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もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アリッサ8才

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他の転生者と話をする

 村を見て回る。

 ちなみに、前世が私と同じ"地球"という星の"日本"だという人とは、なんと1人しかいなかった。40代くらいの女性だ。

 あとは南米出身の人と、オーストラリアの人と、インドの人。

 その人たちはみんな男性で、30才以上だった。オーストラリアの人なんて、かなりおじいちゃんだと思う。

 で……みんな、前世は50から60くらいまで生きていたらしい。

 おかげであんまり、前世のことで話の合いそうな人がいない。

 んんー、残念。

 それにしても今世で外国(?)の人と出会うって、なんていうか不思議な感じ……。どうしてだろう、地球からの転生者って日本人しかいないって思い込んでいたよ。

 そうそう、元日本人の女性からは

「まあ!あなたは10代で事故に遭ったの?それは……お気の毒に……。きっと、前世のご両親はとても悲しまれたでしょうね」

と、言われた。

 考えてみれば、私は前世は高校生で死んだし、今世もまだ10才になっていない。同じ転生でも、私はまだ"大人"を経験していないということだ。

 だからだろうか、この村の転生者とは、感覚がだいぶ違うような気がした。

 そもそも、みんな私ほどあっさりと転生の事実を受け入れていない。

 そりゃ、そうかも……?

 私があっさり"転生"を受け入れたのは、前世のマンガの影響だ。しかもマンガのせいで"きっと悪役令嬢だ、断罪を回避しなきゃ!"なんて考えていたんだから……この村の人たちとは違って当たり前よねぇ。

 もし、私が転生モノのマンガを読んでなかったら、どうなっていたんだろう?

 ま、今さらそんなこと考えても意味はないけどさ。


 なお。

 案内人のフルバードさんによると、この村以外にも数人、転生者はいるらしい。

 特殊な技術や知識を持っていると、国の役人になったり、自分で商会を作ったりして、帝都に住むようになるからだ。

 別に、転生者は必ずこの村に住まなければならないワケではないらしい。

「ですが帝都に住んでいても、皆さん、時折この村へ来られるようです。渡り者同士で話をすると、記憶が甦りやすいそうで」

 ふうん、そうなんだ。

 まあともかく帝国では、転生者が特別な技能を持っていなくても(もっとも、そういう人の方が多い模様)、国が一生面倒をみる特別待遇をするらしい。

 三代皇帝が昔にそういう風に定め、その後もイーザさんが転生者の面倒をみていて、要望などを細かく聞いてくれるため……かなり良い暮らしなんだそうだ。

 そのせいで、たまに貧しい農民の親が、「この子は渡り者なんです」なんて虚偽の申告をしたりする事件も起こるとか。

 へええ。

 前にウォーレンさんから、転生者は一か所に閉じ込めていると聞かされたから、不安だったんだけど。

 そうじゃないんだね。

 ウルの言った通り、ってことかぁ。

 ちょっとホッとしたかも。だからって、私は帝国に移住しないけどね!

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― 新着の感想 ―
いつも楽しく読んでます!(前話を読んでたと勘違いしてた) 大きな差別とかされてなくてひと安心だよね~ 若いからこそ考えが柔軟に対応できたのかもね〜 大人としての生活と常識を身につけると、固まった常…
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