算では、年に8回の収穫が出来ることになっていますから。既に2度目の種植えを終わらせたところです。移民も多く受け入れましたし、もう少ししたら、2度目の収穫が出来るとは思いますよ?」
「……そんなに早いのかい? それなら予定よりも大分早くに収穫が終わることになるんだけど」
「1度目は、馬も牛も居なかったですし、農民の数も限られていましたからね。今は一気に農民の数が増えました。なので、30日に1回は収穫できるようになるとは思うんですよね。でも、最後の方は出来ないかもしれないので、安全を見て、8回の収穫が出来るかと。来年からは、9回の収穫が出来るようになるとは思いますね。ある程度の人口を抱え込んでしまうので、そのくらいは出来るとは思います。なので、兵糧に関しても、心配は必要ないですよ。寧ろ、麦の為に食糧庫を新しく作るくらいには、収穫が上手くいっていますからね」
「それなら安心だね。援軍には、アーミンとクルト兄さんが行ってくれるとして、僕らは内政を進めていかないといけないからね。特に、アタライ村とフォーク村は、何とかしないといけないから。積極的に移民を受け入れる方向で考えては居るけど、既存の村には入れられないからね。住民との格差が大きいだろうし」
「後は、今の仕組みを教えてしまわないといけないので、住民にも説明しないといけないです。ドルト村には、同じことを伝えてきたんですけど、クルト兄さんが難しそうな顔をしてましたから」
「ああ、それもあるか。今の状態だと、受け入れられないかな?」
「まあ、直ぐには難しいとは思いますね。今までとはやり方が全然違いますから」
「そうだよね。……それの説明もしないといけないのか」
「コンラートなら何とかできますわよ。しゃんとしなさいな」
「出来る限りの事はやってみるけどね。クルト兄さんに、ある程度の手法を聞いておかないといけないかな。前例があるんだし、聞かないとね」
まあ、それも良いだろうとは思うな。クルトもなんだかんだと説明をしているはずだからな。今まさにやっていることだから。それでも、なんとかしてくれるとは思っているが。しかし、内戦がやっぱり早く始まるのか。というか、北では既に始まっているのか。面倒ではあるんだよな。魔族排斥派を追い出す方がいいんだろうけど、国力的に難しいのかもしれないし。どのくらいの数が居るのかは、解らない所ではあるからな。他国と共謀されれば、面倒な事になってしまう。それは避けないといけないからな。出来れば、国内だけで終わらせたい所ではあるんだよな。でも、魔族救済派が、国王と同じ考えだというのは追い風ではある。今のうちに思想統一をしておけば、盤石になるからな。




