301話 故意では無いのです!!
ネタ回……次からは真剣なバトルに入る! 予定です……
今回、ゼサータレンとの戦闘のためにも創造した小規模世界。
どの道、戦闘の余波でめちゃくちゃになるだろうから、空間だけを作成しましたが……
「流石に殺風景ですね」
まぁ、地面と空間だけの世界だから当然ですけど。
ぶっちゃけた話、この小規模世界は広さこそ広大なものの、惑星ですらありませんし。
「死ねっ!!」
我ながら殺風景な光景に苦笑いしていると、瞬時に背後に回り込まれてしまいました……
本当に節操ない人ですね、もうちょっとゆっくりと黄昏させてくれてもいいのに。
しかも振り上げる腕に纏うのは再び黒炎。
今度は両手を振り上げてはいますが……全くもって芸がない!
「ほっ!」
両手をクロスして振り下ろされた黒炎の刃を、お辞儀の要領で躱し。
地面に手をついて、踵を後ろに振り上げる!
「がぁあっ!? ぐぉぉ……」
苦悶にまみれたゼサータレンの声と表情。
先程まで禍々しい漆黒の炎を纏っていた手は股を押さえ、微妙に内股になっちゃってますね……
「あ、あの……何と言うか、その……ごめんなさい」
す、凄まじく気不味いです。
苦悶に顔を歪めて鬼の様な形相で睨んで来ますけど……お股を手で押さえて内股と言う格好で全て台無しです。
しかもスーツと言う服装が更にいただけない!
マフィアのボスとか、ヤクザの若頭が股間を強打して痛がっている様にしか見えませんっ!!
わ、笑っちゃダメです……これは真剣な戦いなのだ、から……
「ぷっ、ふふふ……ふっふっふ!」
「ぎ、貴様ぁ!!」
「いや、すみません。
わざとじゃ無いんですよ? グニュって気持ち悪い感触がしたからまさかとは思いましたが……
本当に故意では無いのです!!」
急所攻撃を命懸けの戦闘中にするなとは言いません。
それで卑怯だ何だと言う奴は所詮二流、戦場では生き残った者こそが一流であり強者ですからね。
とは言え、この状況下でそれをするのは流石に卑怯です。
相対してみて分かりましたが、ぶっちゃけこの状況下で僕がゼサータレンに負ける事はあり得ない。
確かにゼサータレンは強い。
リーリスと同格の四魔皇と呼ばれるのも納得の強者です……が、所詮はその程度。
リーリスの力量はメルヴィーと同等。
そしてリーリスとメルヴィー曰く、本気で2人対僕1人で戦っても僕には勝てないとの事。
それはまぁ身内贔屓が多分に入っての評価ですけど、それでもゼサータレン相手に負けるとは思えない。
しかも、仮にゼサータレンが僕より強かったとしても、この場には皆んながいますからね。
この世界に閉じ込められた時点で、ゼサータレンに勝機は無い。
だかこそ堂々と言い訳してやりましょうっ!!
「何故なら、僕はそんな卑怯な真似はしないからですっ!
お前は正々堂々……とまでは言いませんが、真っ向から叩き潰します!!」
そして頑張って偉いって褒めて貰うのですっ!
そうしたらご褒美にゴロゴロ寝て、お菓子を食べて、スイーツに生まれる至極の日々が待っているっ!!
ふふふ、夢が広がります〜!
「この私を舐めるなっ!!」
どうやら治った様ですね。
まぁ神として登録はしていないとは言え、ダブル上位の実力を誇る超越者が局部強打で敗北なんてとんだ笑い話です。
まぁ、悶絶してただけでもだいぶですけど……ふっふっふ……
「この私を虚仮にした事、後悔するが良い!!」
爆発的に跳ね上がるエネルギー。
そして空気を焦がすかのような凄まじいまでの漆黒の炎。
先程までとは比べ物になりませんねこれは……
「面白い!」
リーリスと同等であり四魔皇と呼ばれているゼサータレンがあの程度のハズが無いですよね!
双方小手調べはもう十分、ここからが本番ですっ!
「さぁ、第二ラウンドと洒落込みましょうかっ!!」
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