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44話 文化祭②

 5人掛けのテーブルで輝夜ちゃんと食べていたら、しっかり鋏もユウも合流してきた。よかった……文化祭編、完! になるところだったよ。


「ユウ、たこ焼きはどうだったの?」


「90点や! もう少しソースにキレが欲しかったな」


「そ、そうなんだ……」


 文化祭のたこ焼きなんだからたぶん激安スーパーのソースを使ってると思うんだけど……まぁいいか。

 まぁそれはそれとして……


「鋏さんはずいぶんと大荷物ですね」


 そう、鋏はリュックサックを早くも半分くらい埋めている! 何が入ってるんだろ。


「ミニゲームをクリアしておもちゃを貰ったのよ。妹たちへのお土産にしようと思ってね」


「妹……ならこれも持って帰るといい。ちゃんとブラッディお姉ちゃんからのプレゼントと伝えておいて」


 そう言ってブラッディはいつの間にか手に入れていたおもちゃを鋏に渡した。


「ブラッディ、いつのまにおもちゃなんてゲットしてたの?」


「……射的という屋台があった。動かぬ的に当てるほど楽なものはない」


 さ、さすが吸血姫さん。確か赤い弾丸みたいなものを撃ってたもんね。そりゃ屋台の射的くらい楽勝か。


「なんだか私たちだけ楽しみきれていないみたいですね」


「確かに。でも他3人が楽しみすぎとも言えると思うよ!」


 まるで地域の小学生たちのようにはしゃいでる。そっちの方がいいのかな、私たちは少し一歩を引きすぎたかも。


「灯が見たいライブまであと1時間やな、どこかお店に入る? それとももう席取っとこか?」


「んーーーー悩ましいね。みんなはどうしたい?」


「せっかくなんだからいい席で見なさいよ。席取り、行くわよ」


「そうですね。私も興味ありますし」


「リリチルファンとして、最前列で見たい」


 felizファンに1番嫌煙されるやつだよ、それ。と思ったけど口には出さなかった。

 みんなの言葉に甘えて、ライブが開催される一星広場に移動する。流石のメインコーナーだけあって、人でごった返していた。


「すごーい。もうこんなに……」


「felizが来るんだもん! そりゃそうだよ」


 トップアイドルとは言わないけど、そこそこ人気だしね。その証拠に前列の席はすでに埋まってるし。

 まぁでも真ん中くらいの席に座れたからいっか!


「feliz到着まで何しようか?」


「お話ししてたら自然に1時間くらい経つんじゃない?」


「毎回そうですよね」


「ほなこのライブが終わったらどこ回るか考えよ」


「……幼女、発見!」


 文化祭も中盤に差し掛かってきました。相変わらずな吸血姫さん以外はしっかりと文化祭の本筋を楽しんでいます♪

文化祭編に登場しますfelizが主人公の物語、『犬猿アイドル百合営業中』をどうぞよろしくお願いします!

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