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341話 頂上の戦い

事務連絡です。


最近、めっちゃ頑張ってほぼ毎日更新を続けているのですが……今日はマジで時間が無かったんです!!

前回のお休みから約1ヶ月、7月15日更新分の341話をお休みさせてください。


土曜日には投稿します! いつも


『最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜』


を読んでくださっている読者の皆様、どうか不甲斐ない私めをお許し下さい。

そしてどうか、僕を見捨てないでっ!!

「おっと、危ない」


 ぐにゃり、と周囲を取り囲む様に歪んだ空間から一瞬で離脱し、背後から迫る蹴りを掴んで受け止める。

 その人物、ネルヴィアにニヤリと笑みを浮かべる。


「この程度か?」


「そんな訳ないじゃろっ!!」


 空中で身体を捻り、ヴィスデロビアの側頭部へともう片方の足で回し蹴りを放つ。

 常人は勿論、並の神なら認識すらできないだろう速度の蹴りをヴィスデロビアは握っていたネルヴィアの足を手放し容易くスウェーで躱す。

 空ぶったネルヴィアの回し蹴りがによって生まれた凄まじい風圧に乗って距離をとり……


「喰らえっ!」


 次の瞬間にはヴィスデロビアの目の前にネルヴィアの拳が迫る。

 ネルヴィアの膨大な魔力が乗せられた神速の一撃は……空を切った。


「チィッ!」


 悪態をつきながらネルヴィアが振り向いた視線の先。

 一瞬でネルヴィアの遥か上空まで転移したヴィスデロビアから膨大な魔力が立ち昇り、空間をるる揺るがす音が鳴り響く。


「闇に呑まれろ」


 瞬間、空が黒く染まる。


「闇の雨」


 頭上を覆う闇が流動して蠢き……プツン……

 闇から滴り落ちるは漆黒の水滴。

 膨大な魔力が凝縮され、統一神界の防御結界を消し去った闇の雫。

 蠢く闇から堰を切ったように生み出される雫は膨大な数に昇り……


「降り注げ」


 その全てが一斉に凄まじい速度で落下を始める。

 回転が加えられ、貫通力をました雫が黒き雨となって統一神界全域へと降り注ぐ。

 たった一滴で統一神界を守っていた多重結界をいとも容易く消し去った雫で構成された破壊の雨は……


「止まれ」


 その一言で、その全てが動きを止めた。

 尚も闇から生み出される雫が降り注ぐ中、その領域に踏み込んだ全てが。

 軽く頭上に片腕を翳さすネルヴィアの頭上で、その場所だけが時間が止まったかの様に黒き雨の弾幕が停止する。

 闇を吐き出した空は本来の色を取り戻し、降り注ぐ黒き雨が止んで一瞬の静寂。


「返すぞ」


 パチン!


 静寂に響く小さな音。

 ネルヴィアが指を軽く打ち鳴らしたその瞬間。

 動きを止めていた雫が回転を始め……その全てが上空に……ヴィスデロビアへと向けて撃ち放たれた。








「ひゅ〜、凄えっ!」


 統一神界の上空で行われる、神王ネルヴィアと魔王ヴィスデロビアの頂上の戦い。

 地上から天への逆さまに降る黒き雨を見て、その男は笑みを浮かべる。


「ホント、綺麗だよねぇ〜!

 なんか幻想的って感じ!?」


 その男に同調する様に幼さが残る声を弾ませる1人の少女。

 薄い白緑色の髪の青年と真紅の髪をした少女は、並の超越者なら一瞬で消し炭になる様なその光景を花火でも見て楽しむ様に気軽に眺める。


「ヴェーダ、リリー、貴様ら何を遊んでいるのだ?」


「まぁまぁ、そう怒るなって。

 お前も見てみろよクラヴィス」


「そうだよクラちゃん! 凄く綺麗だよ?」


 青年と少女、ヴェーダとリリーを咎めた美女、クラヴィスは一切反省が無い2人の言葉にこめかみに軽く青筋を浮かべる。


「貴様らは……ふぅ。

 ヴェーダ、リリー、行くぞ」


「分かった分かった、冗談だろ? そう睨むなって」


「りょーかい!」


 鋭い視線で睨み付け、踵を返したクラヴィスに苦笑いを浮かべてヴェーダが腰掛けていた岩から立ち上がり。

 リリーが楽しげに手を挙げてクラヴィスの後を追う。


「これより、任務を開始する」


 3人の向かう先には膨大な数の軍勢整列して立ち並ぶ。

 魔皇神にして序列3位の美女クラヴィス、序列6位の青年ヴェーダ、序列8位の少女リリー。

ヴィスデロビアの眷属である3名が軍勢を率いて統一神界から姿を消した。


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