表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

337/376

337話 嘗めない方が良いですよ?

「クックック、私が一度引けば十中八九、キミは追って来ると思っていよ」


 つまりは、昨日の小競り合いで僕が乱入して手下を削られるのも計算の内。

 撤退したと見せかけて、こうして僕をこの空間に誘き寄せるのが最初からの狙いだったと……まんまと嵌められたと言う訳ですか。


「昨日も言ったけど。

 キミと神王ネルヴィアに加えて、キミのお仲間にシングルの神共全てを同時に相手取るのは流石に手が回らないからね。

 クックック、本当にキミ達の事は歓迎している事を分かって貰えたかな?」


 じゃあ何ですか?

 昨日、奇襲を掛けて統一神界に群がっていたヤツの配下を根こそぎ消し去ったのも。

 こうして一番槍となって僕が攻め込んで来たのも。

 全てはヴィスデロビアの掌の上で踊っている間抜けなピエロだったと……


「まぁそれはそれとして、この軍勢は私からのキミ達へのプレゼントだ。

 私達は失礼するが、是非とも楽しんでくれ」


 部隊俳優の様に両腕を広げ、ヴィスデロビアが立ち上がる。

 それと同時にその後方に蠢いていた見渡す限りの軍勢が一斉に動き出す。


 所詮は雑兵とは言え、各々が最低でも到達者に達している存在達がその力を顕に黒き波となって押し寄せる。


「あぁ、そうだ、この空間に展開している隔離障壁は、私の能力で展開している特殊なもの。

 一度完全に閉じてしまえば、いかにキミと言えどもそう易々とは出てこられないと思うが……」


「全軍へ通達!

 これは罠だ! ネルヴィア様が開けた通路が完全に閉じられる前に撤退せよ!!」


 コレールが声を荒げて全軍へと指示を飛ばすが……これは間に合いませんね。

 各々が自力でこの空間から離脱するよりも、ヴィスデロビア達によって空間を完全に閉じられる方が早い。


「もう遅い。

 では、キミがもしここから出る事が出来たのならまた会おう」


 ヴィスデロビアの背後の空間が歪んで漆黒の穴が開き、ヴィスデロビアと彼の側近、そして主力達が漆黒の穴へと歩みを進める。


 ヤツらがあの穴を通ってこの空間から出ると同時に、この空間は完全に閉じられる。

 そうすれば三大勢力の一角のトップを封じ込め、腰を据えて1つずつ潰す事ができる……


「ふふ……」


 ヴィスデロビアの掌の上で踊らされたピエロ。

 そんなふうに思われるなんて、かつてこの上ない程の屈辱です!!

 確かにここまではヴィスデロビアの思うがままに事が運んだんでしょうが……


「そう上手くいくと思うなよ!!」


 何でこの空間に来たからずっと僕が黙っていたと思っているんです?

 罠だった事に唖然と呆けているとでも思われていたのなら心外ですね。


 ネルヴィア様がこの軍勢を転移させるのに掛かった時間は僅かに数秒程度。

 ネルヴィア様の時とは違って一切敵に悟られる事なくするのはちょっとだけ手間でしたが……ネルヴィア様にできるのだから僕にできない理由は無いのですっ!!


 まぁ、僕に対しては特別扱いして何やら監視の目が付けられている様ですが。

 この程度の隠蔽で僕に気付かれずに僕を監視しようだなんて生温いっ!!


「それと……僕達をあまり嘗めない方が良いですよ?」


 ヴィスデロビアの側近によって付けられていた目に話しかけて握り潰す。

 ふっふっふ、意気揚々と統一神界に出向いて隔離したと思っていた軍勢は見て目を剥くが良い!!

 


『面白かった』

『続きが気になる』

『流石は幼女!』


と思ったら、ブックマーク登録及び、下記の評価ボタンを押して頂けますと嬉しいです!

作者のモチベーションに繋がります!!


また、感想やレビューなどドシドシご意見下さい!

これからもよろしくお願いします!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ