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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
闘技大会と肉体強化魔法編
49/438

45.アヤvsルカ

第二回戦の試合もB、C、Dブロックと進み、俺が注目している選手は全員勝ち抜いていた


Cブロックの『ロンド』は【黄金の鎧】で多少の攻撃は防ぎ、大きな剣の一撃で相手をふっ飛ばしていた


Dブロックの『ガドル』は相手の攻撃をジャンプで(かわ)して、頭上からの攻撃で相手を葬っていた


男性の部の第二回戦の次は女性の部の第一回戦なので、アヤの対戦相手の『ルカ』を改めて【鑑定】した。


┌─<ステータス>─

│名前:ルカ (♀)

│職業:冒険者

│年齢:24

│レベル:10

│HP:230

│MP:30

│力:23 耐久:20

│技:18 魔力:5

│スキル

│【斧術】

│ (レベル:2、レア度:★)

│ ・盾破壊

│ ・木材破壊

│ ・石材破壊

└─────────


アヤが負けているのは技と耐久と体格(胸の大きさ)くらいだ。


痛い痛い、なぜアヤは俺を攻撃しているんだ?もしかして俺の心が読めるのか?

体格差(胸)を見比べていたのがバレただけでした、ごめんなさい。


「次、女性の部、第一回戦の試合を行います。

 選手番号2番と3番の方、闘技場へ上がってください。」


「よし、行って来い!」

「うん、頑張る!」



アヤと『ルカ』が闘技場に上がると、観客から歓声が上がった。

なんか男性の部と歓声の種類が若干違うような気がする。ヒューヒューと囃し立てる奴までいるし。


アヤはのんきに観客の声援に手を上げて答えている。


「それでは、女性の部、第一試合、『アヤ』対『ルカ』の試合を取り行います。」


「選手番号2番、『アヤ』!武器は『短剣』です。」


アヤは自分の『短剣』を掲げてアピールしている。ノリがいいな。


「続いて選手番号3番、Cランク冒険者の『ルカ』!武器は『大斧』です」


う~む、武器の大きさに差が有り過ぎる。そして体格差(胸の大きさ)が武器の大きさに比例して・・

何故かアヤがこっちを睨みつけている、本当に心を読んだりしてるんじゃないのか?



「それでは、始め!」


試合開始の合図と同時に『ルカ』は猛然とダッシュし、アヤ目掛けて『大斧』が振り下ろされる。

しかし、そこにはアヤは居なかった


『ルカ』の後方で風をまとったアヤが、ぴょんぴょんとステップを踏んでいた


「おっとアヤ選手、ルカ選手の先制攻撃を風のような早さで避けて後ろに回り込んだ!どうやら何かの自己強化魔法を使用している様子だ!」


なんか、この試合から解説者が仕事を始めるようだ。


『ルカ』は初撃を避けられた事で慎重になり、突撃することを止めて少しずつ間合いを詰めるように近づいてくる。

アヤは『ルカ』との間合いを保つために横方向に移動し、段々と二人は闘技場を大きく円を描くように回り始めた。

業を煮やした『ルカ』は、一気に間合いを詰めてアヤが移動しようとしていた先に攻撃を仕掛ける。

『ルカ』の攻撃を予想していたかのようにアヤは移動速度を急激に上げ、急カーブを描いて『ルカ』の後ろに回り込み背中を切りつけた。

『ルカ』は無防備な背中を攻撃され混乱したが、刃が潰された武器なので大したダメージではないようだった。


しかし、アヤの攻撃はそれで終わらず、『ルカ』の周りを不規則に回りながら攻撃を加え続け、

『ルカ』は全身に細かい傷を負って膝をつき


「ま、参った!」

ついに、負けを認めた



「『アヤ』対『ルカ』の試合、

 選手番号2番、『アヤ』の勝ち―――!!」


「「わ―――!」」


一見弱そうなアヤが、体格差(胸の大きさ)をひっくり返して勝ったことで観客席は大騒ぎになっていた。おそらく賭けが外れてしまった人もたくさんいるのだろう。



エレナは救護班の部屋から飛び出してアヤに駆け寄り、アヤの体をケガがないか調べている。

エレナもだいぶ心配していたのだろう、あれ?俺の時は?


アヤにケガが無いとわかると、エレナはルカに駆け寄り、ケガを治し始めた。

ルカの傷は瞬く間に治り、エレナの回復魔法の威力にビックリしたルカは両手で大きく握手をしてエレナに感謝の気持ちを示していた。



この大会はエレナにもいい経験になっているみたいで、参加して正解だったな

ちょっと体調が悪くてペース落ち気味です。


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[一言] 私は胸部装甲の大きい女性の生乳をがあばさかるの見ると クッキーモンスターの顔を思いだして萎えますよ? あの目と乳輪が重なって困るよ! 家の女房はAカップですよ?
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