41.武器と防具の店
その日一日は『ゴブリン』を探してアヤが特攻するという作業を続けた
途中でアヤがかすり傷を負うこともあったが、エレナに治してもらって特訓を続けた
夕方になり、街に帰ってきたが
その日は合計18匹の『ゴブリン』を討伐した
【ゴブリンの耳】は、俺が切り取って『ゴブリン』の持っていた【袋】に詰め、耳以外はインベントリに入れておいた
アヤはレベルが更に2つ上がってレベル8、
【短剣術】は1つ上がってレベル3になっていた
魔法なしで戦ったら俺はアヤに負けちゃうかもしれないな
「兄ちゃん、どうよ!私『闘技大会』に出てもいい?」
「本当は反対したいところだけど、認めざるをえないな」
「やったー!」
「アヤさん、よかったです!」
俺達は【肉体強化の神殿】に向かった
アヤさんや、恥ずかしいから大通りをスキップで歩くのは止めませんか?
【神殿】でアヤの『闘技大会』登録を行った
「本当に出場されるんですか?」
「はい!」
「怪我などは自己責任ですが、本当にいいんですか?」
「だいじょーぶ、任せて!」
【神殿】の受付は、やれやれと言った表情で手続きをしてくれた
次に【冒険者ギルド】に向かった
受付のお姉さんに【ゴブリンの耳】を納品したが、少し驚かれた程度で、さほど混乱はなかった
これで300ゴールドもらえるのだから、結構ボロい商売だな
まあ、毎日あれだけ狩れるかは分からないけど
なんか仕事をこなすと【ギルドポイント】を貰えるらしく
ゴブリン討伐1回で5ポイント×6回÷3人で、一人10ポイントずつ貰ったらしい
【ギルドポイント】が20ポイント貯まると【Fランク】から【Eランク】に上がれるそうなので、直ぐに上がれそうだな
ギルドでは絡まれることはなく、次に朝しまっていた【武器と防具の店】に向かった
「こんにちは~」
店に入ると見たことのある人が居た
「おぉ、昨日の兄ちゃんじゃねえか」
「あ、酒場に居た『おじちゃん』だ」
「どうも、まさかあなたがここの店長だとは……」
なんとなく、そんな感じはしてたけどね
「武器を買いに来たのか?
旨いエールのお礼にサービスするぞ」
「ありがとうございます
まずは、エレナの【ロッド】かな」
「【ロッド】か、エレナ嬢ちゃんはどんな魔法を使うんだ?」
「えーと、【水の魔法】と【回復魔法】です」
「【ロッド】だと、うちには【水のロッド】しかないな
【ロッド】でなくてもいいなら【回復の髪飾り】というのもあるぞ」
「その2つはどんな物なんですか?」
「どっちも、対応する魔法を使う時に魔力消費を抑えて、魔法の威力を底上げしてくれる【魔道具】だ
兄ちゃんならオマケして
【水のロッド】は900ゴールド、
【回復の髪飾り】は1800ゴールドでいいぞ」
「それじゃあ、両方とも買います」
「お、兄ちゃん気前がいいね
そっちの嬢ちゃんはいいのかい?」
「アヤの武器は【剣】だったよな」
「【短剣】も見てみたい」
「アヤ嬢ちゃんは【剣】と【短剣】だな
っと、その前に今使ってる獲物を見せてもらえるかい?」
「はい、これだよ」
アヤは考えなしに日本から持ってきたナイフをおっちゃんに見せてしまった
「なんじゃこりゃ~!!」
あちゃー
「これは、誰が作ったんだ!?
そもそも何の金属で出来てるんだ!?
いや、これ本当に金属なのか?」
おっちゃんはナイフをひっくり返したりして、舐め回すように見ている
「このやろう!こんなすごい武器を見せやがって
嫌がらせか!」
「えっ?えぇ~!?」
「そうだよな、嫌がらせのわけないよな!
くそう、こんな武器一度でいいから作ってみてえ!!」
なんかおっちゃんのテンションがおかしくなってしまった
アヤも何が起こったか分からず混乱している
「うちの店にこれよりいい武器なんて置いてないぞ
アヤ嬢ちゃんはそれを使いな」
「え、あ、はい」
「んで!兄ちゃんはどうするんだ?」
「俺は、【剣】と、あと【盾】も使ってみたいな」
「じゃあ、兄ちゃんのも見せてみろ」
俺は【剣】を取り出しておっちゃんに見せた
「……
なんだ、普通の【剣】じゃねえか…」
おっちゃんのテンションがだだ下がりだ
「す、すいません」
なんで俺は謝ってるんだ?
「【剣】はそこら辺、【盾】はそこら辺のを適当に選びな」
俺だけぞんざいな対応だな
俺は、【剣】と【盾】を見て回った
【盾】は、左手に付ける形の【バックラー】を選んだ
【剣】は、良さそうなものが見つからず、かなり迷ってしまった
しばらく探していると、変な【剣】があるのを見つけた
手にとって鑑定してみると
┌─<鑑定>────
│【模造刀】
│ニホン刀に似せて作られた刀
│レア度:★★★
└─────────
何だこれ、こんなのがあるのか
「なんじゃい、そんな変な物を選ぶなんて、兄ちゃんも変わってるな」
俺は【バックラー】100ゴールドと【模造刀】500ゴールドを購入した
アヤは、武器を購入しなかった代わりに200ゴールドで皮装備一式を購入した
「所で、アヤ嬢ちゃん」
「なあに?」
「その・・物は相談なんだが・・
そのナイフ・・売ってもらうことは出来ないかな?」
「えーと、兄ちゃんどうする?」
「3本あるから1本くらいなら」
「本当か!?
じゃあ、今日買った物と交換っていうのはどうだ?」
えーと、合計で…3800ゴールドか
日本円で38万円くらいかな?
なんかおっちゃんに悪い気がするがー
おっちゃんも欲しがってるみたいだし、まあいいか
「分かりました、それでお願いします」
「おぉ!いいのか!わるいね~
昨日はエールをおごってもらって、今日はこれか
今度またなにかお礼をするから、また来てくれよな」
「はい」
俺とおっちゃんは、がっしりと握手を交わした
コンビニで日本刀図鑑が売ってて、思わず買ってしまった
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