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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
195/438

186.パレード

 花見をしている俺達に近づいてきたのは―


 『ハチ』だった。


 急に咲いた花の蜜でも取りに来たのか?



「デカい!」


 近づいてきて改めて大きさが分かったのだが、ハンドボール位のデカさだった。


 【鑑定】してみた結果、名前は【大ミツバチ】で、レベルはかなり低い。



「ここは俺がやるから、みんなはゆっくりしてて」

「兄ちゃん、がんばれ~」


 アヤの声援を受けて、張り切ってハチ退治を開始した。



 ……たのしい!

 大量に飛んできたハチは、面白いようにスパスパ斬れる。

 俺は、調子に乗って斬りまくっていたのだが……



 途中でハチが全滅してしまった。


「くそう、あと1匹なのに」


 刀の試練は残り1匹だった。


「後一匹くらい飛んできてくれないかな~」



 そこへ、おあつらえ向きに1匹のハチが飛んできた。

 今までの奴より一回り大きく、色も少し濃い。


「お! 最後の一匹、ほんとに来た!」


 喜び勇んで、そいつを真っ二つに斬ると―


 【試練の刀】が光り始めた。


「兄ちゃん、試練終わったの?」

「そうみたいだ」


「セイジ様、おめでとうございます」


 光は、収まり、鑑定結果でも『試練:完了』と出ている。

 早めにお爺さんの所へ行かないと!



 ヒルダは、俺の倒したハチを一人で解体をして、【蜜蜂の針】と【土強化魔石】を持ってきてくれた。

 なんという働き者。なでなでしてやろう。



「さて、帰るか」

「え? 帰るの?」


「4階に来れるようになったのをギルドに報告しないと」

「それもそうか~」


 暴れ足りなさそうなアヤをなんとか説得し、俺達は街へ戻った。


~~~~~~~~~~


 俺たちは、冒険者ギルドにやって来た。


 先に魔石や素材を買い取ってもらおうとしたら、量が多いので、ギルドの裏の倉庫に案内された。


 買い取ってもらった物は、以下の通り。


<地下1階>

 ・雑魚

  【赤スライムの核】120G×25個

  【赤スライムの核+1】500G×5個

  【着火の魔石】200G×5個


 ・ボス部屋

  【ムササビスライムの核】500G

  【そよ風の魔石】100G

  【闇スライムの核】500G

  【闇強化魔石+1】30G

  【炎スライムの核】2000G


 小計7830G


<地下2階>

 ・雑魚

  【大サソリ】300G×22匹

  【強化大サソリ】1200G×5匹

  【火炎大サソリ】1200G

  【泥大サソリ】1200G


 ・ボス部屋

  【カマサソリ】6000G


 小計21000G


<地上3階>

 【ゴブリンジェネラル】2000G


 小計2000G


<地上4階>

 【蜜蜂の針】5G×31匹

 【土強化魔石】10G

 【蜜蜂の針+1】40G


 小計205G



 地下2階のサソリは、解体していなかったので、そのまま買い取ってもらった。


 地下3階の『うなぎ』3種類と、【油の魔石】と【大地の魔石】は、売らないで取っておく事にした。


 やはり、地上階で取れた物の買取価格は安いな~


 最終的には、合計で31035Gになった。


~~~~~~~~~~


 その後、地上4階の報告の為に、ギルド長の部屋に案内してもらった。



「これはこれは、リルラ様。

 ようこそおいでくださいました」


 気の弱そうな、背の低いおっさんが、リルラにゴマをすっている。


「4階への階段を発見したので、その報告に来た」

「なんと!!」


 一応、リルラは有名人なので、代表してリルラに報告をしてもらったのだが……


「流石!

 我らが英雄、鉄壁のリルラ様!!」


 リルラが4階を見つけた事になってしまった。

 まあ、いいけど。



「この知らせは、この街にとって何よりの朗報です。

 つきましては、リルラ様の活躍を報せるため―

 『パレード』を開催したいのですが、よろしいでしょうか?」


「セイジどうする?」


 リルラ、俺に振るなよ。


「俺は別にいいと思うぞ」

「そ、そうか!

 では、開催するとするか!」


「ありがとうございます!

 早速準備にとりかかります!!

 開催は明日の正午になると思いますので、よろしくお願いします。」


「あっ!」

「セイジ、どうしたのだ?」


「俺達は、今日中に帰るから、参加できないや」

「え!?」


「ご心配には及びません。

 リルラ様さえいらっしゃればいいので、お連れの方は参加なさらなくても結構です」


「そういうことでリルラ、『パレード』は任せた」

「う、うむ」



 俺たちは、後のことをリルラに丸投げして―

 逃げるように日本に帰還した。



 翌日。

 イケブの街で、日の出の塔4階発見の『パレード』が、大々的に執り行われたそうだ。


4階までしか行ってませんが、日の出の塔攻略は、ここで一旦終了です。

残りの階は、別の機会に登る予定。


ご感想お待ちしております。

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