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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
王国の危機編
433/438

423.災害の爪痕

もうすぐ3巻が発売されます。

今回も「とらのあな」で購入するとオマケが付きますので、是非どうぞ!



 10人の少女たちを家に泊めるため、俺はマン喫に泊まることにした。

 俺の家なのに、何で俺だけ……。

 まあ、2LDKに14人は無理だから仕方ない。


 マン喫は、それなりに快適だった。

 1つだけ残念だったのは、マンガばっかりでラノベ(・・・)が置いてなかったことだ。


 まあ、読みたいラノベは、ちゃんと買うからいいんだけど!



 翌日。

 被害状況を確認するために再びドレアドス王国へ。


「これから、ドレアドス王国に戻るけど、

 この部屋で見たことは、絶対に他の人には言わないこと!

 分かったな?」

「「はい」」


 少女10人は、だいぶ打ち解けたようで、

 素直に話を聞いてくれるようになっていた。


 この少女たちの面倒は、ヒルダがしばらく見てくれると言うので、

 少女たちを『ヒルダ隊』と呼ぶことにした。


 ヒルダと一緒に冒険者になりたいということなので、許可をだしてある。

 みんなまだ幼いけど、薬草集めや雑用くらいなら大丈夫だろう。


-----


 皆を連れてリルラのところへやってきた。


「リルラ。その後の様子はどうだ?」

「セイジ!

 家は、なかなか良いのが見つからなくて……、

 もう少し待ってくれ」


「家は、そんなに急いでないから、ゆっくりでいいよ。

 それより各街の様子はどうなんだ?

 食料が足りないとか言っていたが、大丈夫なのか?」


「食料は、ニッポの街のロンド殿が、

 農作物の状況を確認中だ」


 話を聞いてみると、

 ドレアドス王国の小麦生産のほとんどをニッポの街が賄っていたらしい。

 そういえば、あの街の周辺に広い小麦畑が広がっていたっけ。


 後で様子でも見に行ってみるか。



 他の街の状況は以下の通りだった。


【王都】

 城がぶっ壊れ、兵士が瓦礫の撤去作業に追われている。

 街も混乱していて、治安の低下が問題になっている。


 ってか、撤去作業なんて後回しにして、治安回復を優先しろよ。


【スガの街】

 街の水魔法師たちによって、復旧が順調に進んでいる。


【イケブの街】

 被害は少ないが、日の出の塔周辺に魔物が大量発生し、対処に追われている。


【シンジュの街】

 超巨大タコの通過地点を中心に、かなりの被害が出ている。

 リルラを中心にして、復興に全力を上げている。


【エビスの街】

 高台の地域が壊滅してしまったが、

 事前に避難していたので、人的被害はなし。


【シナガの街】

 こちらも人的被害はないが、

 鉱山周辺の地域が壊滅し、採掘が止まってしまっている。


【トキの街】

 被害は少なく、

 なぜか逆に海産物の陸揚げ量がアップしているらしい。



「それじゃあ皆で手分けして、各街の復興を手伝いに行くか」

「はーい」「「はい」」


 アヤはイケブの街。

 エレナは王都。

 ヒルダと『ヒルダ隊』はニッポの街に、それぞれ向かうことにした。



「兄ちゃんは、どこに行くの?」

「俺は、トキを見てくる」


「トキの街? 被害が少なかったんじゃなかったっけ?」


「街じゃなくて、トキの森の様子が気になるんだ」

「ああ、時空魔法の精霊のトキね」


 実は、トキとオラクルちゃんの事が気になっているのだ。

 超巨大タコとの戦いで、その2人だけが、顔を出してくれなかった。

 その後に改めて召喚しようとしたのだが、

 それでも顔を出してくれない。

 きっと何かあったに違いない。


~~~~~~~~~~


 みんなと別れ、ひとりトキの森に着くと、大変なことになっていた。


「コレはひどい」


 森の木々がなぎ倒されて、トキたちの住んでいた沼が、埋もれてしまっていた。



 沼の中心にある『時空のマナ結晶』の場所へ行ってみる。


 階段を降りていくと、マナ結晶のあるドーム型の空間に出る。



「あ!」


 そこには、精霊のトキが、血を流して倒れていた。

 その周りを普通のトキたちが、心配そうに取り囲んで鳴き声を上げている。


「大丈夫か?」

『あなたは、セイジ……。

 昨日は召喚に応じられなくて、申し訳ありませんでした』

「そんなことより、早くケガを治さないと」


 俺は獣医師免許は持っていないが、【回復魔法】で治療してやる。


 治療をしながら、トキに話を聞いてみる。

 嵐で森の木々が倒れ、仲間を庇ってケガをしてしまった。

 仲間たちを地下に避難させ、結界を張って閉じこもっていた。

 ということらしい。


『セイジ、ありがとう。おかげで助かりました』


 トキたちに感謝されつつ、

 ついでに、めちゃくちゃになってしまった沼の復旧も手伝ってあげた。


 あわよくば、助けたお礼に時空魔法のレベルアップでもあるかと思ったんだけど、

 別にそんなことはなかった。

 がっくし。


~~~~~


 次に俺が向かったのは、イケブの街。

 もう一人、召喚に応じてくれなかった、オラクルちゃんに会いにきたのだ。


 と、その前にアヤと合流しておこう。


 マップを確認しつつ、アヤを探す。


「あ、兄ちゃん。どうしたの?」

 と思ったら、日の出の塔の入り口で、バッタリとアヤに遭遇。


「ちょっと様子を見にきた。

 日の出の塔の中はどうだ?」


「なんかね~、日の出の塔の魔物たちが、変な感じ」

 語彙力をもっと何とかしてくれ……。


 アヤの話では要領を得ないので、

 2人で塔に登ってみることにした。



「兄ちゃん、ゴブリンがいたよ」


 塔の中をしばらく進んで出くわしたのは、たしかにゴブリンだ。

 そして、たしかに変な感じだ。


 なぜならゴブリンは、変な踊りを踊っていたからだ。


 それだけじゃない、

【鑑定】によると、前にここに来た時より、じゃっかん強くなっている感じだ。



 まるで『ゴブリン』が『ゴブリン・強』になった感じだ。


 なぜ、こんな事になっているんだろう?


ご感想お待ちしております。


※第3巻の表紙は↓です。

挿絵(By みてみん)


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