筋肉魔法
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冬の14日。魔法を覚えて数日。効率よく魔法を使うにはどうしたら良いのか。それをひたすら考えていた。確実に強くなるには、どうすればいいのか。それを考えていた。魔法が使えるようになったんだから、魔法を使って攻撃すればいいと思うかもしれない。けど、人にはイメージという差があるし、何よりも魔力量がどの位なのかが解らない。それを解消しようにも、限度というものがある。魔力を消費して、強力な魔法を使う。それが戦い方だと思った。でも、それだと人によって個人差が出てしまう。強力で、何にも負けない魔法を考え付いても、魔力が足りなければ弱くなるし、何よりも、イメージできなければ発動すら出来ない。そんな事で色々と考えてみたんだ。魔力を使って、皆が強くなる方法を。
そして、考え付いた。攻撃魔法を使うから問題なのだと。攻撃魔法は、どうしても個人差が出てしまう。攻撃にしか魔法が使えないなんてそんな馬鹿な事はない。魔道具作成にも、魔力は使われている。つまりは、魔法は何でもできるんだ。その何でもの方向性を決めてやれば良い訳だ。
そんな訳で、考え付いたのが強化魔法。身体能力を強化する魔法だ。……イメージは簡単だ。身体能力とは、すなわち筋肉。筋肉があれば、全てが解決される。物理こそ最強なのだ。筋肉があれば、物理攻撃に特化できる。そう考えた。筋肉という繊維を、肥大化させればなんて事は考えない。俺はそれで強化出来るけど、他の人が出来ないからな。単純に、マッチョであれば良い訳で。筋肉は全てを解決する。と言う事で、狩人たちに魔法を教えていった。……オーガやリザードマンが筋肉魔法を使うと、もう、酷いことになるんだけど、それは置いておく。うん。2回りくらい大きくなるんだ。何というか、強そうってはっきり解るくらいには、筋肉が大きくなったよ。解りやすさは大事だ。筋肉は全てを解決する。弓だって、思った以上に引けるようになるからな。エルフのマッチョとか、中々面白かったけど。でも、それで色々と解決した。流石は筋肉である。
筋肉魔法のいい所は、魔力消費がそこまで多くない事なんだよ。なんでなのかは知らないが、放出系では無いのが作用しているんだろうな。体内で循環させるから、そこまで大きな消費にならないんだ。本当になんでなのかは知らないけど。と言う事で、冬の25日。住民全員に筋肉魔法を教えてしまった。1人増やせば2人になる。2人になれば4人になる。ネズミ算式に増えていく訳だ。魔力操作を教えることが出来れば、皆が魔法を使える。魔力操作が出来れば、皆が筋肉魔法を使える。マッチョであればいいだけだからな。イメージは簡単だ。そして、皆がマッチョになった。仕事中もずっと発動しているらしい。まあ、筋肉があれば、楽になる仕事が多い。特に船着き場で働いている奴らなんて、荷物の上げ下ろしが簡単になったとかで、それこそ仕事中はずっと使っている。筋肉魔法は燃費もいいのだ。最高じゃないのか?
という感じで筋肉魔法を広げていった。筋肉は素敵だ。それで大体の事は解決できるからな。樵だって、筋肉があれば、効率よく木を伐れるし、運ぶのだって簡単だ。枝を落とすことだって出来る。何でもできるんだ。それが村中に広まってしまった。良いのかね? いいんだろう。発展していく過程においては、目を瞑ることにしたんだ。筋肉が広がっていくことは、メリットでもあるからな。
狩人たちが、劇的に強くなったのは言わなくても解るだろう。なんか弓矢で狙うには、目にも筋肉が必要だとか言って、目も強化し始めたんだけど、目に筋肉ってつくのかね? でも、お陰で目が良くなったって聞くんだけど、それって別の魔法なんじゃないかなって思う訳で。視力を上げる魔法を自分で作ってしまったんじゃないかなって思うんだよなあ。それが今では、大体の弓矢使いが出来る事ではあるんだけど。本当に筋肉なのかという疑問はある訳なんだけど、筋肉魔法は目にもいいらしい。よく解らないことになっているんだけど、そもそもダブルで魔法が使えるってのは、才能なんじゃないかなって思う訳なんだけど、どうなんだろうね? 普通は1つなんじゃないかな。でも、皆が筋肉魔法と認識している所為で、筋肉と視力を強化できてしまっている。所詮はイメージである。イメージでは、目にも筋肉がついているんだろう。多分だけど。イメージの力って偉大だよな。やっぱり筋肉は全てを解決するんだ。
因みに、俺に関しては、中途半端に知識があるために、筋肉で視力を上げることは出来なかった。ただ、普通に2つ同時に魔法が発動できてしまったのには驚いたけどな。……色々とやってみて解ったことではあるんだけど、魔法って全部が1つなんだよ。全ての魔法は同じなんだ。だから、筋肉魔法と、ファイアーボールは、実は同じ魔法であると言う事が解った。魔法に属性なんてものは無く、等しく魔力という何かで処理されているらしい。だから、燃える氷を出すことも可能だし、絶対零度の炎を出すことも可能なのだ。複合属性とか、そんなのは関係ない。イメージできれば全てが解決するのが魔法という技なんだよ。つまりは、イメージさえ出来てしまえば、何でも出来るんだ。属性なんて関係ないって事がよく解った。……と言う事はである。細胞分裂が出来れば、植物も育つはずである。というか、成長をイメージすれば、植物だって育てられるんじゃないのか。そう思った。
そんな訳で、温室で実験をしていた訳なんだけど、収穫後に魔法を使う事で、新しい実が生ってしまった。それで良いのかとは思ったが、いいらしい。因みに味には変化が無かった。ただ、植物が成長するだけのイメージで、植物が成長してしまう。ただ、外だと駄目だった。気温がある程度高くないと駄目らしい。という訳で、温室が大成功したのはいいんだけど、これって、もしかしなくても、グロドツギの森って常時この魔法がかかっているんじゃないのか? そう思えてきた。それならある意味納得が出来るんだ。魔法とかいう、イメージで何でも解決するとんでもが、大規模に発生しているんじゃないか。そう思う。つまりは、これを麦に使えば、もっと早く麦が収穫できるのではないか。年に2回なんて言わずに、4回も5回も収穫できるんじゃないか。そう思うのに、時間はかからなかった。来年の春から、実験してみないといけない。けど、なんでなのかは知らないが、畑を耕す魔法には、失敗する人が続出したんだよな。成功した人も居るんだけど、割と少数で、大半の人が失敗した。勿論だが、俺は成功している。土に空気を混ぜるだけじゃないか。こんなの失敗する訳がないと思っていたんだけど、こんなに失敗するなんてって感じである。なお、魔力量が半端じゃなく必要なので、耕せる範囲がもの凄く狭いんだけどな。農耕馬や農耕牛は必要になりそうだ。それはそれで、無駄にならなくて良かったと思うしか無いんだけど。
そんな訳で、魔法って何でもありなんだなって事が解った。人を殺すのに、膨大な魔力が必要ないって解ってしまったのが問題ではある。筋肉魔法は、簡単に人を殺せる。普通に身体能力がお化けになるだけで、人間は簡単に死ぬんだよ。大量の水なんて必要ない。大規模な炎なんて必要ない。筋肉魔法で殴れば、人は死ぬ。いとも簡単に死ぬ。そんな事が解ってしまった。……そんな最強部隊の指揮をしなければならなくなるんだけど、どうしたらいいんだろうね?




