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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
ヒルダの冒険編
406/438

396.ヒルダ様

小説内の時間が、すでに土曜日になっていたので、

それに合わせて、「395.ヒルダの災難2」にその記述を追加しました。


『ヒルダ様ご指名の依頼が入っております。

 お受けなさいますか?』

『ご指名!?』


『はい、ロン……いえ、とある高貴な方からのご依頼です』

 なるほど、ロン……なんとか様からの依頼か……。


 特別扱いしないんじゃないのかよ!


 まあ、依頼だから別にいいか。

 あいつなら変な依頼ってこともないだろうし。



『ヒルダさんは、西の開拓村はご存知ですか?』

『はい!』

 レイチェルさんが村長をしている村だな。


『その村に冒険者ギルドが新しくできたのですが、

 冒険者が足りなくて困っています。

 そこで、溜まってしまっている依頼をこなして欲しいとの依頼です』

 あそこにも冒険者ギルドができるのか、

 ずいぶん村らしくなってきたんだな。



『依頼をこなすのが、依頼なんですか?』

『はい。報酬も二重に出ますので、お得ですよ。

 具体的には、1500ゴールド分の依頼をこなすと達成となり、

 報酬として追加で500ゴールドが受け取れます。

 ギルドポイントも合計で200ももらえて、お得ですよ~』


 たしか、ヒルダのギルドポイントは現在100くらいだったはず。

 この依頼でもらえる分を合わせて、Cランクにアップできるな。




 ヒルダは依頼を受け、

 紹介状を受け取って開拓村へ向かった。



 まあ、ヒルダは開拓村への【瞬間移動の魔石】も持ってるから、すぐなんだけどね。


-----


 瞬間移動で開拓村へやってきたヒルダは、

 村人に場所を聞いて新設された冒険者ギルドへやってきた。


 ってか、ギルドというより……。

 これは、酒場だな。



『こんにちは』

『おや、見ない顔だね? 何のご用かな?』

 気の弱そうな、酒場のマスターが一人で店の準備をしていた。


『えーと、ここは冒険者ギルドで間違いありませんか?』

『ああ、本当は酒場だけど、冒険者ギルドの窓口も兼ねてるよ』


 なるほど、まだまだできたばっかりの村だから、

 ギルドも兼業なんだな。



『ニッポの街から紹介状をもらってきました』

『ん? 紹介状?? なんだろう?』


 酒場のマスターは、紹介状を読み終わり……。

 少しがっかりした表情を浮かべた。



『なるほど、お嬢ちゃんは冒険者さんだったんですね。

 まあ、できたばっかりのこの村に来てくれる人がいるだけで、ありがたいと思わなきゃダメですよね』


 使えない冒険者を充てがわれたと思ったのかな?



『とりあえず、村長さんのところへ挨拶に行きましょう』

『はい!』

 ヒルダはニコニコ顔で元気よく答えた。


-----


 村長のレイチェルさんの家は、相変わらず質素だった。


『村長さん、ニッポの街に要請していた冒険者さんが来ましたよ』

『お、もう来たか。速いな』



『レイチェルさん、こんにちは』

『えっ!?

 ヒルダじゃないか!』

『え? 村長のお知り合いだったんですか?』

 酒場のマスターは、かなり驚いていた。



『この子は、私と同じ、元魔法使い部隊の一員だったんだ。

 この前の悪魔族との戦いの時も、あたしよりも大活躍したんだ』

『どひゃー! そんなにすごい人だったんですか?

 先ほどは失礼なことを言いました』

 どうやら、誤解は解けたみたいだな。



『ところでヒルダ、冒険者になったのか?』

『はい』

『セイジはどうしたんだ?

 奴に捨てられたのか?』


 何を言っているんだ!

 ヒルダを捨てるなんて、とんでもない!



『Sランクになれば、エレナお姉ちゃんの正式な妹にしてくれると、

 王様が言ってくださったので、頑張ってみることにしたんです』

『エ、Sランク!? また大層な話だな。

 本気なのか?』


『Cランクまで昇格できたら、セイジお兄ちゃんも手伝ってくれるそうなので、

 きっとだいじょうぶです』

『なるほど、

 それなら有り得る話だな』


 レイチェルさんは、俺のことをそこまで信頼してくれているのか。



 ただ、2人のその話をきいていた酒場のマスターは……。

 口をアングリと開けて、ビビりまくっていた。




『ヒルダ。

 お前もこの村に来るのは久しぶりだから、

 どんなふうに変わったか見学するかい?』

『はい』


『そうか。

 じゃあダイル。ヒルダを一通り案内してくれ』

『は、はい!』

 酒場のマスターは、ダイルというらしい。



『それでは、ご案内いたします』

 なんかこの人、急に腰が低くなったな。




 ヒルダは、ダイルさんに案内されて村を見て回ることになった。


『ヒルダ様は、すごいお方だったんですね』

『様?? 私は冒険者なので、呼び捨てでお願いします』


『いやいや、Sランクになるかもしれない人を、呼び捨てなんてできません』



 そんな話をしながら村を案内されていると……。



『大変だ!』


 男性の村人が一人、大慌てで走ってきた。



『そんなに慌ててどうしたんです?』


『村はずれにオークが出た!』

『なんと!』


『急いでレイチェル様を呼びに行かないと』


 どうやらレイチェルさんは、

 村長をしながらも、村に現れた魔物の退治もやっているみたいだな。



『あ、それなら、私が退治します。

 案内してください』

 ヒルダが、オーク退治を買って出る。


『え? 君が??

 ダイルさん、この子は誰なんだ?』


『この御方は、

 レイチェルさんと共に、悪魔族討伐で大活躍なさった、

 Sランク (に、なるかもしれない)冒険者のヒルダ様だ!』

『エ、Sランク!?』


『先生。よろしくお願いします』



『あ、はい……』


 ヒルダは、

 村人に案内されて、オーク退治へ向かった。


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