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小説の書き方!!私的メモ  作者: 岸田四季
インタビュー
33/34

青空白雲さんに突撃インタビュー!!

 今回は普段から交流のある、青空白雲さんにインタビューさせて頂きました。現在は「世界を廻すモノ」、「煌夜のキセキ」などファンタジーを中心に連載しています。他にもギルドという短編小説も書いています。

 それではいつも通りの……と言いたいところですが、一個質問を追加してみました。

 あ……どん引きするくらい本人です。


・今書いている小説を書くようになったきっかけは何ですか?

 きっかけは伊坂幸太郎さんの小説の伏線の素晴らしさに感動したことですね。「何これ、こんなところでアレがくるとか!」みたいなw

 あとは岸田さんの『魔術の原理―原書』ですね。いや、お世辞ではなく(笑)

 バトルシーンと魔術に原理があるって所に「ああ、そんな考え方もあるんだなー」とか思ったりw

『ウィザーズ・ブレイン』もそうですね。

 まあ色んな事の積み重ねで書くに至りました。


 伊坂幸太郎さんは本屋大賞も受賞していますし、是非読んでみたい作家さんの一人ですね。確か「重力ピエロ」という作品が映画化されてましたよね?

 何か『魔術の原理』という文字が見えますが、自演じゃないですよ? ホントですよ? 信じてください。自分でも若干恥ずかしいのです(笑)。正直言えばニヤニヤが止まりませんけど。


・小説を書くときに心がけていることは何ですか?

 心がけ……んー何か一つでもいいからテーマ(読者に伝えたいことや、自分の自己満足)を決めることですね。

 何か一つでもテーマを決めれば書いた後に読者に「そうだと思ってました」とか言って貰えると嬉しいですしw

 なんとなくその小説が意味あるモノに見えてきます。

 あ、でも作品をないがしろにはしないようにしています(当たり前ですが)。

 例えば、物語の種類が『戦記』で「平和の大切さ」がテーマだったとして戦わずに「平和は大切です!」何て白けますし本末転倒なので、しっかり戦わせてから「平和は大切」というテーマを流します(ホントに当たり前のことですけど)。

 あとは、文章です。

 俺だけかもしれませんが、書きたい所だけ濃密にして他は少し疎かになってしまったり……。

 自分の中では原案が出来ていて、小説の内容が(裏設定なんかも含めて)自分は分かってますから、文章に起こす時やっぱり100伝えられないんですよねw

 だから、小説を書いたあとは文章力を上げようと自分の小説を読んでから別の作家さんの小説を読んだり……軽く鬱になりますけど糧にはなるような気がしますw

 あれ? これって小説を書く時か……? (違うわバーカと思われたならカットでお願いしますw)

 あ、あとは比喩の使い過ぎには気をつけてます。

 比喩ってやっぱり強調する所だけにしないと、読者に鬱陶しがられる危険性も孕んでますからw


 テーマはやっぱり重要ですよね。自分も最低一個は入れるようにしています。自分では分かってても読者に伝わっていないことがよくあるので難しいところですよね。

 確かに比喩なども使いようによっては鬱陶しいと思われるかもしれませんね。


・更新はどのくらいのペースでしていますか?

 早い時は一日おきで、遅い時は十日くらいで……まあ気まぐれですね。


 やはり自分で周期を作る方がいいですね。自分は一ヶ月二ヶ月空くことが多々あるので……。


・好きな小説は何ですか?(プロでもアマでもかまいません)

 『マリアビートル』『重力ピエロ』『ラッシュライフ』『陽気なギャングは地球を回す』『死神の精度』

 『いぬかみっ』

 『魔術の原理』

 『ウィザーズ・ブレイン』

 『鋼の錬金術師《小説版》』


 本当に伊坂幸太郎さんが好きですね(笑)。異物が混ざってますが自演ではありません。断じて!

 そんなことより鋼の錬金術師に小説が出ていたなんて初めて知りました。


・プロットはどのように書いていますか?

 構築というのが、自分は相当苦手でプロットはホントに無理です。

 まずは起承転結で『いつ何の情報を書く』とか、『登場人物に何をさせる』とかを大まかにプロットに書きます。

 それから「ここでこの情報入れて盛り上がるか?」とか、「アイツとコイツをぶつける以上に盛り上がる組み合わせってあるかなあ?」とか、「コイツとコイツは絶対に会わせないといけないから盛り込んだけど、不自然だなあ……」とか悩みに悩みぬきます。

 で。

 大抵は考え付きません。

 素材は考えつくんですけど、組み合わせて料理にするのはもの凄く苦手なようです。

 最後の場合は大抵、「登場人物の弱点はこれだからこれを活用して会わせよう。これだったら無理もないだろ」となりますね。


 一度青空さんの小説の世界観のについてお話ししたことありますけど、プロットが苦手とは思えないほどしっかりしていましたね。発想がとにかく奇抜でした(笑)。


・ストーリーはどのように構成しますか?

 まずは出発点から終着地点までの『行き道』を作りだします。

 それは男の子と女の子が出逢って結ばれるとかそういう大まかな流れですね。

 それから出発点と終着地点、そして一番大事なところを作ります。

 それから『必要な情報をいつ入れるか』『登場人物をいつ出すか』『登場人物に何をさせるか』というどこで何の買い物をするか、ということを考えます。

 まあ登場人物たちが勝手に買い物を拒否したり、店(作品)に無い食べ物を勝手に作りだしたりするので困りますねw

 なので出発点と終着地点、あと自分で作ったテーマさえ外さなければ万事OKですw

 そう思うことにしています!

 構成は『煌夜のキセキ』で完璧に作りたいなあと思います。


 テーマさえ外さなければ万事OK、というのには大賛成です。誰が言ったか忘れましたが、有名な方で「プロット通りになった作品は駄作だ」というのを聞いたことがあります。テーマに沿って作者の意図しない展開にキャラクターたちが動いてくれる、というのが理想なのかもしれませんね。


・次の回答者に聞きたいこと

『小説の質を上げるためにしていること』でお願いします。


 今回から追加した新質問です。次回の回答者様に青空白雲さんからの『小説の質を上げるためにしていること』という質問に答えてもらいます。ちなみにまだ未定です。

 次回もその次回の人に向けての質問を考えてもらいます。是非やってみたいという方がいらっしゃいましたら、メッセージでもコメントでも何でもいいので連絡ください。


 青空白雲さん、ご協力ありがとうございました。

 質問は次回の方にちゃんと回しておきます! ありがとうございました。


 次回もお楽しみに!(アンケートを受けて頂ける方を切実に募集しています)

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