はやっ! 新年開始 え?修学旅行?しかも全学年で? いや、それはムリだろ
え~誰だかわからぬ皆様へ。
冬休みも一瞬で終わり、正月も終わった。
いつ終わったか思い出せないが・・・・・・
そんでもって今は二月十五日。
私、高坂 八雲は今、とーーーーーーーーっても、ありえない状況に立っております。
ただし、この状況に困っているのはオレだけでカイウス・レグ・セレナ・その他もろもろの人々は楽しんでおります。
それはもう、とーっても。ほら、今まさに前後左右から楽しそうな声が・・・・・・・・
「─────雲───────八─────八雲」
「んぁ?」
ありえない状況に慣れないためか返事は生返事である。
そんな返事を気にしないのがカイウスとレグであった。
「さっきから何一人でパラソルの日陰でねっころがってるんだよ」
「せっかくの修学旅行なんだから楽しみなよ」
そうなのである。
今、オレたちはセイクリッド王国ではなく、海に囲まれた島国に修学旅行にきている。
ちなみに飛行機で五時間。
そしてオレの今の状況は海パンに上着を羽織、レグの言ったとおり海の砂浜にパラソルを差し、日陰にねっころがっている状況である。
なんでこんな事に・・・・・・
さかのぼる事一週間前。
セイクリッド学園のいつもの教室。しかし、いつもと違う事が一つあった。
「と、言うわけで来週は五泊六日の修学旅行です。皆、各自で準備して置くように」
委員長の・・・・いつもの演説。
それを聞くクラスメイト。
なに?修学旅行?オレたちが?
「はっ!?修学旅行って普通二年生が行くもんだろ?何でオレたちが行くのぉ!?」
「あれ?ヤクモしらねーの?この学園は3年に一回、学園全体で修学旅行に行くんだよ。つっても行くのは高校部の一~三年だけどな」
「はぁ!?」
以上、30秒の回想シーン。
しかも場所はハワイアン島とか言う島で、名前だけでなぜか温かい・・・暑いイメージの島である。
実際、暑い。現在の温度は25℃。今、二月ですよ・・・・・・・
「パラソルで休んでなきゃ暑くてしぬって」
「軟弱だな!」
「何とでも!」
「まーいいや。カイウス、ちょっと泳ごうぜ」
「良いけど、あまり奥に行き過ぎないでね。いわの堤防で区切られているけど出ようと思えば海に出られるんだから」
「わーってるって。んじゃな~」
二人は手を振って海に走っていった。
此処の海は少し奥に行くと安全のため岩でできた堤防で区切られているのだ。
無論、それを越えて向こう側の海に行く事ができるが波が荒く、サーファー向きの海である。
「しっかし、セイクリッドに来ただけでもすげーのにまさか修学旅行で島国に来れるとわな」
ハワイアン島はセイクリッドだけでなく全世界で最も有名な旅行先の一つである。そのため色々な人があちこちを観光している。
周りは透き通るスカイブルーの海。
一年中暖かい気候。
そして何より、お土産の多さにゆったりとできる場所が多く存在する。
「しかも、修学旅行とか言っておきながら先生達は勝手に遊んでるし・・・・・・」
視線だけを横に向けると水着姿の先生方が日焼け最中。
先生の顔なんて最高だわ~、って言いたそうだもん
「八雲っ!」
「ん?」
ぼーっとしていると後ろから声が聞こえてくる。
砂浜を走ってくる音が近づき、後ろで止まる。
「セレナ?どーしたん?」
「八雲が一人でいるのが見えたから遊びに来たの」
「あ、あぁ・・・・・・・そゆこと」
そう答えたは良いが目のやり場に困る。最初はセレナの顔を見てたから何とも無かったが、少し視線を下にずらすと豊満な胸が近くで見える。
セレナの格好は当然、水着でしかも日本で着た物であった。
「えぇっと、その水着って日本の海でも着たやつでしょ」
「覚えてたんだぁ!」
「そりゃ、セレナのことだからな・・・・・・・っハ!」
言い終えてからオレは無意識に口にした言葉を思い出し、顔を真っ赤にして視線をあらぬ方向に向ける。
言われた本人も「ありがとう」と恥ずかしそうに答えるだけで黙ってしまった。
結果、修学旅行一日目はまともにセレナの顔を見れずに終わる事になった。
今回の反省
八雲「手抜き感バリバリだな」
暇ねん「テスト勉強の合間に書いたんだからしょうがないだろ!・・・ネタも無いし」
八雲「聞こえてるぞ。 そんなんだから情報、赤点取るんだよ!」
暇ねん「いや!まだ返ってきてないし!それに取ってないかもしれないじゃん」
八雲「いや、赤点MAXだな」
暇ねん「ぐっ」
八雲「で、修学旅行は全部書くのか?」
暇ねん「いや、所々とばす。三話ぐらいで終わりかな」
八雲「そうか」
次回『修学旅行ってフリーダムだな』
暇ねん「それでも・・・・・守りたい世界があるからっ!」
八雲「それはキ●・ヤマトだろ!」




