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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編2
267/438

257.日の出の塔8階


「いや~、ダンジョン探索中に家に帰れるっていいな」


 俺とアヤは、水に落ちて全身汚れてしまったのでお風呂に入ってさっぱりし、

 昼食を取ってから再出発することにした。


 あ、お風呂は順番に入ったんだからな、勘違いするなよ?



「よし、準備はできたか?

 そろそろ出発するぞ」

「「おー」」


 俺たちは、満を持して、

 『日の出の塔』8階へ【瞬間移動】した。


~~~~~~~~~~


「やっぱ暑いな」


 8階は相変わらずの暑さと湿気で、

 よく見ると左右に熱そうな『お風呂』が続いている。

 『湯船』と『湯船』の間の通路が迷路のようになっている様だ。


 『湯船』からは、もうもうと湯気が立ち込めていて、

 お湯の温度は、かなり高そうだ。


 この暑さと湿度は、これが原因か。



 俺が暑さに耐えかね、汗を垂らしていると―


 アヤたちが服を脱ぎ始めた。

 しかも、エレナとヒルダまで!


「みんな何やってるんだ!!」



 アヤは、ニヤリと不敵な笑みを浮かべて、一気に服を脱ぎ捨てた。



「兄ちゃん、私たちが裸になると思ったんでしょ~

 すけべ~」


 アヤたちは服の下に水着を着ていた。

 水着を着るなら家からそのままで来いよ。



 アヤは競技用ビキニタイプの色気もなんにもない水着。

 エレナはリゾートにいそうな、ビキニにパレオを巻いたタイプ。


 そして、ヒルダはスク水だった。


「なぜスク水!」

「だって、ヒルダちゃんの水着買ってなかったんだもん

 合うのこれしか無かったし」


 まあ、無かったのだから仕方ない。

 仕方ない、あー、仕方ない。


 俺がジロジロみていると、ヒルダと目があってしまった。

 ヒルダは、俺に向かってニッコリ微笑んだ。

 い、いかん!



 今度はエレナの水着を鑑賞することにした。

 エレナは俺の視線に気づき、恥ずかしそうにしている。


 お、おへそが……



 俺がじっくりと鑑賞していると、

 なぜかエレナは、手でおへそを隠してしまった。

 何故隠すんだ!! ちくしょう!!



 しかし、みんな防御力が低そうな装備だ。


 特にエレナの紐の部分、これはイカン!

 もしあそこを攻撃されたら、ひとたまりもない。


 大破してしまったら、もう進軍が出来なくなってしまう。



 そんなことを考えていると、アヤがエレナの前に立ちはだかってきた。

 そして、何やらポーズをキメている。


「アヤ、何してるんだ?」

「セクシーポーズ」


「あー、はいはい。

 お前には『ボディビルダー』は無理だよ。

 ぜい肉ばかりじゃないか」



 次の瞬間、俺は顔面を飛び膝蹴りされ、鼻血を出してぶっ倒れていた。



「セイジ様、大丈夫ですか?」


 エレナが膝枕をして【回復魔法】を掛けてくれた。

 しかし、間近でおへそを眺めることの出来るこの体勢……

 俺の鼻血は、エレナの【回復魔法】にも負けず、しばらく治らなかった。



 恐るべし、おへそ!


----------


 しばらく堪能していると……


 地図上で魔物の反応が近づいてきているのが分かった。


 俺は、すっくと立ち上がり―


「敵が来るぞ!」


 全員素早く戦闘態勢に入った。



 次の瞬間、『湯船』のお湯が爆発し、何かが飛び出してきた。



 それは、『スライム』だった。


 しかし、なにか変な感じだ。

 中央に赤い核が見えるが、それ以外は完全に透明だ。


 『湯船』から飛び出した『スライム』は俺の頭の上に落下してきた。



 飛んで火に入る夏の虫とは正にこの事。

 おれは、『スライム』を白帯刀で一刀両断……



 !?


 俺は、『スライム』に攻撃するのを中断して、

 おもいっきり横っ飛びして、躱した。


 スライムは、床でポヨンと跳ねて、

 反対側の『湯船』にポチャンと落ちた。



「兄ちゃん、どうしたの?

 なんでやっつけなかったの?」



 危なかった。

 俺が『スライム』に攻撃しようとした瞬間、

 【攻撃予想範囲】があたり一面に広がったのだ。


 おそらく、何らかの範囲攻撃だろう。

 しかし、何故直前になるまで【攻撃予想範囲】が見えなかったんだろう?

 しかも、結局、攻撃はされなかった。


 俺は、もう一度様子を見ることにした。



「あいつ、予測不能の攻撃をしてくる可能性がある。

 みんなは少し下がってろ」


 アヤたちを下がらせた時、奴は再び『湯船』から飛び上がった。



 俺は、攻撃を中止し、

 余裕を持って『スライム』を躱して、

 その隙に【鑑定】してみた。



 『熱湯スライム』という魔物だった。


 そうか、あの『スライム』の透明な部分は『熱湯』…

 あのまま攻撃していたら、『熱湯』を頭から被る所だったのか。

 危ない危ない。



「兄ちゃん、大丈夫?」

「ああ、正体が分かったからもう大丈夫だ」


 その瞬間、『熱湯スライム』が再び襲いかかってきた。


「ワンパターンなんだよ!

 おわん型・水バリア!」


 襲ってきた『熱湯スライム』は、俺の生成したバリアの中にぽとりと落ちた。


「氷投入!」


 俺は、『熱湯スライム』の上から、氷を投入した。

 普段、あまり【氷の魔法】を使ったことがなかったけど、上手く使えた。



 『熱湯スライム』はバリアの中で暴れていたが……

 しばらくして凍りついてしまった。


 バリアを解除すると、

 凍った『熱湯スライム』がコロンと落ちてきた。



「いただき」


 白帯刀で『熱湯スライム』を突き刺し、

 中央の核を破壊すると、『熱湯スライム』は砕け散った。


 どうやら、この『熱湯スライム』は、火属性の魔物だったらしく、

 『火属性魔物討伐』が1つカウントされていた。


----------


 『熱湯スライム』以外に、『いい湯スライム』というのも出たが、

 倒しても、ちょうどいい湯加減のお湯が撒き散らされるだけなので、

 アヤが面白がって、パンチで倒してお湯をかぶって遊んでいた。



 この階もボスは居らず、

 『熱湯スライム』を合計4匹倒し、

 『火属性魔物討伐』が4/10になった所で、

 次の階へ登る階段を発見した。


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