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45話 ありがとう文化祭

 友達とお話ししていたら1時間の待ち時間くらい一瞬で溶けて無くなり、ついにfelizのライブの時間になりました!

 一星広場にはもう多くのファンが押し寄せていて、ごった返している。felizは男性ファンより女性ファンの方が多いから、辺りからフローラルな香りが漂って来る。うん、なんか変態っぽいね今の。【スニフマリー】みたい。


「すごい人気ですね……」


「トップアイドルだともっとすごいよ! アップるとか12星座シスターズみたいなのが来ていたらここは戦場になっていたかも……」


「く、詳しいですね」


「もちろん私にとって1番のアイドルは輝夜ちゃんだよ♪」


「お、大勢の前ではやめてください……」


 照れちゃって。かーわい♪


「ほらほらイチャついてないで、来るわよ」


「「はーい」」


 鋏にたしなめられて、イチャイチャタイムは終了となった。まぁ家に帰ってから存分に再開すればいいよね!


 突然ステージに黄色と青のライトが当たり、大音量で音楽が流れ始めた。間違いない……ライブの始まりだ!


「一星大学の皆さん、こんにちわ〜♪ 私たち、felizです!」


「やぁみんな。今日は私たちのライブに集まってくれてありがとう。最高のライブにすることを約束しよう」


 金髪のアイドル、宮野明日香さんが挨拶をすると男女問わず歓声が。

 黒髪のアイドル、泉薫さんが挨拶をすると甲高い少女達の絶叫が響き渡った。うん、ファン層がわかりやすくてけっこうけっこう。


「それでは私たちのデビュー曲、『幸せのメロディ』と……」


「私たちの初アニメソング、『リリー・ティアドロップ』。二曲ノンストップでいくよ!」


 そう2人がステージ上で宣言すると、前列にいた精鋭達と思われる部隊が一斉に立ち上がり、青色と黄色に点灯するペンライトを装備した。えっ……なに? ガチ勢の中のガチ勢さんでした!?


「リリー・ティアドロップはリリーチルドレンの中でも滅多に無いシリアス回で流れる名曲。その曲を聴いて涙したものも多いという。私もその1人」


「どうしたの急に……」


 滅多に饒舌にならないブラッディがペラペラと解説を始めた。この子もこの子である種のガチ勢だね……。


「『夢に乗せるのは幸せのメロディ♪♪♪』」


「「「はい! はい! はい!」」」


 合いの手すご! あの中に入っていくのは無理だわ。輝夜ちゃんも鋏もユウもみんなちょっと引いてるし。


「『ティアドロップ! この世界で 苦しいのは 私だけだと 思ってた だけど今は 苦しくない そこに貴女がいてくれる……から』」


 ブラッディの推し曲になった瞬間、ブラッディが震えるほどに楽しんでいることがわかる。

 うん、ライブを見てみたいって言って正解だったかな。

 こうしてfelizのライブは大成功!

 私たちにとっての文化祭も、大満足で終了しました。

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