夜の会議で
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そんな訳で、コンラートとカタリーナとを交えて、話をしないといけなくなってきた。夜に、いつものように集まって、会議をするときに、色々と話をしなければならなくなった。いい話もあれば、悪い話もある。それをどうやって伝えるのかなんだけど、まあ、正直に話をしない事には、話が始まらない。だから、出来るだけ正直に話をする事にした。
「という訳でして、ヨナターク子爵に手紙を送った所、ビューヘルム準男爵家の状況は既に見切られていて、何時支援を打ち切られてもおかしくない状況であったと言う事なんですよね。そこに、コンラートが現れて、劇的に領地の一部が変わったことに関しては、レイミール商会と冒険者の方から報告が上がっているみたいですね」
「なるほど……。既にもう、支援を受けられないかもしれない状況になっていた訳か。しかも、ヨナターク子爵は、魔族救済派であって、父さんは魔族排斥派であると思われていたって事なんだね。だから、何時支援を断られてもおかしくない状況であったと。カタリーナ姉さんはどう思う?」
「馬鹿だとしか思いませんわね。唯一の寄親と主義主張が違うのですから、馬鹿としか表現のしようがありませんわよ。それなら形だけでも魔族救済派になっておくべきでしょうに。普通に考えて、頭が悪いとしか思えませんわね。一応、魔族には農民として救済をしているように見せかけていたんでしょうが、扱いとしては、厄介払いをされていると見られていたと言う事でしょう? 形だけでも取り繕えば良いものを、わざわざ排斥しようとしているのですから、馬鹿だという評価以外にありまして? 私なら絶対にやらないですわよ?」
「まあ、そこは僕も同意見かな。自分たちの父親だけど、間違っているのであれば、正さないといけないからね。しかも派閥がちゃんとあって、寄親と派閥が違うだなんて思わないじゃない? 普通はあり得ないよ。どんな離間工作を受けてきたのかは知らないけど、それだったら、確実に僕がビューヘルム準男爵家の当主になる道は消えたと思っていいよね。これだけ魔族を重用している訳だし。そりゃあ目の敵にするよね。……でも、ヨナターク子爵家から縁を切られたらどうするつもりだったんだろうね?」
「そこで内戦の話に繋がる訳ですよ。内戦の内容は、魔族排斥派が積極的に魔族を排斥するために、内戦を起こそうとしているって書いてあるわけですよ。こっちとしては、好都合ではあるんですけどね。各所で魔族救済派と魔族排斥派が戦うらしいんですよ。しかも大規模に、ですって。こっちとしては、武勲を簡単にあげられると思うので、こんな都合のいい事は無いんですけど」
「そう? 男爵にしたいって言っているのは知っているけど、武勲が簡単に上げられるって、どう言う事? 内戦だって、立派な戦争なんだよ? どう考えても戦力を出さないといけないじゃないか。それが簡単だって……」
「いえ、簡単ですわ。私たちからすれば、こんなに簡単な事はありませんわね。コンラートは直ぐには思い付かなかったのかもしれないですが、ビューヘルム準男爵家は魔族排斥派です。つまり、グロドツギの森を出ることなく、武勲を上げられるのですよ。しかも、相手には情報も何も無い状態で、ですわね。唯一の寄親からの情報も無く、いきなり魔族救済派と魔族排斥派が争うんですもの。何も構えていないビューヘルム準男爵家を潰すくらいは、簡単に出来ると思いますわよ?」
「あー……。そう来たか。確かに簡単だ。しかも領地を全部落とせる訳なんだから、完勝と言っても良いだろうね。……クルト兄さんが治めるドルトに関しては、調略で落とせるかもしれないんだし、こっちにとってはいい事しかないよね。クルト兄さんが魔族について、どう思っているのかは知らないけど、オスカー兄さんとは相性が良くなかったからね。もしかしたら、魔族との関係で仲違いしていた可能性もあるのか……」
「クルト兄さんであれば、会話が可能でしょうから、内戦の事は話さずに、魔族についてどう思うのかとか、その辺の事を聞き取ればいいんじゃないですかね。オスカー兄さんとウルリケ姉さんについては、話をするまでも無いでしょうね。捕まえて、捕虜としてヨナターク子爵に持っていく方がいいんじゃないですか? それで、統治に関しては、こっちが行う事にして、ビューヘルム準男爵家を併合してしまうと。そうして大きくなれれば、かなりいい方向に行くんじゃないかなって思うんですけど、どうですかね? ついでに、お土産として持っていって、そのままヨナターク子爵家の内戦相手の所に援軍として駆けつけましょう。そこでも武勲を立てられれば、一気に男爵位に近づくと思うんですよね。いい計画じゃないですか?」
「良いわね。どうせオスカー兄さんやウルリケ姉さんは使い物にならないんですもの。父さんも母さんも同罪ですわね。追い出すのであれば、積極的に追い出して上げましょう。ドルトのクルト兄さんと、ハインツに関しては、様子見ですわね。まずは話をしてみましょう。離間計が成功すれば、勝率は一気に上がりますわ。ビューヘルム準男爵家の軍事関係は、ドルトが半分以上を占めているんですもの。そこを調略で落とせれば、話は早いですわね」
「俺もそう思う訳なんですよ。それをお土産に、ヨナターク子爵家の援軍に入ると。完璧な作戦じゃないですかね? こっちには狩人が沢山居る訳ですし、戦力には困っていません。この機にグロドツギの森を併合してしまって、勢力圏を大きくしてしまいましょう。そして、交易を盛んに行って、新しい準男爵家を盛り上げていきましょう。そうすれば、この領地の規模なら、子爵家だって夢じゃないはずですし。……まあ、子爵家の寄子が子爵家ってのもおかしな話だとは思うので、男爵家からは上がれないんでしょうが、規模としては、子爵家のクラスも十分に狙えると思うんですよ。そうじゃないですかね?」
「狙えるでしょうね。ですが、移民の問題があります。勝ち過ぎた場合、こちらに移り住む移民が居なくなりますからね。出来る限りは勝たないといけないのでしょうが、勝ち過ぎても問題が出てくるわけです。移民が居なくなれば、この領地が大きくなりませんもの」
「それは確かにそうですね……。規模としては男爵家クラスで止めておけって事なんでしょうか。まあ、それは何処まで勝てたのかで考えればいいですか。そうですよね? コンラート兄さん?」
「まあ、まずは勝つことに専念しないとね。負けることがあっては許されないから。その為には、新しい準男爵家を興さないといけないし、オスカー兄さんに早くビューヘルム準男爵になって貰わないといけないね。親子だからって、縁が切れているって考えればいいんだから。まあ、何とかなるんじゃないかな。出来るだけ早くに、ヨナターク子爵と会った方が良さそうではあるけど、オスカー兄さんに決まるまでは、待った方がいいんだろうね」
だろうな。まあ、色々と動きがある訳なんだけど、男爵位までは何とかなるとは思う。そのくらいはしてみせる。何というか、ビューヘルム準男爵家を落とすのには、コンラートが出て行ってもいいんだろうけど、ヨナターク子爵家の援軍には行けるんだろうか。俺だけで行って来いってなった場合でもいいんだけど、その時は、俺がヨナターク子爵に会わないといけないんだろうし、何とかコンラートを連れていかないといけないかな。俺だけじゃあ交渉が厳しいだろうし。




