表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
闘技大会と肉体強化魔法編
62/438

57.水の神殿

火曜日から金曜日まで、俺は仕事の日々。

そして、アヤは高校生から短大生にジョブチェンジした。と言っても入学式が行われただけで、講義は来週からだそうだ。


そしてエレナは、次のマナ結晶参拝に向けて『氷』に関する勉強に勤しんでいた。

氷や雪に関する本やDVDを見たり、

アイスクリームやかき氷を食べたり、

アヤに引率されてアイススケート場に遊びに行ったりもした。



そして土曜日の朝、俺達は『スガの街』に来ていた。


「セイジ様、私、【氷の魔法】を覚えられるでしょうか?」

「【氷】について色々勉強もしたし、きっと大丈夫だよ」

エレナは不安そうにしているが、俺は大丈夫だと確信していた。



『スガの街』は観光スポットのような雰囲気があり、街の中心部から【水の神殿】に向かう道の両側には屋台がズラリと並んでいた。


「【風の神殿】とは、だいぶ雰囲気が違うな」

「ここは、【水の魔法】を使った薬品などを取り扱う店が沢山あって、そう言った薬品を購入したい人たちが集まってくるんです」

「なるほど、ここはそういう街なのか」



「兄ちゃん、見てみて、アクセサリーも売ってる」

「買わないぞ」

「買ってなんて一言も言ってないじゃん」

「どうせ言うんだろ?」


「あの、首飾りなんてエレナちゃんに似合いそう」


とりあえず【鑑定】してみた。


┌─<鑑定>────

│【身代わりの首飾り】

│所有者が致命傷を受けた時

│身代わりとなって助けてくれる

│一度発動すると壊れてしまう

│レア度:★★★

└─────────


なんか、よさ気なアイテム来た!


値段を見ると3000ゴールドだった。


「すいません、この首飾り、何個有りますか?」

「あと2個だよ」

「じゃあ、その2個下さい」

「まいどあり~」


俺は6000ゴールドを支払って2個の首飾りを受け取った。


「兄ちゃん、なに行き成り買ってるの!」

「まあいいじゃないか」


俺は、二人に【身代わりの首飾り】を手渡した。

「いただけるんですか?」

「ああ、その首飾りは所有者を守る効果のある魔道具だから、なるべく身につけておいてくれ」

「はい、分かりました! 肌身離さずずっと身につけておきます」

「兄ちゃん、ありがとう」


二人共喜んでくれたみたいでよかった。



その後、俺達は【水の神殿】に到着し、俺は受付の人に話しかけた。


「こんにちは、拝観料はおいくらですか?」

「【水のマナ結晶】への拝観料は、お一人様4500ゴールド、【氷のマナ結晶】は10ゴールドになります」


風と雷のマナ結晶と同じ値段か。

属性魔法はみんなこの値段なんだろうか?



「それじゃあエレナ、俺とアヤは【水のマナ結晶】を参拝してくるから、ちょっと待っててくれ」

「はい、行ってらっしゃい」


俺達はエレナに見送られ、拝観料9000ゴールドを支払って【水のマナ結晶】を参拝した。


『【水の魔法】を取得しました。

 【水の魔法】がレベル4になりました。』


レベル4か、うーむ、流体力学をもっとちゃんと勉強しておけばよかった。

どうやらアヤも習得できたみたいだ。


俺達は直ぐにエレナの所に戻ってきた。


「セイジ様どうでした?」

「俺はレベル4だった」

「すごいです!」


「私のレベルはいくつになってる?」

「アヤは……レベル3だな」


「え~!? もっといくと思ってたのに……

やっぱり兄ちゃんの言ってる【知識】が魔法のレベルに関係する話しは当たってるっぽいね」



「それでは、次は【氷のマナ結晶】参拝に行ってみよ~」

「はーい」「はい」


俺達は拝観料30ゴールドを支払って【氷のマナ結晶】を参拝した。


『【氷の魔法】を取得しました。

 【氷の魔法】がレベル4になりました。』


うーむ、またレベル4か、レベル5は結構ハードル高いのかもしれないな。


「セイジ様、どうですか? 私、【氷の魔法】を習得出来ましたか?」

「まあ待て、今調べるから」


エレナに急かされつつ、【鑑定】してみると……


「エレナの【氷の魔法】は~ レベル3だ」

「ほんとですか!?

やりました! また新しい魔法を覚えられました!!」

「まあ、エレナちゃん、時に落ち着け」


「アヤのレベルも3だったよ」

「まじか、やっぱりレベル4のハードルは高いのかな~」


そんなことを言いつつ、アヤとエレナは手を取り合ってぴょんぴょん飛び跳ねていた


「兄ちゃん、早速新しい魔法を使いに行こうよ」


本当は【風の神殿】も行きたかったのだが、アヤとエレナは直ぐに新しい魔法を使いたいみたいだし、【風の神殿】はエレナが風について勉強してから改めて行くことにするか。


また筆が進まなくなってきてしまった。


ご感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ