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episode20 【廊下】 波乱の予兆!



 規模も大きければ生徒人数も多いこの学園では、清掃時間に手持無沙汰になる生徒も多くない。だらだらとクラスメイト達がだべっている中、粛々と眼前の窓ガラスを拭く。

 ガラガラと開け、外側も拭こうと手を外に突き出そうとすると、

「あなたなにをやっているの!? そのゴミ袋をこのままにしておくつもり?」

 棘のある語調が外から聞こえてきたので、驚いてふきんを落としそうになる。恐々と窓の縁に手をかけながら、覗き込むように見下ろすとそこに居たのは想像通り御巫さんだった。

 わざわざ藪をつついて蛇を呼び寄せるようなマネをしなければもっと楽に生きれるのに。

 あれで結構Aクラスの人望は傍目からみれば厚いような気がする。合理的思考を持っている人間には、ああいう的確な指示を聞くだけで、物事がスムーズに進めば言いという考えなのかもしれない。

 だけど、今度の蛇は明らかにいままでとは違っていた。

 目を瞬かせながら見直すと、喧嘩を売った相手はEクラスの人間。危険人物の多いと囁かれるDクラス以上に異質なクラスゆえに、誰もが腫れもの扱いしているEクラスに声をかけるなんて正気の沙汰とは思えない。

 しかも、よりにもよってあれはEクラスのクラス委員。普段から全力で凶悪なクラスの話題を避けている智恵理でも知っている。有名どころの相手じゃない。

「ちょっと、聞いているの!?」

 キレ気味に言い募る御巫さんもどこ吹く風の彼女。

 このままじゃまずいと思った智恵理は、急いで廊下を走ってゴミ置き場へと向かう。

すいません、短いですね。次は文章長くします汗

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