表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/78

63話 20歳!

 カミングアウトをして、ほとんどの子が元魔法少女だとわかり、それはもう気まずいのなんの……そんな夏休みを過ごし、季節は移り変わって秋。

 今日は10月1日……そう、私、森野灯の誕生日です!


「おめでとうございます、灯」


「……おめでとう」


「ありがと〜♪」


 今日は日曜日で大学もお休みということで、目一杯輝夜ちゃんとブラッディに祝ってもらえるね。


「でももう20歳か〜。実感湧かないな〜」


「事件を起こしたらもう実名が出る。注意して」


「なんでいつかは犯罪を起こす前提なのさ……」


 でもまぁたしかに20歳というのは色々なことが変化する歳。ブラッディの言った通り、事件を起こせば名前が出るし、たばこも吸えるようになる。そして何より……


「まぁ1番はお酒だよね〜」


「……でもこの部屋に酒類はないけど、今から買いに行くの?」


 ブラッディの問いかけに、私と輝夜ちゃんは目を合わせてふふっと笑ってみせた。


「私たちはね、初めてのお酒は一緒に飲もうって決めたの」


「だから私の誕生日である11月7日まで待ってくれるんです」


「なるほど、灯と輝夜らしい」


 ブラッディも優しい笑顔になって理解してくれた。うんうん、持つべきものは理解ある友達だね。


「……というわけで11月7日までスキップ」


「ちょっと待って!? 誰に何を言ってるの!? 今日は私の誕生日なんだからもう少し祝ってよぉ!」


「……なるほど」


 だめだ、やっぱりブラッディはたまに理解できないことを言うね。


「というわけで私からのプレゼントです。開けてみてください」


「ありがと〜…………あっ! エプロン! それもこれ、手作り!?」


 輝夜ちゃんから貰ったものはエプロン。私のマイカラーと言っても過言ではない黄色をベースにした、可愛いエプロン。ところにより糸のほつれが見えるところがまた愛らしい。


「はい。あまり得意ではありませんが……灯のために頑張って作ってみました」


「ありがとー! 絶対汚さない! 汚さずに人生の最後まで使い続ける!」


「それではエプロンの意味がないような……」


 いつのまに作ってたんだろう。すごいな〜、気がつかれることなくプレゼントを作れるって。私が抜けているだけ?


「……私からはこれ」


「これは……『まんがダイヤきらきら展』のチケット……?」


 しかも3枚。

 ブラッディに確認するために見てみると、親指をグッと立てていた。これは要するに……


「あぁ、一緒に行こうってことね」


 ちゃっかり私の誕生日を布教に使いおって……まぁ、これはこれでいっか♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ