44.セイジvsジドガ
試合はB、C、Dブロックと進んだが、俺が注目している選手は全員シードなので、そいつらの試合を見る事は出来なかった。
そろそろ第二回戦が始まるので、
次の対戦相手『ジドガ』も改めて【鑑定】した。
┌─<ステータス>─
│名前:ジドガ
│種族:巨人族
│職業:戦士
│年齢:35
│
│レベル:13
│HP:342
│MP:11
│
│力:40 耐久:30
│技:19 魔力:2
│
│スキル
│【槌術】
│ (レベル:2、レア度:★★)
│ ・横殴り
│ ・杭打ち
└─────────
HPと力、耐久がかなり高い、これは『巨人族』という種族の影響なのだろうか?
まあ、当たらなければ、どうって事はないが、ラッキーパンチを貰わないようには気を付けておく必要はありそうだ。
「次、第二回戦の試合をAブロックから行います。
男性の部、選手番号1番と2番の方、闘技場へ上がってください。」
「やっと俺の出番か、また行ってくるぜ!」
「大丈夫だろうけど、兄ちゃん頑張ってね!」
「おう!」
試合会場に上がると『ジドガ』がすでに待ち構えていた。
「おいおい俺様の対戦相手はまだ来ないのか?
お?もう来てたのか、小さくて気づかなかったぜ
ぐぁっははは~」
この茶番はなに?
そりゃあ、お前から見たらみんな小さく見えるだろうよ。
「それでは、男子の部Aブロック、第三試合、『ジドガ』対『セイジ』の試合を取り行います。」
「選手番号1番、シード選手で巨人族の『ジドガ』!
武器は巨大な『ハンマー』です。
選手番号2番、一回戦を勝ち残った『セイジ』!」
大会がだいぶ進んで来て、選手の紹介が雑になってきてるな
「それでは、始め!」
開始早々、『ジドガ』は巨大ハンマーをおおきく振りかぶって俺に向けて振り下ろした。
ズドーン!
巨大ハンマーが石の床を強打し大きな音が闘技場全体に響いた。
「きゃー」
観客席のご婦人が、悲鳴を上げた。
まあ、当たってないけどね。
巨大ハンマーの影から俺が姿を表すと、
「「おぉ~!」」と観客席から安堵の声が上がった
しかし、この床、あれだけの衝撃があたってもびくともしていない、衝撃を吸収する魔法でもかかっているのかな?
『ジドガ』は、俺に攻撃が当たっていなかったのを確認すると、性懲りもなく攻撃しようと、またおおきく振りかぶった。
ゴンッ!
俺はアヤの【すれ違い斬り】を真似して【抜き胴】を繰り出したのだが、『ジドガ』の胴は堅く、刃が潰された刀ではダメージを与えることが出来なかった。
「お前今何かしたか?
なんか、くすぐったかったぞ?ぐわっははは」
なんかオークと戦った時の様な流れだな。
【雷の魔法】を使えば一発なんだろうけど、ここは【刀】だけで何とかしたい。
『ジドガ』は、俺の攻撃でほとんどダメージを受けないのをいいことに、防御をあまりせずにメチャクチャに攻撃をして来た。
と言っても、上からの【杭打ち】、左右からの【横殴り】と3方向、2種類の攻撃しか無いので避けるのは容易い。
俺は、攻撃を避けるついでに毎回【小手】攻撃をチクチクと繰り返し当てていった。
「くそう、こそこそと鬱陶しい、
これでも喰らえ!」
『ジドガ』は腹に据えかねて、いつもより更に大きく振りかぶり、力いっぱい攻撃してきた。
いつもより溜めが多くスキだらけだったので、俺は巨大ハンマーの間合いに入り込み、ハンマーを振り下ろした『ジドガ』の手の小指部分を目掛けて刀をおもいっきり横殴りに叩きつけた。
振り下ろす途中に小指を攻撃された『ジドガ』は、持っていた巨大ハンマーを握っていた手の握力が瞬間的に弱まり、すっぽ抜けてハンマーを場外へ投げ飛ばす形になってしまった。
ガコーン!
巨大ハンマーは闘技場の壁に激突し、壁に穴が開いてしまった。
近くに居た観客たちは、ビックリして腰を抜かしていた。
「おいおい、大事な武器はちゃんと持っとかないとダメだろ?」
「くそう!!」
『ジドガ』は、武器を失いヤケクソになって右足を大きく上げて俺を踏みつけようとして来た。
俺を踏みつけようとしている足に向かって俺は刀を横から払った。
運悪く?俺の刀は『ジドガ』の振り上げた足の小指にあたってしまった。
「痛てー!!」
流石の巨人族も足の小指は痛いらしく、右足を床に下ろすことが出来ず、残った左足一本でぴょんぴょん飛び跳ねて痛がっている。
俺は素早く間合いを詰め、一本足になっている左足が床に付いていない瞬間を狙って、思いっきり足払いをした。
幾ら巨人族といえ、一本足で空中にいる所を払われたら体勢も崩れてしまう。
ドデーン!
ついに『ジドガ』は、尻もちを付いてしまった。
俺は『ジドガ』の胴体を足場にしてよじ登り、『ジドガ』の頭目掛けて『面』を食らわせた。
スパーン!
『面』あり一本!
『ジドガ』は、脳震盪をおこし、意識を失った。
「『ジドガ』対『セイジ』の試合、
選手番号2番、『セイジ』の勝ち―――!!」
「「わ―――!」」
大きな巨人族が倒れたのを見た観客は、今日一番の歓声を上げた。
『レベルが14に上がりました。
【刀術】がレベル3になりました。』
おお、順調にレベルが上ってるな、大会に出場して大正解だったかも。
┌─<ステータス>─
│名前:丸山 誠司
│職業:SE
│
│レベル:14 (+1)
│HP:373 (+90)
│MP:3377 (+27)
│
│力:38 (+6) 耐久:38 (+6)
│技:138 (+6) 魔力:338 (+3)
│
│スキル
│【時空魔法】(レベル:MAX)
│【情報魔法】(レベル:MAX)
│【雷の魔法】(レベル:MAX)
│【体術】(レベル:2)
│【剣術】(レベル:2)
│
│【刀術】
│ (レベル:3 (+1)、レア度:★★★)
│ ・抜き胴 ★NEW
│ ・二段攻撃
│ ・鍔迫り合い
│ ・武器破壊
└─────────
HP、力、技が結構上がったな、【刀術】レベルが上がったおかげかな?
おかげさまでブックマーク登録が100を超えました。ありがとうございます。
ステータス表に前回からどのくらい上昇したかの値を入れるようにしました。どうでしょう?
ご感想お待ちしております




