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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
ナンシー来日編
275/438

265.新幹線

「一人じゃ寂しいよ、

 セイジ、今夜は泊まっていって……」



 ナンシーがそういうので、

 みんな(・・・・)で泊まっていくことにした。



 スイートルーム内の4部屋の部屋割りは、

 1部屋目をナンシー、

 2部屋目をアヤとりんご、

 3部屋目をエレナとヒルダ、

 4部屋目は、俺が一人で使うことになった。


~~~~~~~~~~


 草木も眠る丑三つ時、

 俺は、みんなに気づかれないようにこっそり起きだし、

 行動を開始した。



 狙いは、もちろん!



 ホテルの外で見張っている不審者だ。



 俺は、インベントリから、とある『魔石』を取り出した。


「【変身】!!」


 俺が、バカっぽくそう叫ぶと―

 俺の体は、忍者の格好に変身していた。


 こんな事もあろうかと、『ジャパニーズ忍者マン変身セット』を仕込んでおいたのだ。


 変身時に掛け声を掛ける必要があったのかだって?

 必要あるに決まってるだろ!!

 ごめんなさい嘘です、やってみたかっただけです。



 俺は、【夜陰】を使用して姿を隠し、

 ホテルの近くで俺たちを見張っている不審者の所へ、【瞬間移動】で飛んだ。


~~~~~~~~~~


「我為什麼必須做像這樣子的樸素的工作」

「不正說牢騷而默默看守」

「不要自以為是地講大道理」


 おそらく中国語なのだろう、

 ワゴン車の中で強面の男が2人、言い合いをしていた。



 とりあえず、言語習得を使用して『中国語』を習得してみた。



「こんな時間に、対象者が現れるわけ無いだろ!」

「いや、対象者と一緒に居た男、アイツは只者じゃない。

 俺たちの尾行に気がついていた。

 夜中にこちらの様子を伺いに来る可能性も考慮すべきだ」


 リーダーっぽい人、するどい!

 あたしセイジさん。今、あなたの後ろにいるの!



 男たちを【鑑定】してみると、職業が『マフィア』になっていた。

 そういう奴らか……

 さて、どうするかな。



「【睡眠】!」

「え!?」


 二人の男に【睡眠】の魔法をかけると、

 一瞬、驚いた顔をしたが、

 二人とも、すぐにぐっすりと深い眠りについた。


 後は、リーダーっぽい人に『追跡用ビーコン』を取り付けて、

 とりあえず、これだけでいいか。



 この二人以外にも、あと2台のワゴン車に二人ずつ怪しい人物が張り込みをしていたが、

 それぞれ【睡眠】をかけた。



 流石に『追跡用ビーコン』を全員にかけることは出来ないので、リーダー1人だけにしておいた。

 代わりに、イケブの街の冒険者に付けていたビーコンを外した。


~~~~~~~~~~


 追跡者もぐっすり眠っているので、俺も安心して朝までぐっすり眠れた。

 スイートルームのベッドはフカフカで、気持よかった。



 朝も、豪華な朝食が部屋に運び込まれ、

 みんなで美味しくいただいた。



「セイジ、今日は京都に連れて行ってくれるんでしょ?」

「ああ、京都で一泊して、明日の夜帰ってくるスケジュールだ」

「そうか、楽しみだな~」



 朝食を終え、

 俺たちは、早めにチェックアウトした。



「あ、俺はちょっとトイレ」


 俺は、そう言ってトイレの個室に駆け込んだ。


「変身!」


 そして、【光の魔法】の【透明化】を使用して姿を消し、

 不審者が眠る3台のワゴン車に【瞬間移動】で飛び、

 【睡眠】の魔法をかけ直して回った。



 京都までついて来られたら嫌だし、

 東京に残るアヤやりんごを付けられたりしたら困るからね。



 そして、トイレに戻って、元の姿に戻り、

 ナンシーたちと合流して、堂々とホテルを出ることが出来た。



 アヤとりんごは短大と専門学校へ

 俺たちは、東京駅へ向かった。


~~~~~~~~~~


「これが東京駅か!

 カッコいい駅だね!」


 ナンシーは赤レンガの丸の内口駅舎に感心しきりだった。


 俺たちは窓口に行き、すでにある2枚の指定席の近くの席を2枚購入した。

 お願いしたら、ちゃんと4人席のチケットを取ってくれた。

 これで電車の旅を楽しく過ごせるぜ!


----------


 なんと!

 ナンシーは日本の電車に乗るのが初めてだそうだ。


「前に日本に来た時も、電車に乗らなかったのか?」

「飛行場からタクシーに乗って、セイジの会社とホテルを行き来しただけだったから」


 日本で最初に乗る電車が『新幹線』なのか!

 それはそれで凄い経験だな。



 ヒルダも電車に乗るのが初めてということで、

 ナンシーは俺に、ヒルダはエレナに付き添われて改札を通過した。


「切符を入れると、あっちから出てくるので、それを取るんですよ」


 とか説明している。

 エレナが初めて電車に乗った時は大変だったもんな~


~~~~~~~~~~


 俺たちは、大勢の人をかき分け、

 何とか『新幹線』のホームに到着した。


「日本の駅は、人がたくさん居て目が回りそうだよ」


 ナンシーだけでなく、

 エレナとヒルダも、人をかき分け進むのにだいぶ疲れてしまった様子だ。



 しばらく待つと、ホームに『新幹線』が入ってきた。


「なにこの電車!!」


 流線型の車両を見て、3人ともびっくりしていた。


「『新幹線』カッコいいだろ?」

「ええ! まるで飛行機みたいだね!」


 清掃員のお姉さんたちの作業が終わり、新幹線に乗り込んだ。



「中もすっごく綺麗だ!」


 3人共、初めての新幹線に興奮しっぱなしだ。



「この席だな」


 おれが、4人席になるように椅子を回転させると。


「Oh!! 椅子が回った!!!」


 ナンシー、何にでも驚き過ぎだよ。



 平日だけあって、だいぶ空いていて、

 ほぼ貸切状態のまま、新幹線は静かに発車した。


~~~~~~~~~~


「すごく静かだし、けっこう早いね」

「まだまだ、

 新横浜を過ぎたらもっと早くなるよ」

「もっと早くなるの!?」


 エレナとヒルダは新幹線から見える景色を、身を乗り出し、お互いのほっぺをくっつけながら、食い入るように眺めている。



 しばらくして、新横浜を過ぎ、速度が出始めた。


「は、早い!」


 速度が早くなるに連れて、ナンシーは驚きまくっていた。


「こんなに早くて、脱線とかしないの?」


「乗客の乗った新幹線の脱線事故は、

 2004年にマグニチュード6.8の地震の直撃を受けた事故が1度だけ起こったことがある」


「マグニチュード6.8!!?

 その時は、何人死んだの?」

「脱線での死傷者は0人だよ」

「0人!? なんで!?

 あれ? 大地震って2011年じゃなかったけ?」


「2011年の大地震の時は、

 試運転してた車両が1本脱線しただけで、

 運転中だった27本の新幹線は、1本も脱線していないよ」


「えぇ!??

 だって、凄い被害が出た地震だったんでしょ?

 なんで??」

「新幹線には【早期地震検知システム】っていうのが積まれてて、地震の揺れが来る前に、停止するようになってるんだよ」


「ほぇ~~!!」



 うーむ、

 ナンシーが『新幹線』に乗りたいって言うから、事前に予習をしておいたんだけど……


 俺ってまるで、鉄道会社の回し者みたいだな。


鉄オタではないので、間違っている情報があったら教えて下さい。

ご感想お待ちしております。

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