3年目の春
OFUSE始めました。
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春の1日。麦の種蒔きも終わり、今年も始まったんだなって感じである。まあ、農民の仕事は一気に増えた訳なんだけどな。毎日植物を育てる魔法を使う事が義務になってしまった。魔法が使えるんだから、使った方がいいんじゃないかと言う事で、どんどんと魔法を使う様になっている。……早い場所では、既に麦の芽が出てきている。この調子だと、春のうちに収穫できそうだな。出来る限り、満遍なく魔法を使ってもらわないといけないだろう。早い所と遅い所が出来るのは問題だからな。出来れば、刈り取りは1回で済ませたい所である。
それと、マチラセ村にも、燻製小屋が出来た。そんなこんなで、燻製小屋が2つ目である。まだまだフル稼働には遠いが、その内しっかりと稼働させてもらう事になる。期待して欲しいとは思うぞ。移民が大量に来るんだから、その分肉も大量に手に入る予定なんだから。村にする場所については、狩り尽くしてしまってもいいので、一気に村を広げていく所なんだよ。目指せ2万人の郡。村の集合体を作るのだ。
そして、遂にビューヘルム準男爵を決める時がやってきた。春の10日に、発表するので、アタライ村の本家へとやって来いと書いてある。決まっているのはそうなんだが、ちゃんと発表はするのか。まあ、いいけど。春の10日に発表するらしいので、9日には本家に行かなければならない。まあ、どうでもいいが。基本的には、方針は無視する予定である。そのくらいは出来るって事を見せてやらないといけないからな。簡単に終わるのは見えているんだけど、村長で居られるのかどうかは微妙な所だからな。普通に考えれば、コンラートを村長のままにしておくことは、厳しいとは思うんだよな。普通に考えればだ。だが、父さんは普通には考えられないだろうからな。どう出るのかは解らない。そのままコンラートにこの村を預ける様な事もあり得るんだよな。魔族の面倒はお前が見ろ的な? そんな感じがするんだよ。
「とりあえず、予定通りだ。僕らは9日に本家に行って、あの質素な料理を食べることになる。それで、オスカー兄さんが準男爵になるって事を聞き届けて帰ってくると。それで良いとは思うんだけど、この村を解任される可能性があるんだよね。それは無視して帰ってくるけどね。そしたら、船便で、ヨナターク子爵家の所に移動して、王城で準男爵位を貰ってくるから。そうしたら、本格的にビューヘルム準男爵家とは対立する形になるとは思う。まあ、オスカー兄さんがどうやって反応してくるのかが解らないからね。さてさて、どうなることやらだよ」
「恐らくですが、アマシエ村なんてくれてやる程度にしか考えていないのではないですか? 魔族の居る土地なんて要らないって感じで来るとは思いますけど」
「うーん。そこまで短絡的に来るのかどうかなんだよね。……一応は軍事行動もあり得るんじゃないかとは思っているんだけど。内戦の前に、勝手に内戦を起こしてくれるんじゃないかなって思っているんだよね。そう上手くいかないかな? そうしてくれると、色々と待つ手間が省けるから良いとは思うんだけど」
「それについては、流石に父さんが止めるんじゃないですかね? 密偵を使って、こっちの行動を見ているのであれば、今のアマシエ村に勝てるとは思えないって考えるとは思うんですよね。魔族だらけの村なんて放置しておけっていうだけになるんじゃないですか? 多分ですけど」
「そうですわね。その可能性が高いでしょう。いま、魔族との内戦になってしまうと、圧倒的に不利ですからね。その辺はオスカー兄さんが馬鹿でも、父さんが止めるでしょう。下手に動けば、こちらの餌食になるのですから、それは控えるのではないですか? というかですけれど、ヨナターク子爵家から忠告が入るんじゃないですか? 新しい家を興したのは、ヨナターク子爵家の寄子であると。流石にそれを無視して馬鹿な真似はして来ないとは思いますけどね」
「馬鹿な方が助かるんだけどね……。やりやすくなるのはそうなんだし。とっとと排除してしまいたいのは、どちらも同じことだと思うからさ。でも、寄子同士、仲良くは出来ないけどね。向こうは既に、ヨナターク子爵家の寄子からは外れているって認識されているんだし」
それはそうなんだよな。馬鹿が短絡的に攻めてきてくれた方が楽ではあるんだよ。内戦までは暫く時間がかかるだろうし、それなら早々に撃破出来るのであれば、した方が楽である。ただ、そうなると、内戦の功績がなくなるんだよな。内戦が始まれば、魔族救済派のヨナターク子爵家と魔族排斥派のビューヘルム準男爵家に分かれてくれるんだし。その時にならないと、功績が貰えないんじゃないか。そう思うんだよね。だから、簡単に爆発してくれるなよとは思う訳で。功績が欲しいんだから、その時までは待っていろと。俺たちの功績がなくなってしまうだろうと。それまでは、飼い殺しにして居た方が良いとは思うんだよな。
ただ、内戦がいつ始まるのかが解らない。それが気がかりなんだよな。早めに始まってくれるといいんだけどな。移民を受け入れる関係上、早々に内戦を起こしてもらえるのであれば、サクッと起こしてもらって、なんだかんだと活躍してみせて、男爵位を貰った方が建設的なんだよな。簡単に男爵位が貰えるのはそのパターンではあるんだよ。内戦が何時になるのかは解らないけど、少なくとも、10年も後の事だとは思えない。既に内戦は始まっているのかもしれないが、まだその連絡はない。武力衝突まではいかないまでも、牽制のし合いは起きているんだろうな。その方が好都合ではあるけど。
「なんにしても、オスカー兄さんが準男爵になるのは変わらないだろうし、こっちはこっちの都合で動くからね。そして、父さんたちが王城に行くまでに、ヨナターク子爵家と共に、王城にいって、爵位を得てしまうと。そんな形で動こう」
「解りましたわ。であれば、9日に行って、10日に帰ってくる事。生き残ることを重要視しましょうか。もしかしたら、向こうが何か仕掛けてくるかもしれませんからね。生き残ること。最低でもそのくらいは出来るようになっているでしょう?」
「それは勿論。なんだかんだとアーミンから魔法を教えて貰っているしね。魔法なんて使わないに越したことは無いんだけど」
「その危険性もあるって事なんですよね? 何とか切り抜けます」
短絡的にやらかしてくるのであれば、その可能性もあり得るんだよな。気にくわないから殺すって方法があるんだよ。いやまあ、かなり無理やりな方法なんだけどさ。ない訳ではないから。可能性はかなり低いとは思うけどね。オスカー兄さんがこの村の事を気にかけているなんて思いもしないし。無視して然るべきだと思うんだけど、何度か移民を受けいれているからな。それで警戒をしている可能性は十分にある。それで良からぬことを企んでいるって可能性も、十分にあり得るから困ったものなんだよな。
まあ、当日は何とか乗り切るしかない。……寝ている隙に殺されるって事もあり得るからな。俺は寝ないで過ごすつもりでは居るんだよ。カタリーナと一緒に寝ようかなって思っているんだ。最悪の場合を想定しないといけないとは思っているからな。出来る限りの事は考えておかないといけない。出来ることは全てやっておくべきだとは思っているんだ。たとえ、コンラートが犠牲になったとしても、俺だけでも生き残らなければならない。……まあ、心配のし過ぎなのかもしれないが。




