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これから死ぬ女 √ もう死んだ男  作者: つこさん。


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1973年8月26日 土曜日 10:36

「……このまま、入院で緩和ケアに入ろうって――昨日、お医者さんから」


「……そうなの。……何も、言えない気持ちよ」


「今まで、本当にありがとう。君が居なかったら、きっと僕は途方に暮れていたよ。……エミー」


「出来ることをしただけ。……でも、もっと何かできたんじゃないかって、思ってしまうわ」


「そんな事はないよ。リリが安心して笑える時間を作ってくれたのは、君だ。僕には出来ない事だった。本当に感謝している」


「そう言ってくれてありがとう。ジェイク。……時間、大切にしてね」


「……もちろん。……もちろんだよ」


「やだ、泣けちゃうわ。駄目ね、お仕事いただいた時は、淡々とこなそうって決めてたのに……。いつの間にか、リリの事、大好きになっていた」


「そうだろう。可愛い人なんだ」


「本当ね。……一緒に過ごせて、光栄でした」


「ありがとう。エミー。ありがとう……」

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