海軍 原子力潜水艦
SSN-401、402、403
満載排水量:9,000t
全長:170m
全幅:13.0m
吃水:10.9m
原子力ギアード・タービン推進式
水中速力:推定30ノット以上
装備:533mm魚雷発射管 8基
SSGN-404、405、406「後期型」
同型艦のためサイズ、機関などは同じ
装備:533mm魚雷発射管 6基
また無人潜水艇の使用も可能
【二-401型原子力潜水艦】は日本海軍が運用する最新鋭の攻撃型原潜である。
本艦のコンセプトはずばり、「艦隊の護衛」にあった。いままでの通常動力型潜水艦ではその任務には到底参加できるほど余裕はなかったし、なにより通常型では日本艦隊の戦闘時の速度である30ノット以上で動くには無理があったからだ。
そして日本海軍が目を付けたのがこの攻撃型原潜である。
日本はいままで、原子力船「陸奥」や、通常型の潜水艦を改造して生まれた初の原潜である【二-301型】の就役など、一応のノウハウはあった。だが、日本はその後の軍事予算削減やあまりの運用コストがかさむこと、当時の日本の技術力の低さによる故障の頻発などに嫌気がさし、運用をやめていたのだ。
だが、技術力の向上や求められる任務の複雑化から、ついに日本は再び原子力潜水艦を復活させることが決定したのだ。
日本はこれを建造しようとしたが、とある壁にぶつかることとなる。それは経験の不足であった。
一応は建造ノウハウはあったものの、あくまでもそれは改造であり一から建造するには何もかもが足らなかったのだ。
そんな時、ある国から連絡があった。それはアメリカであり、『バージニア級原子力潜水艦』の建造技術を提供する、というものであったのだ。
これには日本は大喜びであったが、それと同時に提案されたとあるものに頭を悩まされた。それは通常動力型潜水艦の建造技術とのバーター取引だ。
アメリカは当時、原子力潜水艦ばかり建造しておりもはや通常型の建造ノウハウは消滅しかかっていたのだ。日本が原潜の技術を欲しがっている。ならばこちらの技術やノウハウを輸出して、日本から通常型の建造ノウハウをもらおうじゃないか――――そうした思惑からの取引であった。
日本も技術と建造ノウハウがもらえるなら、とこれに同意。両国はそれぞれ最新の技術と建造ノウハウを交換し合った。
これによって、ついに日本は建造が成し遂げられたのであった。そうして生まれたのが、この【二-401型原子力潜水艦】であった。
そして、あとは流れるように物事は進み、2005年に1番艦が建造され、2022年まではに6隻も建造された。そうして全ての二-401型は純然な攻撃型原子力潜水艦として運用されたのであった。
だが、《転移》後である2026年に行われた日本軍による戦略的評価によってこの潜水艦はあまりにも過剰戦力であるとの決定を受け、4番艦から6番艦を艦隊の護衛任務から限定的に外し、攻撃型源泉であると同時にかわりに魚雷搭載数と門数をへらし、その空いた部分に特殊部隊が主に使用する無人潜水艇のプラットフォームが増設されることが決定したのであった。
これにより、日本軍は今まで行っていた通常動力型潜水艦による特殊部隊の潜入任務において、速度の出るこの艦がこういった任務を代替して行うことによって戦術的な機動性が大幅に増えることとなり、日本軍の特殊部隊における特殊任務の成功率がさらに上がることとなるのであった。
めっちゃ修正しました。




