11話 私たち、楽しんでる!
私たちが[一星大学]に入学して……早いものでもう1ヶ月が経ちました。森野灯です。
「次の授業は……英語だっけ」
「ちゃんと宿題やってきたん? 灯って抜けとるところあるから心配やわ」
「ふふん! 頭のいい彼女と解いたからバッチリなのだ♪」
つまり輝夜ちゃんがいなかったらボロボロということなんだけどね。流石[一星大学]と言うべきか、9クラス……つまり下から2番目のクラスなのにそこそこ難しい。宿題の量も多いし。先生が美人なイギリス人だからいいんだけどね。あとユウもいるし。
「えー! 灯って彼女おったん!?」
「今更!? ……ってそっか。言ってなかったっけ」
そういえば後でいいやが続いて結局輝夜ちゃんのこと紹介できてなかったね。輝夜ちゃんの方にもユウのことは伝えてないや!
「どんな子どんな子〜? 写真とかあるん?」
「あるよ〜。ほらこれ」
「うわごっつ美人やん! はぁ〜よう灯と付き合ってくれたな」
「どういう意味!? まぁ……わかるけど」
輝夜ちゃんがぶっちぎりで綺麗すぎるしね。釣り合わないというのは自覚しているよ。
「あぁごめんつい綺麗すぎてな。気ぃ悪くしたら謝るわ」
「いいよいいよ。どーせ私は輝夜ちゃんほど綺麗じゃないですよーだ」
「へぇ……輝夜さんいうんか」
あ、スルーされた。まぁいっか。
「うん。ユウってお昼ご飯お弁当派でしょ? 私たちは学食で食べるんだけど、良かったら今日は来てみる? 輝夜ちゃんもいるよ」
「ほなお言葉に甘えて行こうかな。こないな綺麗な人なかなか見られへんで〜」
ふふん♪ 私の彼女が褒められて鼻が高いね! 輝夜ちゃんの方も鋏に関係を伝えたりしているのかな?
というわけで英語をテキトーに受けてお昼ご飯の時間に!
「その子は何学部なん?」
「法学部だよ。2号館前で集合してるんだ〜♪」
「ラブラブやな〜。お邪魔して大丈夫なん?」
「大丈夫だよ〜。いつもブラッディもいるしね」
「・・・うん。そういうこと」
「「うわっ! ビックリした!」」
いつのまにか後ろにブラッディがいた。1クラスは終わるのがいつも遅いから2号館前で待つのが習慣になっていたのに。
「今日は早かったね」
「宿題が少なかったから。ラッキー」
そんなことを話していたら輝夜ちゃんが出てきた。うんうん、やっぱりオーラってもんが違うね。もちろん他にも綺麗な人は多いけど輝夜ちゃんレベルの人はまずいないよ。
「輝夜ちゃーん!」
大きな声で輝夜ちゃんを呼ぶ。私の声を聞いて安心したようににっこりと微笑む表情が大好き♡
「お疲れ様でした。灯、その方は?」
「紹介するね。私の方で友達になった谷間優ちゃん。ユウって呼んであげて」
「よろしくお願いしますね、ユウさん」
「う、うん! よろしくな〜!」
ふふ……ユウも輝夜ちゃんのにっこりスマイルに悩殺されたみたいだね☆。あの美貌に落ちぬ女の子はいないのだ……!
「じゃあ挨拶もそこそこに食堂行っちゃおっか!」
油断しているとすぐに満席になっちゃうしね。
今日のメニューは私はカレーライス、輝夜ちゃんはサラダうどん、ブラッディは血、ユウはお弁当。
「いっただっきまーす!」
学食のカレーは安定して美味しい! いつかあの毎日限定10食グラタンも食べてみたい……! まぁお母さんのグラタンには劣るだろうけどね。
「灯はこの辺で暮らしているんやろ? 輝夜さんはどこで暮らしとるん?」
「ふふ……なんと私と一緒に住んでいるのだ!」
「え、ええっ!? ホンマ!?」
ビックリ仰天って感じのユウ。そりゃ驚くよね。
「へぇ〜……なんかエッチやなぁ」
「なんでさ! まぁ……否定しないけど」
「……灯、食事中ですよ」
怒られちった。そんな表情も素敵だけどね。
「今日会えて良かったわ。なかなかここまでの美人さんを見れることはないやろうからな。拝んどこ。あやかりたい」
ユウも十分可愛い方だと思うけど……。めっちゃ必死に輝夜ちゃんに向かって拝むユウ。面白い絵だね、これ。
「輝夜ちゃんって美人って言われても否定しなくなったよね」
「この前否定したら嫌味かと言われまして……どうすればいいんでしょう……」
あ〜あるよね、そういうの。難しい対応だね……でも……
「ニコッと笑って『ありがと』でいいんじゃない?」
「ちょっとハードル高いですよ……」
そうかな……輝夜ちゃんがそうしたって嫌な感じ0%だけど。事実美人だし。
「あ、もうすぐ授業始まってまうで!?」
「え……本当だ! 急がないと!」
そんなわけで……大学生活、楽しんでます!




