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40話 ついに……

 長かった1ヶ月が経過し、ついにやってきました卒業試験!

 これに受かれば自動車学校も卒業です!


「長いようで、短かったね〜」


「こんな感じで大学生活も過ぎていくと思うと少し不安になりますね」


「……追いついてよかった」


 時の流れを案じる私たちと、とりあえず仮免落ちたところからの巻き返しに成功したブラッディとでかなりの温度差が生まれた。


「みなさーん! おはようデス!」


「マリーちゃんおはよ〜」


 そっか……今日で卒業したらマリーちゃんとはしばらく会わないことになるんだよね……。

 けっこう……いや、かなり仲良くなれたからこれからももっと遊びたいんだけど、他の市の大学に通っているみたいだから難しいかもね。


「卒業検定を受ける皆さーん。フロントまでお越しください」


 事務員さんの声に従って移動。さぁ、今回も一発合格取るよ!


「ヒヒッ! 森野さぁん……元気してた?」


「あ……や、闇宮さん。うん、元気だったよ。久しぶりだね」


「キヒッ! 私はずっっっっと見ていたけどねぇ……」


「え?」


 それだけ言い終えて闇宮さんはどこかへと消えていってしまった。今から視力検査とかやるけど、大丈夫なのかな。


 視力検査をパスして、組み分けが発表される。

 何と今回も闇宮さんと同じ班だった。運がいいのか、悪いのか……


 今回は私から運転することになった。

 運転するのは[星乃川市]の中心街。車通りはそこそこ多いけど、運転マナーが悪い人がいるとはあまり聞かないからそこまで怖くはないかな。


「よーっし、出発進行っすよ〜!」


 あ、今回も田中先生なのね。

 なんかもう安定していて、こっちには安心感を覚えるよ。一周回ってありがたい……ってやつかな?


 アクセルを踏んで、教習所の外へ!

 もう見慣れた運転席からの[星乃川市]の光景。うん、怖くない。怖くないよ〜!


 驚くくらいにあっさりと、卒業試験は終わってしまった。それくらい運転というものが、もう身近に迫っているという証拠なのかも。


「お疲れ様でした。合格者はメインルームのモニターで発表されるので上で待っていてくださいっす」


 というわけで仮免試験でも使ったメインルームへ。この緊張感にはまだ慣れないかも。


「それでは合格者の発表を行いまーす」


「ブラッディ、今度も落ちていたりして」


「……そんなことはない……はず」


 断定はしないんだね。

 そしてモニターに合格者の番号が掲示された。私の番号は……あった!


「やったよ! 合格だ〜!」


「私もです! やりましたね」


「やったデース!」


 さぁ、ブラッディは……?


「……ふぅ。あった」


 やった! これでみんな合格だ!


「合格者のみなさんは後日またここで筆記試験を受けてください。今日は行っていませんが、明日明後日なら開催していますのでお好きなタイミングでどうぞ」


 あ、筆記もここで受けられるんだ。まぁ広いしね、ここの自動車学校。


 さぁて今日は帰ろうとバスに乗り込む。その瞬間、外に闇宮さんが見えた。

 口パク? で何かを伝えようとしてる。なんだろ……


『さよなら……ハニーランプさん』


 それを読み取った瞬間、背中から汗が吹き出した。

 なんで……気のせい? いや違う!


 ◆


 あぁ〜あ、行っちゃったぁ。

 認識阻害……ヒヒッ! 愛を邪魔する悪いものだよねぇ。

 でも、人による愛の形は様々。私は騙せないよぉ。たぶん横にいた黒い子がネイベルナイトさんかな〜。きひっ!


「ふふ……またねぇ」

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