19:はじめての妖魔討伐!(えいえいおー!)
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(↑そのへんの小説から奪った前書き)
術師登録試験の日はあっちゅーまに決まった。
どうやら俺VSイラガの動画を誰かが撮って拡散したらしい。
それにミズホは『うンぎゃーーーッ!? わたくしのウタを無断で撮るなんて許せねぇ殺すッッッ!』とか叫んで釘バット持って家から飛び出そうとしてたが、そこはメイドのクレハさんが羽交い絞めにして止めた。
まぁともかく、その映像を見た『呪術総會』のミズホの知り合いらしい人が、
“こんな危険赤ちゃん、一般人として野に放置しておくわけにはいかない”
と言いに来て、数日後の集団試験に俺は急遽ねじ込まれることになった。
ちなみにミズホは「ウタは危険赤ちゃんじゃなあああーーーい! ウタは優しいの言ったこと全部受け入れてくれるの! ママだけの王子様なの!」と狂乱してたが、そこはメイドのクレハさんが殴って止めた。
愉快な家になったものだ。
というわけで試験までの数日。
俺は落第して恥をかかぬよう、実践訓練をすることにした。
「ごるふぼぉる(うし、『妖魔』討伐依頼受けるか~)」
◆ ◇ ◆
というわけでやってきました山間の村落。
四条家の管理する土地の一つだ。
「かれはない(自然豊かだなぁ~)」
場所は埼玉の秩父山中付近である。
東京から車二時間くらい転がすだけでこんな田舎に来るんだからすごいよなぁ。
「えへへ~ウタとデート♡」
「奥様、私もいますよ?」
「なんでいるのよ」
「二人っきりにしたら絶対手を出すからですよ……」
ちなみにミズホと和服メイドのクレハさんも一緒だ。
俺的には呪力パワーで一人で行ってもよかったのだが、ミズホが、
『じぬ~~~~~~!? ウタの吐き出した二酸化炭素入り空気しかママ吸えないから、離れすぎたらじんじゃう゛~~~~~~!!!』
とバタバタ痙攣するから、連れてきた。
「しすてむしょうがい~(ミズホはシュールだなぁ)」
「“やれやれ”って顔で済ませないでくださいウタ様。マジでこの毒女の存在はガチ否定したほうがいいですよ?」
そんな風に三人仲良く話しながら、村の中に入っていく。
すると、
「ぁ、アンタたちが四条イラガ様の代行で、妖魔を狩りに来てくれた人かい……?」
よぼよぼのお爺さんが声をかけてきた。
俺たちのこと待ってたっぽいし村長さんかな?
「わっ、ウタ以外の男性だ!? ウタガード!」
「奥様、ウタ様を顔面に張り付かせないでください。――申し遅れました、私たちは大文字家の呪術師たちです。四条家とは、まぁ、信頼厚き関係のため、助っ人で参りました」
半分嘘である。
四条家の代わりに討伐依頼を受けに来たのは本当だ。
が、そもそもそうなったのは、俺がイラガをぶっ飛ばしちゃったからなんだけどな。
信頼とか皆無だよ。
「は、はぁ、そうですか。……なにはともあれ助かります。ウチの村はこの通り、寂れてましてね。上納金もろくに払えないゆえ、四条様には長らくほったらかしにされてたのですわ……」
ユキネママ様から聞いていた話だ。
当主のイラガは知っての通り性格がアレなため、金払いのいい土地ばっか守ってたそうだ。
困ったやつだぜ。心と性器改めてこい。
「ウタシールド!」
「奥様、ウタ様の上着に顔つっこまないでください。伸びます」
「ちっちゃいおへそ発見! かわいー!」
「聞けよ。……はぁーー……この奇人のことは置いておいて、仕事の話をしましょう」
クレハさんが取り仕切ってくれる。
出来る人だ。
「さて、アナタが村長でよかったですね?」
「は、はいそうです」
「では村長。この村付近で出る妖魔について、詳しいお話を聞かせてくれますか?」
「ッ!?」
問いかけられると、村長さんが震えた。
「ぁっ、アレは、女の姿をした妖魔です。今は廃神社に住み着いていて、毎月……村人の血肉を献上するよう言ってきて……!」
拳を握る村長さん。
よく見れば彼の人差し指は、欠けていた。
「呪術師様がた。どうかあの妖魔を、あの『五本の尾が生えた女』を、討伐してくれませぬか!?」
・小説家の「一ノ瀬」様から当作品にオススメレビューをいただきました!
社会問題発言と近親毒女で9割構成されたこの作品を低年齢層が見る確率上がるやんけ~・・・!
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