キャベツの苗うえました
ここ数年、陽気がおかしいということが増えたような気がする。まぁ、気象学者に言わせれば30年も前からおかしくなっていたらしい。そんな昔から気象の異常さに警告を発していた一人が、現在のイギリスの王様。今でこそ、流石先見の明がなんて言われているが当時は周りにも理解されいなかったとか。
今年の初め、カリフォルニアで山火事が起こった。当時は例年のことと聞き流して。ところが何日も情報番組で似たような映像が流され続けた。まさに対岸の火事どころか太平洋を挟んだ海の向こうのの話。お気の毒にとは思うけれど、お金持ちの国で起こったことと気にも留めなかった。結局山火事は24日燃え続け、雨が降ったおかげで沈下に至ったよう。
二月の下旬、今度は大船渡で山火事が起こったととのこと。こちらも同じような内容が何度となく繰り返されていて、いったい何が起こっていたのか理解不能になっていたころ、情報番組でようやく一通りの流れが紹介されていた。はじめに発火した場所から次々に風によって飛び火していたよう。テレビを聞き流していただけではわからないはずだ。
東日本大震災の時には山沿いにあったために被害に遭わなかった家が、今度は山火事で焼失とかなんともいたたまれない。昔からの言い伝えで、火事が起きた土蔵に大切なものをい折れて逃げろと言われていたとか。今回は土蔵まで焼け落ちていたとか。火災のすごさを物語っている。
ちょうど同じころ、日本各地で山火事が相次いだ。日本の山火事の原因の9割までが、人為的なものだとか。野焼きをしていて、茅葺屋根の文化財を燃やしてしまった人には刑罰はないのだろうかとも思たりする。
カルホルニアの山火事にしろ、日本の山化火事にしろ地球の温暖化が関係あるらしい。温暖化は気象の極かを招くらしい。気象の極は多雨と乾燥と強い風を起こす。アメリカではどうか知らない。けれど日本の場合、日本海側の大雪に太平洋側の極端な少雨。湿気がなくなれば、乾いた山は簡単に大火事になるとか。
家庭菜園にキャベツの苗を植えた。昨年作ろうと思いながら、父に馬鹿にされたので植えないでいた。その後あれよあれよとキャベツの値段が上がっていった。これなら父に馬鹿にされても植えておけばよかった。産地がかわっていけば、そのうちの値が下がるかと思っていればなかなか下がらない。原因を聞けば昨年からの産地の少雨あるらしい。
葉物野菜の高騰の中、畑の隅に植えた白菜とほうれん草には大変お世話になった。ダメもとでもキャベツを植えてみることにした。うまく育てば儲けものだ。
テレビを見ていると愚息が言う。
「農家のデモの話テレビでやらないの」えっそんな話があったの。デマかと思って検索してみれば、日本農業新聞の記事が掲載されていた。
今まで強い円で海外から安い食料を買い付けていた日本。気象が狂暴化し食料が安定的に収穫できなくなってきている昨今、弱くなった円でどうするつもりだろうか。自宅の家庭菜園で作れるものは栽培するくらいしか方法は思いつかない。




