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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
時空魔法と情報魔法編
22/438

018.風の神殿へ

 お寿司に舌鼓をうった俺達は―

 帰宅し、風呂に入ることにした。


 エレナが風呂の入り方が判らないと言うので、俺が一緒に入って手取り足取り教え……

 られるわけもなく―

 アヤが張り切って教えてくれた。


 風呂場からはキャッキャと黄色い声が聞こえていた。

 う、羨ましくなんて無いし、覗きなんて全然これっぽっちもする気はないしー


 俺はモンモンとしながら、ご飯を炊いては、プラスチック容器に詰めて、インベントリに仕舞うという作業を、繰り返していただけだった。


 しばらくして二人は風呂から上がってきたのだが、エレナは、俺が昔勢いで買って結局使わずにしまっておいた【バスローブ】を着ていて、サイズがブカブカで、裾を引きずってしまっている。えろかわいくて、眼福眼福。

 アヤは、俺が昔勢いで買って結局使わずにしまっておいた、胸に『働いたら負け』というスローガンが書かれたTシャツを着ていて、サイズがブカブカで、ワンピースになってしまっている。俺のTシャツを勝手に着やがって! 見てるだけでムカついてきてしまった。


 アヤとエレナの後に俺も風呂に入ったが、確かにエレナが入った後ではあるものの、アヤも入った後でもあるので、風呂の水をどうこうしたというようなことは、これっぽっちも、全然1ミリたりとも、考えたりはしなかった。


 風呂に入り、いい感じに眠くなってきたので、今日はもう寝ようということになったのだがー


 布団がたりない!

 布団が俺の使っていたベッドしかない。


 妹は引っ越してきたのだから、引っ越し屋に頼んで布団を持ってくるところなのだろうが、どうやら今日は日帰りし、正式な引っ越しは来週にする予定だったそうだ。俺の【瞬間移動】と【インベントリ】で引越し代が浮くとか大喜びしていた。


 こんなことになるなら、エレナのベッドを教会に置いてくるんじゃなかったな~


 結局、アヤとエレナは、二人でイチャイチャとしながら俺のベッドで寝て、俺は防災用に買っておいた寝袋にくるまって、一人寂しく寝た。


~~~~~~~~~~


 翌朝、朝日とともに目覚めると、二人はまだ寝ているようだった。俺は、二人を起こさないように朝食を作った。


 朝食は、ベーコンエッグとサラダに味噌汁だ。ご飯も昨日作っておいたやつではなく、朝食用に改めて炊き直した。


 ご飯が炊けるいい香りが部屋を包む頃、二人がやっと起きてきたので、三人で朝食を頂くことにした。


「私も【箸】を使ってみたいです」


 エレナは、自分だけ【箸】じゃないのがつまらないらしく、そんなことを言い出した。


「よし、【箸】に挑戦してみるか」

「はい」


 元気よく返事をして挑戦し始めたのだが、上手く行かず、次第に涙目になってきてしまった。


「はい、今日の挑戦はここまで!」

「で、でも」

「そんなに直ぐに使えるようにはならないよ。これからいくらでも挑戦できるんだから、ゆっくり覚えていけばいいよ」

「はい」


 朝食もなんとか食べ終えたので、満を持して異世界へ行くことにした。


 俺は、またGジャン、Gパン姿なのだが、アヤとエレナは昨日と同じ服装だ。


「二人共、着替え無いんだっけ?」

「うん」「はい」

「じゃあ、向こうで新しい服を買うか」

「やったー」


 俺は、忘れ物が無いかを最終確認してから、両手でアヤとエレナに手を繋いでー


「【瞬間移動】!」


 異世界へ移動した。


~~~~~~~~~~


 移動先はまた噴水広場にした。一度飛んだことのある場所だと、なんとなく安心なんだよね。


『うわー! ここが異世界か~ あ、ネコミミの人もいる!!』


「あれ? アヤさんの言葉が、分からなくなっちゃいました」

『あれ? エレナちゃんの言葉が、急に分からなくなった』


「エレナ、【言語一時習得の魔石】をアヤに渡してあげて」

「あ、そうでした!」


『エレナちゃん、なに? これをくれるの?』


 エレナが【言語一時習得の魔石】をアヤに渡すと、アヤの体が魔石の光りに包まれた。


「どうですか? 私の言葉はわかるようになりました?」

「あ、分かるようになった。もしかして、この石の力なの?」

「はい、その石は【言語一時習得の魔石】といって、その土地で使われている言葉が、一時的に使えるようになる【魔石】なんです」

「すごーい」


「さあ、服を買いに行くぞ」

「おー!」


 服屋での買い物は、1時間半ほどかかった。なんで女って、あんなに買い物が遅いんだろう……

 しかも、服に1000ゴールドも使いやがった。

 パン1個の値段が1ゴールドだから、1ゴールド100円くらいかな? つまり、1000ゴールドを日本円に換算すると… 10万円か!? いったい何着買ったんだよ!

 しかも、二人共、購入した服に着替えて出てきたんだけど、同じ服の色違いを着ている。なんか姉妹みたいだ。


 エレナとアヤは、新しい服にはしゃぎながら、俺達は【風の神殿】へと向かった。


「【風のマナ結晶】への拝観料は、お一人様『4500ゴールド』になります」


「ふぁっ!? お金取るのかよ! しかも高い!!」


何だか急に筆が進まなっくなってしまった

筆じゃなくてキーボードだけど・・


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