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30話 体育祭の選手選び②

29話後の選手極めの話の続きです。

短い話になって申し訳ありません。

 小室先生が去った後も、クラス内では体育祭の選手決めが行われ、

浩平達が候補者を選び、その候補者の中で、選手を決めていくこととなった。


 運動部の部活動をしている生徒で、足の速い生徒は、午後からのリレーに収まった。

クラスの中でも足が速い者を基準として男子200mが選ばれていく。

一番候補者選びが難航したのは二人三脚と障害物競争と借り物競争だ。

この3つの競技に出る候補者達は皆、それほど足も速くなく、平凡な生徒が多いため候補者が集中した。

男子もそうだが、女子も同じように、この3競技で揉めている。


 障害物競争も借り物競争も運に左右される競技である。

運さえよければ自分達でも1位を狙える可能性が多い。

光輝もその候補の中の1人だが、他の生徒達がやりたいと言っているので、障害物競争も借り物競争に

ついては他の候補者に出場枠を譲った。



「私は絶対に光輝としか二人三脚はしないの……だって光輝と二人三脚するのが夢で体育祭に出てるんだから」



 女子の中からひまりの声が聞こえてくる。

あまり恥ずかしいことを言わないでほしい。

周りの男子生徒も、光輝を見てニヤニヤと笑っている。


 女子生徒の中には、光輝と二人三脚をしたいという女子はひまりしかいなく、あっさりと光輝とひまりは二人三脚の選手に選ばれた。

文字書かないといけないので(?)


 渚は成績も優秀だが、スポーツも万能だ。

はじめはリレーの選手に候補として選ばれていたが、自分から辞退しようとした。

しかし、3つあるリレーの競技の中で1つだけ出てほしいと言われ、仕方なくクラス別リレーに出場することと

なった。


 浩平と雄太はサッカー部と陸上部で足も速い。

 よって、学年別リレーに浩平が参加することになり、男女別リレーに雄太が出場することになった。

クラス別リレーは浩平と雄太の混合チームだ。

2人は互いに敬遠し合っているが、渚が上手くしてくれるだろう。


 騎馬戦と棒倒しは男子生徒全員の強制参加だ。

浩平が代表として、作戦を練っている。


 武彦は粘って借り物競争の選手になった。

それと綱引きとかけ持ちである。



「借り物競争は俺が選んだからいいけどさ……なぜ、俺がつなひきに参加なんだよ。俺はそんなに体力ねーぞ」


「それはお前がジャンケンに負けたから仕方ないだろうが」



 武彦と雄太がいつものように言い合いをしている。


 女子は玉入れは強制参加である。


 黒板に体育祭に出場する競技に選手の名前が書きこまれていく。

浩平が望んだ能力主義ではなないが、それに近い形で選手が決まっていく。

この結果には浩平も満足そうだ。


 こうして全ての体育祭の競技の選手が決まった。



「皆の意見はこれでいいね。黒板に書いたことをノートに記録しておいね。俺は小室先生に報告に行くから」


 そう言って浩平と凛香は職員室へ向かうため、教室を出ていった。

それから間もなくして、1限目が終わるチャイムの音が流れた。

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