40:はじめてじゃない手術見学!(ひえ~!)
途中でも感想くださるとうれションします
握手企画も終えた数日後。
俺は呪術師として街をパトロールし、通報のあった妖魔に対処していた。
そこで思わぬ強敵に出会った。
『赤ちゃんチンポも、いじればおっきくなるのだよ……!』
「ひぇっ!?(ひぇっ!?)」
相手は『知識マウントおじさんの妖魔』だ。
知識マウントおじさんへの呪詛感情が具現化した存在で、白衣を着たロバ耳男の姿をしていた。
おそらくは白衣は『知の象徴』。
そしてロバ耳は、禁忌の情報を拡散した『王様の耳はロバの耳』をモチーフにした感じか。
『生まれたばかりの赤ちゃんは、乳首をつまむと母乳が出るのだよ……!』
「ひぇっ!?(ひぇっ!?)」
最悪の敵である。
このようにして民衆たちに『アナルの奥には前立腺刺激が出来る部分があって……!』とか『唇と喉奥も実は性感帯で……!』とか、ろくでもない知識をばら撒いていたそうだ。
倫理を何だと思ってるんだ。
「きぶつじむざん!(お前は生きてちゃいけない存在だ!)」
俺は地を蹴ると、呪力操作技術『衝撃強化』で高速移動。
そのまま白衣ロバ男に殴りかかるが、ひらっと避けられてしまう。
そして、
『胸に豆乳を塗り込めば、男の子でもおっぱいが膨らむのだよ……!』
「ひぇっ!?(ひぇっ!?)」
ぎゃーッ、またろくでもない知識を押し付けやがった!!!
「くれは、はく、じぇいえーばんく……!(クレハさん、ハク、ミズホ、俺はもう駄目かもしれない……!)」
別に倒せない敵ではない。
無駄に素早い強敵だが、ならば『獣身呪法』で腕を白鯨に変えて周囲一帯ごとぶっ叩けばいいのだ。
だがしかし。
そんなことをすれば領地にも民衆にも被害が出てしまう。
『中国では、合意さえあれば近親相姦は合法なのだよ……!』
「ひぇっ!?(ひぇっ!?)」
くそっ、このままじゃ俺の脳みそがエロ知識図書館にされてしまう!
せめて相手の動きを見切ったり封じれる呪法があれば。
もっと手札があればと、そう思っていた、その時、
「ウタ様、助太刀いたしましょう」
どこかで聞いた女性の声が響いた。
「“統馭・唯識・我が統べるは禁断の檻”。解放『電操呪法』」
瞬間、十本の糸が白衣ロバ男に迫った。
『女性の性欲は四十代がもっとも強くッ!?』
「うるさい」
咄嗟にロバ男は避けようとするも、糸の一本が刺さった瞬間に動きが鈍る。
そこに次々と糸が刺さり、十本全て刺さった時には白衣ロバ男は動かなくなった。
って、この呪法は……!
「お久しぶりですね、ウタ様」
そして現れた美しい女性に、俺は思わず呻きかけてしまう。
「せ、せんきぜっしょう(ユキネママ様!)」
「うふふふふ。相変わらずなんて可愛らしい……♡」
現れたのはあの四条イラガの妻、ユキネママ様だった。
夫であるイラガの暴力に弱っていた可哀想な人だったが、ヤツが再起不能になるやチンポ潰して美少女に整形した危険人妻だ。
こわい。
「ひぇぇ……!(ひぇぇ……!)」
「あらあら。そんなに震えて、もしかしてオシッコ我慢してるんですか? 私がしーしーさせてあげましょうか?♡」
って御免被る!
このお人だけにはチンポをタッチさせちゃいけない!
『ウゥゥ……中南米国セントクリストファー・ネービスでは年齢に関係なく結婚できるのだよォ……!』
とその時だ。
白衣ロバ男がカス知識を吐きながら抵抗を始めた。
「あらあら」
そんな妖魔に優しく微笑むユキネママ。
しかしその目は笑っていなかった。
「ねぇウタ様。アナタに救われてから私、夢ができたんですよ」
「じょるの・じょばーな?(夢?)」
ユキネママ様が指を鳴らす。
すると、メスなどの手術器具をトレーに載せた銀髪オッドアイ巨乳メイド美少女・イラガ(整形済み)が現れた。
「こんるし~(久しぶりだな)」
「きっっっ!」
手を振ったら涙目で睨まれた。
なんかごめんね?
「この私の夢。それは、“腹立つ野郎を全員美少女にしてやること”でしてね」
えぇ……。
「そう決めてからは呪法が成長したようで、ふふっ、こんなことが出来るようになったんですよ」
複数の手術器具を手に取るユキネママ様。
そして白衣ロバ男の前に立つと、
「覚醒術式『自己操作・高速模倣』」
刹那、彼女の腕が超高速で動き出す。
そして絶叫を上げる白衣ロバ男。
全身を切り刻まれているようだが、何をされているんだ?
「いま私は、タイ人整形師の技術をコピーしています」
タイ人整形師の技術をコピー!?
「さらにその動きを五十倍の速度で実行しています」
タイ人整形師の技術を五十倍の速度で!?
「あ、股間も潰してと」
『ぎゃあああああああああああーーーーーーーーーーッ!?』
悶え苦しむ白衣ロバ男。
その姿はみるみるうちに小さく形よく変化していき、やがて身体が包帯で包まれた。
「ふぅ完成。妖魔は元々肉体の構造が自由ですからだいぶイジれましたね。さぁウタ様、『肉体再生』をかけてあげてください」
「ひぇぇ……!?(ひぇぇ……!?)」
この人に逆らったらいけない。
俺は内心ビクつきながら妖魔を癒した。
「はいありがとうございます♡ というわけで妖魔さん、私を苛つかせるとこうなるってことを鏡を見るたび思い出してくださいね~?♡」
くるくると包帯がほどかれる。
すると妖魔の姿は、白衣のロバ男から死んだ目の『白衣のロバ耳美少女』に変わっていた!
『に、人間は、恐ろしいのだよ……!』
「あぐねすたきおん……!(学べてよかったな……!)」
今日の出来事はしばらく夢に出るだろう。
俺はとりあえず『知識マウントおじさんの妖魔(美少女)(心が死んでる)』を優しく保護してやることにした。
よしよし。
「さてウタ様、些事も済んだことですし」
性転換手術は些事じゃないと思うんですけど……?
「私が会いに来たのは他でもありません。無断配信者を探して日々包丁を手に走っているミズホ様に代わり、『呪術人妻会』よりお願いをしに来ました」
呪術人妻会……ああ、ミズホがいつか作ってた人妻さんの知り合いグループか。
「実は横暴な夫に困らされているお友達がいまして。その家には多くの配下術師もおり、みな酷いのだとか」
ほほう、多くの配下術師とな……!?
「ふふ。ウタ様はもっと多くの呪法を奪いたいでしょう? そして私はクソ野郎どもを美少女にしたい」
――利害が一致するんじゃないです? と、ユキネママ様は微笑む。
「さぁ、『退魔七家』を落としに行きましょう」
・【第六章:爆誕、『特等赤ちゃん』】終了――!
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