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小説の書き方!!私的メモ  作者: 岸田四季
インタビュー
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ふぇにもーるさんに突撃インタビュー!!

 今回はふぇにもーるさんにインタビューしてきました。あ、更新日を見てもらったら分かる通り、お久しぶりです。

 ふぇにもーるさんは現在連載中の「イノセント・ランド」をはじめ、たくさんの短編小説を書いている作者さんです。

 それではいつも通りの質問をさせて頂きます。

 あ、紛れもなく本人です。


・今書いている小説を書くようになったきっかけは何ですか?


 長編をメインに、気まぐれに短編を書きます。

 イノセント・ランド:昔書いてたファンタジー二、三作品の設定を使ったリメイクです。私の書く最後のファンタジーとして、集大成を書いてみたくなりました。割と普通な話です。


高橋さんシリーズ:シュールをコンセプトにしてる短編です。本名は高橋千奈美さんです。汎用キャラなので以降もチョイ役で色々出てます。


ひなたシリーズ:一応メイン長編。といってもまだ一作だけ。続編は誠意執筆中です。現代テロリズムSFが書きたくなって。スピード感重視です。女子高生物ですけど、恋愛メインじゃありません。


 これだけバラバラなジャンルをやってるってすごいですよね。自分なんてエセファンタジーとエセSFしか、書けませんよ(笑)。


・小説を書くときに心がけていることは何ですか?


 とにかく、ストーリーに意外性・灰汁の強さを重視します。人と同じことやっててもただの二番煎じなんで。結果として知らない誰かの真似になったとしてもそれは仕方ないんで、「自分はこんな話読んだことが無い」っていうシナリオを作るよう心がけてます。

 人物を書く上で人間を自然に動かすためには、欲望に忠実にさせるのが一番だと思ってます。人の底にある行動理由は、欲望か愛のどちらかです。

 無駄に媚びたサブキャラは作りません。男に媚びる女とか書いてて嫌なんです。


 意外性、アクの強さ、どちらも大好物ですね。自分でもかなり捻くれた性格だと自負しています。王道だとちょっと不満が残るんですよね。自分も「読んだことのない話」を心掛けるようにはしています。出来ているか不安はかなりありますが……。

 欲望に忠実が一番。話が合いますね。欲望こそが人間だとまで思っているくらいです。


・更新はどのくらいのペースでしていますか?


 一週間に最低一度は更新するのを目標にしてます。でも間隔空けすぎてあまりに読んでいただけないのもなんだか悔しいんで(笑)。最近は三・四日で更新するのを少しがんばろうかなって思ってます。


 自分は、最近週一すら守れていない気がします。ペースを保つって結構大変なんですよね。


・好きな小説は何ですか?(プロでもアマでもかまいません)


 ダニエル・キイス先生の「アルジャーノンに花束を」です。

特に最後の二行は、心がすごく痛みました。


 皆さん海外の作品も結構読んでいるんですね。自分は全く知りません。アンデルセン童話が限界です(笑)。


・プロットはどのように書いていますか?


 あまり細かくは作らないです。書いてて大幅に変えちゃうことが多いんです。本当に大まかです。

 プロットというより、その章における目的を明確にしただけの加減なのを勝手にプロットと呼んでいたりします(冷汗)。後はその目的にどう持ってゆくか書きながら考えます。

 何章仕立てにするか大体の文量に目処を付けます(長編なら二十万文字~三十万文字くらい? と)。

 だいたい五章くらいの構成にすることが多いので……(五章仕立てだと何章がどの辺りとか分かりやすいから)。三章や終章(五章)辺りに転をもってくる構成で考えます。

 自分ルールで転に種類を作ってます。小転(普通の転より弱い)、転(普通の)、大転(クライマックスにもってくる最大の見せ場)。

 プロローグ→一章(起・承)→二章(承・小転)→三章(転)→四章(承・小転)→終章(転・大転)→エピローグ


 小転、転、大転、面白い分け方ですね。確かにこれなら整理しやすそうですね。今度試してみます。


・ストーリーはどのように構成しますか?


 最近は現代SFに力を入れてるんで、そっちの話しでいきますね。

 最初は普通に見えるけどだんだん壊れてゆく感じ。それか、普通に見せかけて突然ぶち壊れる感じ(笑)。

 二パターン使ってます(どっちみち壊れんの? って。あはは)。

 プロローグで引き込むことが大事だと思うんで、どこか異質な書き方から始まったりします(ひなたの話は日記で始めました)。

 基本的には主人公の成長物語を書くんですけど、だいぶひねくれさせます。周りの世界そのものが壊れてゆくのを弱い主人公が必死になって守るんですけど、困難極まりない。それを乗り越えた時が主人公の一番吹っ切れる時なので、終章で爆発させます。

 終わりの展開はあらかた考えておきますけど、細かいところは書く時までおあずけにします。

 主人公が終わった後どうなるのか、書き終わってから考えるようにしています。


 壊れるんですか(笑)。普通じゃないもの好きの自分にとっては嬉しい話ですね。

 プロローグは重要ですね。変な始まり方というのは読者にかなりのインパクトを与えるので有効な手段ですよ(笑)。


 ふぇにもーるさん、ご協力ありがとうございました。

 小転、転、大転という新しいものを知ったのでとても勉強になりました。これは自分で考えたものですよね? どちらにせよ、ありがとうございました。


 次回もお楽しみに!(このくだり久しぶりにやった)

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