立川マナさんに突撃インタビュー!!
今回はnakonokoさんからの推薦で、立川マナさんにインタビューしてきました。現在は「終焉の詩姫」という恋愛ファンタジー小説を連載中の作者さんです。
では、いつも通りの質問をさせて頂きました。
あ……テラ本人です。
・今書いている小説を書くようになったきっかけは何ですか?
現在、「終焉の詩姫」という長編ファンタジーを執筆しております。もともと、古代文明や神話、宗教に興味があり、昔から趣味で調べたりしていたので、それを組み入れた、現代もの恋愛ファンタジーを書きたい――と思ったのがきっかけですかね。己の趣味を全てぶちこんだだけ……かもしれません。
もう一つは、実際に起きたある出来事です。それに関してニュースや周りの意見を見聞きしているうちにある疑問が浮かび、小説でそれを表現したい、と思いまして。
自分も神話やら宗教やらは大好きです。まあ、信じてはいませんが(笑)。作り話としてみれば本当に良くできた話なんですよね。信じたくなっちゃう気持ちも分かりますね。
ある出来事……とても気になります。
・小説を書くときに心がけていることは何ですか?
感情移入……ですかね。拙作は、一人称、三人称がいりまじるので、一人称のときは書く前にキャラクターになりきります。どういう過去でどういう性格をもったキャラなのか頭の中で整理して、その人物になりきって書き出します。で、書いている場面でどういう心境になるかをキャラの立場になって想像……というより、計算するわけです。
かなり集中してなりきるので、もはや憑依ですね(笑)これが失敗すると、全く執筆が進みません。
それと、テーマを曲げないことです。このテーマだ、と決めたら、たとえプロットが途中で変わろうがなんだろうが、テーマだけは絶対に変えません。テーマを最初から一貫させていれば、話がブレまくって破綻……なんてことはないと信じているので。確証はありませんが(笑)すみません。
憑依ですか……スゴイですね。自分の場合は完全に作者として書いてますね(笑)。
自分もせめてテーマだけは変えないようにしています。ただでさえ不安定なものをテーマまで変えたら大変ですからね。
・更新はどのくらいのペースでしていますか?
ほぼ毎日ですかね。なんだか日課になっていて。
毎日更新、スゴイですね。昔を思い出します(泣)。
・好きな小説は何ですか?(プロでもアマでもかまいません)
実は、本はあまり読んだことがないんです。今までの人生の中、十冊もいかないのではないか、と(小中学校で強制的に読まされたもの以外だと)。
小野不由美先生の「十二国記」シリーズは何冊か読んでいます。読んだ作品は全てお気に入りです。作品にこめられているメッセージがすばらしいです。それと伊坂幸太郎先生の作品も数冊。中でも「オーデュボンの祈り」は独特の世界観でかなり衝撃的でした。
本をあまり読まなくてnakonokoさんのお墨付きがもらえるんですか……羨ましい(笑)。
「十二国記」って昔アニメでやってましたよね? 小学生の時見てた記憶があります。
友達に30回ほど勧められていますが伊坂幸太郎先生の作品は一度も読んでいません。そろそろ読みます。
・プロットはどのように書いていますか?
まずは最後を考えます。そこに至るために、登場人物がどういう過程をたどってどんな成長をしていくのか。それを考えつつ、プロットをたてます。
といっても、最初は大まかな流れを頭の中で考えるくらいです。冒頭と結末をつなぐ「必ず必要なシーン」を考えておいて、そこに至るまでを埋めていく感じですかね。
実際にプロットといえるものをたてるのは、行き詰って整理が必要になったら、です。シーンごとに短い要約を実際にワードに打ち出して、その後の流れを把握しています。「箱書き」のまねごとですね。中には、会話だけの文章を並べることもあります。
実際に書いているうちにプロットと違う話になったりしますが、そのときはプロット完全無視でそのまま突き進みますね。で、行き詰ったらもう一度新しいプロットをたて……といった感じです。
要所要所でプロットをたてる、ということですか。確かに最初から最後までを書き通したプロットでなく、小回りがきくので良いかもしれませんね。参考にさせて頂きます。
・ストーリーはどのように構成しますか?
まずは、思いつきですね。このアイディアでいこう! と思いついてから、テーマを考えます。この時点でテーマが思い浮かばなかったら、大抵そのアイディアは断念します。アイディアとそれにあったテーマ。私の場合、どちらかが欠けるともう書けないんですよね。
テーマを決めたら、それにあったストーリーや舞台、登場人物を設定します。細かいことは置いといて大まかな流れが決まったら、プロットづくりにはいり……あとは、前の質問です。
テーマがないと断念するんですか。こだわりがあって良いと思います。
似たような質問をして申し訳ありません。
立川マナさん、ご協力ありがとうございました。
プロットのたてかたやテーマへのこだわりなどとても勉強になりました。やはり、こだわりこそが良作を生むのではないでしょうか?
次回もお楽しみに!(すでにインタビューしています)




