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番外編 幼女神様の任命式典 01

完結からかなり経ちましたが、気晴らしに番外編を開始します!!

毎日投稿とかでは無く、書けたら投稿していく不定期投稿スタイルでいきたいと思います。


本編完結後の話となるので、そういうのが嫌いな方はご注意を!

それでは! また暫く「最強幼女」をよろしくお願いします笑!!

「これが神界……!」


 神々が住う超高濃度な魔素に満ちた世界、神界。

 思わず見惚れる程に美しくも、熱気に包まれた神界の光景に唖然と少女は感嘆の声を漏らす。


「ナナリー、行くよ!」


「あっ、ちょっと待ってよアマンダ姉様っ!」


 ナナリーと呼ばれた少女が金髪の美しい美女、アマンダの隣に駆け寄りじゃれつくようにその腕を胸に抱き締める。


「も〜、置いて行くなんて酷いじゃない!」


「酷くない、ボサッとしてるナナリーがいけないの!

 全く……迷子になってお師匠様にお叱りを受けても知りませんからね?」


「うっ、それは……

 でもほら! 私は初めて神界に来たんだし、少し見入っちゃうのも仕方ないよ」


「はぁ……貴女は少しは反省しなさい。

 けどまぁ明日は約10万年ぶりに新たなシングルが誕生なされる任命式典……」


 どこもかしこも歓声や明るい声に満ち、至る所で花火のような魔法が打ち上げられる。

 神界中がお祭りに包まれているような光景にアマンダの美貌に苦笑いが浮かぶ。


「このお祭りみたいな光景に見入っちゃうのもわかるけど」


「でしょでしょ!」


「でも! それはそれ、全くお調子者なんだから。

 事前にお師匠様からも注意されたでしょう?」


「な、何故それを……」


 ナナリーの脳裏に甦るは数日前の記憶……


『ナナリーは実力は確かだが、すぐに調子になるからなぁ』


 自身と超越者として姉のような存在であるアマンダの師から呆れたように告げられた言葉を思い出し。

 実力を認められて嬉しいような、けど釈然としないような微妙な面持ちになった妹ような存在を見てアマンダが柔らかな笑みを浮かべる。


「ふふ、とにかくすぐに調子にならない事。

 あといい加減歩き難いから離して欲しいのだけど」


「は〜い、ごめんなさい!

 あっ! あの屋台で売ってるお肉美味しそう!!」


「ちょっと、ナナリー!

 はぁ、もう……待ちなさい、いきなり走り出さないの!」


 パッと腕を離し、屋台に走って行くナナリー。

 そんな妹をアマンダは呆れながらも柔らかな笑みを浮かべて追いかけた。








 *








「それで? 2人ともどこをほっつき歩いてた?」


「そ、それはですね……」


「あ、あはは……」


 若干こめかみに青筋を浮かべる青年の言葉を受けてアマンダは気まずそうに視線を逸らし、ナナリーは苦笑いを浮かべる。


「ナナリー、笑って誤魔化せると思うなよ?」


「ちょ、ちょっと待って下さい!

 お師匠様、これには歴とした理由があるのですっ!」


 ピクピクと頬をひくつかせる師の姿にナナリーが焦ったように言い放つ。


「ほぅ、理由ね……言ってみろ」


 余計な事は言わないでくれというアマンダの無言の訴えも虚しく……


「実は私とアマンダ姉様は想像も絶する強敵と遭遇してしまったのです。

 アレと遭遇した瞬間に意識を全て持っていかれそうになる程の未だかつて遭遇した事のない圧倒的な破壊力!

 そして見た目の期待を裏切らないあの味!!」


「味?」


 雄弁に語るナナリーの隣で、ナナリーと共に正座されられていたアマンダが項垂れるように頭を抱え。

 彼女達の正面で1人掛けのソファーに腰掛ける2人の師は目が全く笑っていない笑みを浮かべる。


「そうです! あの肉厚でジューシーなお肉っ!!

 噛んだ瞬間に口の中に広がる肉汁に溶ける程に柔らかく、滑らかな舌触り!!

 それはもう時間を忘れて何度も並ぶんでしまう程に美味しかったんですっ!」


「じゃあ何か? 俺が待ち合わせ場所でお前らを待ってる間、お前達はその肉を食ってたと?」


「ぅっ……そ、それは、そうですけど……」


「申し開きもございません……」


 刹那の静寂が舞い降り……


「このバカ共が!

 お前達が楽しく肉を食ってる間、待ち合わせ時間になってもお前達が姿を見せないから必死になって神界中を探し回ってたんだぞ!!」


「本当に申し訳ございません!」


()()()お師匠様、ごめんなさい!!」


 ナナリーとアマンダ。

 2人の前でソファーに腰掛ける青年……ダブルでも最上位、ナンバーズ序列10位に君臨するジバルは、頭を下げる2人を見てため息を漏らす。


「はぁ……今後は気を付けるように、次は厳しい罰を与えるからわかったな?」


「はい!」


「は〜い!」


 ジバルの許しを得たアマンダとナナリーは、片や安堵の表情で、片や元気そうな笑顔を浮かべて頭を上げる。


「ナナリーは本当にわかってるのか……マジで明日だけはしっかりしろよ?

 あの方々に何か粗相があったら俺がヤバイんだからな」


「ふふふ、ジバルお師匠様は心配性ですね。

 大丈夫ですよ!」


「いや心配性とかじゃなくてだな……」


 ジバルの脳裏に過ぎる可憐な幼女とその守護者(眷属)達。

 そしてお仕置きを受けてボロ雑巾のようになった序列2位であるフォルクレスの姿にジバルの頬が僅かに引きつる。


「それでお前らが寄り道していた店は何てところだ?」


「あれ? もしかしてジバルお師匠様も食べたいんですか?

 もう、お師匠様は食いしん坊ですね!」


「うるせぇ! 俺はお前達を探し回ってたせいで朝から何も食ってねぇんだよ!」


「あ、あはは……それは本当にすみませんでした。

 えっと、私達がいたのはお店じゃなくて屋台なんです。

 名前は確か……」


「ナイトメアだよナナリー」


「そうそう! ナイトメアですよお師匠様!!」


「……」


「ジバル様?」


「どうかしたんですか?」


 急に黙り込んだジバルにアマンダとナナリーが怪訝な表情で首を傾げる。


「ナイトメア……いや、何でもない。

 じゃあ今からその屋台に行くか!」


「えっ、いや私達はもう……」


「さぁ、行くぞ! 今すぐ行くぞ!!」


 ナイトメアの料理を知っているジバルに屋台に行かないと言う選択肢があるハズもなく。

 その日の夜、美女と美少女を連れたナンバーズ序列10位の神がとある屋台の前に現れ祭りのように盛り上がっていた神界がさらに盛り上がった。


『面白かった!』

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これからもよろしくお願いします!!



『付与って最強だと思いませんか? 〜原初の悪魔は一に平穏、二に堕落! ついでに復讐を果たしたい〜』


↑の方も下にページのリンクがあるので是非読んでみて下さい!!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 本当に面白かったです!! [一言] いつまでも更新を待っています!
[一言] 不定期投稿となっていますが1話で終わりですか。そうですか。1年に一回でもいいから更新はできませんか。そうですか。 要約 続きが読みたい。(´・ω・`)
[一言] 最後まで読んだ感想としては面白かったけど、主人公が神になる最初の道でもある、等価交換をもっと目立つように作中で駆使して欲しかった。後、作者さんがシリアスを思い通りに書けないのが憎めいない感が…
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