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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
悪魔族編2
255/438

245.ジュエリーショップ日本店

 誰これ?


「どちら様ですか?」

「ゆ、百合恵です……」


 まあ、そうだろうけど……


 なんだこの、もじもじしている可愛らしい生き物は?


 しかし、これだけ別人なら、変装としては申し分ないな。



 アヤと舞衣さんと百合恵さんは、短大に。

 りんごは専門学校へと出かけていった。


 おっと、俺も会社に行かないと。


~~~~~~~~~~


 会社で、百合恵さんの様子を確認していたが―

 レポーターに見つかることもなく、普通に短大に行くことができていた。


 よかったよかった、

 あとは、自宅を張り込んでいる奴らがいなくなるのを待つだけだな。



「……丸山君……」


 さーてと、俺も仕事に戻るかな~


「丸山君!」

「わ! 部長!

 どうかしましたか?」


 いつの間にか、部長に話しかけられていたのか。


「集中しているところ悪いんだが……

 君って、英語ができたよね?」

「ええ、まあ」


 英語の書類をそのまま読めるようにするために、

 前に、【言語習得】で習得したんだよね。



「英語がどうかしたんですか?」

「いや、来週辺りに英語が必要になる仕事が来そうなんで、その時君にお願いするかもしれない」


「そうですか、了解しました」


 まあ、ドイツ語でもフランス語でも、なんでも平気だけどね。


~~~~~~~~~~


 仕事を終え、家に帰ってくると、

 今日も6人にお出迎えされた。


「今日も、百合恵さんの家はハリコミされてるのか?」

「うん、今日もいた」


「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」


 百合恵さんが、しおらしい……


「悪いのはレポーターだし、百合恵さんは気にすること無いよ」

「そうだよ、そうだよ!」


「それじゃあ、その、ワイドショーでも見てみるか」



 俺は、リビングのテレビをつけた。

 しかし―


「あれ? 百合恵さんのことやってないな」


 どのチャンネルも百合恵さんのことをやっていない。

 もう飽きたのかな?


「なんか、有名アクセサリーブランドが日本に店を出す話でもちきりみたい」

「アクセサリーブランド!?」


 『アクセサリー』と聞いて、りんごが激しく食いついてきた。



「りんご、このブランドって有名なの?」

「もちろんです!!

 世界の国々の何処に2号店を出すかで、だいぶもめてたらしいです。

 日本に決まったのか~ 嬉しいな~

 早く開店しないかな~」


 へー、ブランド名『ジュエリーナンシー』か、

 そう言えば、世界一周旅行をしていたナンシーは元気かな?


 同じ名前だからって、関係ないよね?

 まさかね……




 そんなことを考えていると―

 急に俺のスマフォが鳴り出した。


 誰からだろう?


 着信画面を見てみると……


 ナンシーだった!

 まさに、『噂をすれば……』だな!



『ナンシー久しぶり、元気にしてたかい?』

『セイジ、私は元気にしてたよ。あなたはどう?』

『俺も元気だったさ』



「あ、お兄さんが英語で誰かと話をしてる!」

「すごいです!」


 百合恵さんとりんごが驚いている。


「でもいま、『ナンシー』っていいませんでした?」

「言ってたかも」


 君たち、電話中にうるさいよ。



『それでナンシー、急に電話してきてどうしたんだい?』

『実は、もうすぐ日本に行くことになったから、その報告をしようと思ってね』


『また旅行に来るのか?』

『今回は、ビジネスだ。

 でも、前回日本に来た時は、あまり観光できなかったから、観光もしたいな』


『ビジネス? そう言えばナンシーって何の仕事をしてるんだ?』

『アクセサリーブランドの日本店がオープンするから、そこで働くんだ』


『へー、なんてお店?』

『ジュエリーナンシー・東京店』


 なんだって!

 あのワイドショーで言ってた店じゃないか!


 まあ、なんとなく、そんな予感はしてたけど……



『じゃあ、ナンシーは日本に住むのかい?』

『そうなる。

 日本のことは良くわからないから不安ではあるんだけど、困ったことがあったら助けてくれるかい?』

『もちろんさ』


『日本にはいつ来るんだい?』

『来週の月曜日の予定だよ。

 その時になったらまた連絡するね』



 ナンシーとの会話を終え、俺がスマフォを切ると、りんごがにじり寄ってきた。


「今の電話、ナンシーさんという人なんですか?」

「ああ、そうだけど」


「その人、日本に来るんですよね?」

「うん。

 りんごってもしかして、英語わかるの?」


「はい!

 英語は得意です!」


「じゃあ、こんどナンシーを紹介してあげるよ」

「ホントですか!」


 りんごが飛び跳ねて喜んでいる。

 外人さんとお友達になりたいのかな?



「ところで、アヤは英語を話せないのか?」


 アヤは目をそらしている……



 舞衣さんや百合恵さんの方を向いてみると―

 二人も目をそらした。


 なんだ、みんな英語できないのかよ。

 俺は…魔法で覚えただけだから自慢はできないけど……


 ん、魔法?


 そう言えば、【言語一時習得の魔石+2】を使えば、英語を習得できるじゃないか!



 本当は真面目に勉強すべきところだけど、

 今度、アヤたちを【瞬間移動】でアメリカに連れて行って、

 【言語一時習得の魔石+2】を使わせて、英語を覚えさせよう。


 そうすれば、ナンシーが来た時もちゃんと会話ができるし。


~~~~~~~~~~


 その日はみんな泊まっていったものの、

 翌日にはワイドショーで百合恵さんが取り上げられることもなくなり、

 百合恵さんは、自宅に戻ることが出来た。


 しかし舞衣さんは、まだ百合恵さんを一人にしておくのは不安だということで、百合恵さんの家にお泊りしに行った。


 舞衣さんが百合恵さんの所に泊まるとか、前の百合恵さんだったら、心配でたまらないところだけど……

 今の百合恵さんなら問題無いだろう。


~~~~~~~~~~


 その後、何日過ぎても、

 百合恵さんは、性格が変わってしまったまま、戻ることはなかった。


 ちゃんと、元に戻るのだろうか……


ご感想お待ちしております。

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