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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編3
296/438

286.日の出の塔21階~


 いったん家に帰って、おやつを食べてから

 日の出の塔21階の攻略を再開した。



 異変は、21階に向かう階段から始まっていた。


「兄ちゃん、なんか暑くない?」


 階段を登るたびに、徐々に気温が上昇してきているのだ。


「あ、暑い!!」


 徐々に気温が上がり始め、

 階段を登っている途中で、我慢ができなくなり、一枚、また一枚と服を脱いでいったのだが……。



「これ以上は無理!!」


 俺たちは暑さに負けて、大急ぎで階段を逆戻りした。


----------


「なんなんだ、あの暑さは! 暑すぎるぞ!

 しかも、まだ階段の途中だぞ?

 上の階は、どんだけ暑いんだよ」


「じゃあ、着替える必要があるね」


 俺たちは、【変身魔石】で『水着』に変身し、もう一度階段を登った。



「水着でも暑いな」


 俺がグチをこぼしていると、

 なぜかエレナは涼しい顔をしている。


「あれ? エレナ、その服はなに?」


 エレナは、水着の上から、スケスケのドレスのようなものを着ていた。


「これは、水の魔法で服を作ってみたんです」

「おお! それいいね、涼しそう!」


 俺、アヤ、ヒルダは、エレナのマネをして、

 水の魔法で服を作ってみた。



「じゃーん、水アーマーだ!」


 俺がドヤ顔で、水の鎧を自慢していると、

 アヤとヒルダも、水で体を覆っていた。



「けっこう難しいね」「はい」


 二人は水の魔法がそれ程得意じゃないこともあり、

 まるで透明な『きぐるみ』を着ているようだった。



「よし、ちょっと大変だけど、しばらくコレを維持したまま探索を続けるぞ」

「「はーい」」


----------


 途中で水アーマーの水温が上昇してきて、ノボセそうになったが、

 氷の魔法で水温を下げ、何とか探索を続けていた。



「セイジ様、道が塞がれています」


 見てみると、道が『溶岩流』で塞がれてしまっていた。


 『溶岩流』は、右から左に絶え間なく流れていて、

 アレを渡るのは難しそうだ。


「地図で見る限りでは、この先が怪しいんだけど、

 迂回するしか無いのか?」


「兄ちゃん、水で溶岩を冷やせない?」

「うーむ、そうだな、やってみるか!」



 俺たち四人は、溶岩流に向けて【水の魔法】を使って放水し始めた。


ジューーーーー!!


 ものすごい音とともに、爆発的な水蒸気が発生した。


「あちち!」


 アヤは、ひとり放水を中止して、迫り来る水蒸気を【風の魔法】で吹き戻す係を買って出た。



 溶岩が冷えて固まり、なんとか歩いて渡れそうな感じになった。


「よし、渡るぞ!」

「「はい」」


 俺たちは、まだジンワリと温かい溶岩の上を大急ぎで渡り、何とか突破することができた。


----------


「ふー、暑かった!」


 溶岩流を突破して、一息ついていると……。



 また『溶岩』が襲ってきた。


 今度の溶岩は、溶岩流ではなく、

 『ゴーレム』だった。



 『溶岩ゴーレム』、体が溶岩で出来ているゴーレムだそうだ。

 こんなゴーレムに大事な刀を使いたくないな。


「よし、水攻撃だ!」

「「はい」」


 溶岩ゴーレムは、俺たち四人の水攻撃を受け、激しい水蒸気をもうもうと発生させていた。

 そして、冷えて固まり……。


ギギギギ……。


 溶岩ゴーレムは動けなくなってしまった。

 ゴーレムのくせに、固まったくらいで動けないとは、

 軟弱だな。


----------


 その後、階段を見つけて22階に登ると……。



 『ビル火災』が起きていた。



 まあ、『ビル』じゃなくて『塔』なんだけどね。



 風景は21階と似た感じなのだが、

 あちこちで油のようなものが燃え盛っていた。


 そして、この階も熱かった。



「まだ、熱いの続くの?」


 アヤも、少しげんなりしている。



 しばらく進むと……。


「何だアレは!」


 炎が襲ってきた。


 【鑑定】してみると、『油スライム』という魔物だった。

 ってか、火がついちゃってるから油スライムってより、炎スライムという感じだ。



 まあ、『放水』で火を消すんだけどね。



 火が消えたスライムは、簡単に倒すことができた。

 やはり、弱点属性の魔法が使えると楽勝だな。



----------


 その後、次の階への階段は見つけたのだが……。


 暑いなかを進んできたこともあって疲れてしまったので、

 少し時間が早いが、今日の探索は終わりにすることにした。



「あー疲れた~」


 アヤは、家に帰るなり、水着姿のままでソファーに座り込んだ。


「くつろぐのは着替えてからにしろよ」

「はーい」


 アヤは、疲れた様子で『どっこいしょ』と立ち上がリ、風呂場へ向かう。

 俺は、そんなアヤを呼び止めた。


「そう言えばアヤ」

「なあに、兄ちゃん」


「期末テストがもうそろそろじゃないのか?」

「えーっと……来週一週間はテスト休みで、

 その次の週にテストだよ」


「なに!?

 じゃあ、アヤは明日のダンジョン攻略をお休みにして、勉強しないとな」

「そんな~」


「留年したら大変だぞ」

「それは…そうだけど……」


「先輩に相談して、過去問とか見せてもらえよ」

「わかったよ~

 舞衣さんと百合恵さんに聞いてみる」


 ずいぶん素直だな。

 まあ、アヤにとっては短大での初めてのテストだしな。


 その日は、早く寝て翌日に備えることにした。


ご感想お待ちしております。

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