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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
空手大会編
373/438

363.ファイト!

1巻、発売中です……。m(_ _)m


 女の子たちが、おみやげを買いに行ってしまって、

 俺だけ荷物番をしていると……。



 いきなり、俺の頭を後ろから狙う【攻撃予想範囲】が、表示された。


 俺は、振り返りもせず、

 首だけを曲げて、それを回避した。


「うおっと!」


 俺を後ろから攻撃しようとした奴は、

 いきなり回避されてバランスを崩し、俺の前で転んでしまった。



「大丈夫ですか?

 あなたは、たしか……」


 俺を後ろから襲ったのは、

 重量級で、いきなり舞衣さんと戦って一回戦負けをした、

 アメリカ代表の『シャーロット選手』だった。



「おまえ! 何で避けるんだよ!

 てか、後ろに目がついてるのか?

 もしかして忍者なのか?」


 そっちから攻撃しておいて、この言い草。

 この人は、いったい何がしたいんだろう?


 てか、変なのに絡まれたのは、俺だったか!



 シャーロット選手と一緒に、

 中量級でアヤに負けたエミリー選手と

 軽量級でロシアのイリーナにケガさせられたアン選手もいた。


 エミリー選手は元気そうだが、

 アン選手は、足に包帯を巻いて、杖をついていた。



「おい、ジャップ。

 舞衣はどこだ?」

 まだジャップ呼ばわりかよ。


「舞衣さんは、おみやげを買いに行ってますよ。

 俺は、そんなみんなの荷物番をしているところ」


「くそう。いないのかよ!

 じゃあ、代わりにお前さんを殴らせろ」

 うわ、面倒くさい人だ。


「俺、空手はやったことないですよ?」

「ごちゃごちゃうるせえ!」

 シャーロット選手は、いきなり殴りかかってきた。



パシッ!


「ちょっと、いきなり何するんですか」

 俺は、シャーロット選手の拳を、手で受け止めた。

 またコケられても困るしね。


「お前、なかなかやるじゃないか。

 ちょっと本気を出してみようかな~」

 シャーロット選手は、本格的な空手の構えを取り始めた。


「「なんだなんだ?」」

 周りの一般人が、いきなり始まったストリートファイトを見学しようと集まってくる。

 俺にどうしろっていうんだ?


「いくぞ!」

 シャーロット選手は、いきなり目をキラリと光らせ、

 有無を言わさず、連続キックを仕掛けてきた。

 そして、その連続キックに合わせて、豊満な2つのモノがリズムカルに揺れている。



パシッ、パシッ、パシッ。


 俺は、そのリズムカルなモノを鑑賞しながら、

 シャーロット選手の連続キックを全弾ブロックしてやった。


「うぉーーー!」

 周りの観客からは、歓喜の雄叫びが響き渡った。


 そして、連続キックを出し終わった直後にできたスキに、

 俺は、シャーロット選手の間合いに入り込み、

 わきに向けて、寸止めギリギリのパンチをツンツン(・・・・)と食らわせてやった。


「ひゃ!」

 シャーロット選手は、短い悲鳴を上げて、真っ赤な顔で俺を睨みつけた。


「大丈夫?

 もしかして、痛かった?」


「くそう! 変態ジャップめ!!」

 シャーロット選手は、顔を真赤にして怒っている。


 素人の俺に攻撃を食らったのが、そんなに悔しかったのかな?



 シャーロット選手は、

 よほどさっきの攻撃が効いたのだろう、

 今度は、ガードを固めながら、突っ込んできた。


 そして、コンパクトな、それでいて鋭いパンチが、

 近距離から俺に向かって飛んでくる。


 俺は、そのパンチを外側に受け流してそらし、

 がら空きになったあごにめがけて、アッパーを繰り出す。


 今度も、もちろん寸止めのつもりだ。


 しかし、俺のアッパーは、運悪く先っちょ(・・・・)をかすってしまった。



「ひやぁ!」

 シャーロット選手は、変な悲鳴を上げたかと思ったら、

 内股で座り込み、胸と顔を隠して、うずくまってしまった。


 あれ?

 そんなに強く当たったか?


 そういえば、あごの先っちょをかすめる攻撃は、

 脳を揺らして、軽い脳震盪を起こすと、何かのマンガで見たことがある。

 もしかして、それか?

 もしそうだとしたら、大丈夫だろうか?


 あれ?

 でも、あごというよりは……。

 何か、もっと柔らかいもの(・・・・・・)の先っちょだったような感触があったな~。

 あごが柔らかいわけないしな~。

 変だな~。



「ジャップのくせに、生意気だー!!」

 シャーロット選手は、そう言い残すと、

 泣きながら逃げていってしまった。


「シャーロットが迷惑を掛けたね」

「あんた、見かけによらず、強いんだね~」

 エミリー選手と、アン選手も、そう言い残して、

 シャーロット選手を追いかけて行ってしまった。



 こうして、突如開催されたストリートファイトは、お開きとなった。


-----


「兄ちゃん、ただいま~」

 しばらくして、やっとアヤたちが帰ってきた。


「そっちは変な奴に絡まれたりしなかったか?」

「ぜんぜん~」


 なんだよ、トラブルに巻き込まれたのは俺だけかよ!

 なんか、変な疫病神でもいてるのかも……。



 そういえば、最近発売されたとあるラノベ(・・・・・・)を購入すると、

 悪かった運気が向上し、身長も伸びて、お肌っゃっゃになる……とか、ならないとか、

 という話を聞いたことがあるな。

 たしか690円で、有名な本屋とかで購入できるらしいから、

 帰国したら買ってみるかな~。



 あれ?

 俺は、何を言っているんだ?


-----


 その後、

 エレナとヒルダを【瞬間移動】で先に送り届け、

 俺たちは日本へ帰国した。


ご感想お待ちしております。

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[一言] アメリカやよーろっぱの白人国家は 日本と違い先取防衛は合法だよ? 先に手を出したのは宣戦布告として アメリカやフランスの選手を壊しても 自業自得だよ? 況してや無種の素人に手を出した悪人を成…
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