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もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アリッサ5才

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予想以上に好評でした!良かった~

 バザーの結果は、上々だった。ほぼ、完売。

 私も売り子でがんばったので、すっごく疲れたよ~。

 そして予想通り、端切れは大好評。特に華やかな色の布はあっという間に売り切れた。上質のこういう端切れが出回ることはほとんど無いらしい。気が付けば年配の女性も参戦していて、激しい戦いが繰り広げられていた。なんだか前世のセールを思い出すわ……。

 うーん、こんなに端切れが人気なら、今度、王都へ行ったとき、あちこちの貴族から古着を買い取ろうかしらん……。公爵家の娘がそんなことしたら、お父さまに怒られるかしら?

 一方、集まった子供達には紙芝居を披露したのだが、それも好評だった。

 紙芝居の内容は、桃太郎だ。もちろん、桃太郎はこの世界風にアレンジしている。退治するのは鬼ではなく魔物だし、お供も雉・猿・犬ではなく、カラス・リス・犬である。なんだか弱そうなお供だが、身近な動物が私にはよく分からなかったからだ。そうそう、流れてくるのも桃ではなくカボチャにした。で、割ったら男の子が生まれたという始まりは、大爆笑だった。これから怖くてカボチャを割れねぇよ!というツッコミの嵐。

 ……今まで普通に桃太郎を受け入れてたけど、確かに変よねぇ。

 そのあと、数字をみんなに教えた。1はこういう文字です、2はこういう文字です、というように。

 で、1から9まで書かれたカードを地面に散らばらせ、足して10になるようにカードを2枚取って!とか、3枚取って!と指示する。

 最初は全然できなかったが、上位3名にはお菓子がもらえるとなると、どんどん真剣さが増し、最後は大盛り上がりになった。1桁くらいなら、小さい子でもさっと計算できるようだ。“文字”は見慣れなくても、覚えてしまえば早い、早い。

 またこのゲームで遊びたいと言うので、では、来週の午前中に神殿で開催すると宣言した。ゲーム自体が珍しくて楽しいようなので、お菓子で釣らなくても問題なさそう。

 うん。ドキドキしたけど……遊びながらの学習、いい感じに進みそうじゃない?

 次は、身近な果物や野菜を文字で書いて、カルタにしてみようっと。

 そういう風にして文字や数字がみんなに浸透したら、リックやテッドを教師に任命して、もうちょっと高度な勉強も広めていくつもりだ。ただ、強制するわけじゃないので、どこまで実現できるか分からないけどね。

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