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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
171/438

162.日の出の塔3階


 白狐の解体が終わり、

 しっぽと、毛皮と、【冷やし魔石+1】を手に入れ、

 俺達は、三階へ向かった。



 三階に到着すると、ヒンヤリとした感じが消え、

 なんだか体がムズムズする様な、変な感覚がある。


 何だ、この感覚は?



「なんだか、体がムズムズする~」


 どうやら、俺だけじゃないみたいだ。



 地図を確認してみると―

 なんと! ゴブリンの反応がある!

 三階はゴブリンか。


 しかも、ホブゴブリンやジェネラルまで居る。

 あと、正体不明な敵もちらほら。



「アヤ、慎重に行動するんだぞ」

「うん」



 アヤが、最初の部屋に足を踏み入れると―


「あ、ゴブリン」


 部屋の中には3匹のゴブリンが居て、

 アヤは、慎重に間合いを詰め、

 3匹のゴブリンを―


 瞬殺した。



 まあ、相手はゴブリンだし、当たり前だよね~


「慎重に戦ったよ」


 うーむ、ほめて欲しいのか?


「まあ、普通のゴブリンのふりをした強いゴブリンも居るかもしれないし、

 慎重なのはいいことだよな」

「でしょ~

 あ、でも、

 外のゴブリンより、ちょっと強かったかも」


 なるほど、同じ魔物でも、ダンジョンの魔物は若干強いのか。

 なんとなく、ありがちな感じだな。


 ヒルダが、ゴブリンの耳を切り落とすのを待って、次に向かった。


~~~~~~~~~~


 次の部屋に入ると、またゴブリンが3匹だった。


 アヤは、さっきと同じように慎重に間合いを詰め……

 ていたのだが。


 アヤは、急に加速して、

 一匹のゴブリンを瞬殺した。


 残った二匹は、普通に倒していった。



「アヤ、最初のゴブリンは、なんで普通のゴブリンじゃないって分かったんだ?」


「兄ちゃんは、最初から分かってたのか。

 あのゴブリンは、魔法を使おうとしてた」

「なるほど」


 見た目は3匹とも同じだったのだが、

 実は、最初の1匹だけ『魔法使いゴブリン』という種類だった。


 気付かない様だったら手を出そうかと思ったけど、

 アヤはちゃんと慎重に行動しているみたいだな。



 しかし、そうなってくると、

 他の人が、何もすることなくなってしまうな~



「アヤ、この次あの敵が出た時は、リルラにも戦わせてあげてくれ」

「うん、わかった」

「セイジ。わ、私のために……」


 リルラは、何故かもじもじしていた。

 どうかしたんだろうか?



 ヒルダが、解体で取り出した【冷やし魔石】を持ってきてくれた。

 【冷やし魔石】を持ってる魔物は、魔法を使うようになるのかな?


~~~~~~~~~~


 次の部屋に入ってみると、

 今度は、ゴブリンが一匹だった。


「あのゴブリンも、魔法を使うゴブリンかも」

「よし分かった、私が行く!」


 魔法使いゴブリンと聞いて、

 アヤに代わって、リルラが前に出た。



「来い!」


 リルラは、わざと距離を取って待ち構えている。

 何か考えがあるのかな?



 案の定、魔法使いゴブリンは、魔法を使って攻撃してきた。

 氷の魔法だ。



「ていっ!」


パリンッ!


 リルラは、飛来した魔法の氷を、盾で弾いた。


 魔法の氷は、盾に弾かれ砕け散ったが、

 リルラの盾も、若干凍りついてしまっている。


「次こそ!」



 どうやら、魔法を盾で防ぐ練習をしているのだろう。


 三回ほど繰り返して、

 リルラは、魔法を盾で完全に防ぐことに成功した。


 どうやら、弾く瞬間に盾に魔力を込めることで、魔法を弾くことが可能になるらしい。



「よし!」


 リルラは、そのまま魔法使いゴブリンにずかずかと近づき、

 細剣の一撃で、とどめをさした。


~~~~~~~~~~


 それからしばらく探索を続け、

 10部屋目くらいだっただろうか。


 俺は、その部屋に入る前から、嫌な予感がしていた。


 地図で敵の位置が分かるのだが、

 その部屋の敵は、まだ遭遇したことのない敵なのだ。



「何だあれ!?」


 部屋に入ったアヤが、思わず声を荒げた。


 アヤに続き部屋に入った俺達が見たものは……

 今まで見たことのない、異様な魔物だった。


楽勝すぎて、攻略って感じじゃないですね。


ご感想お待ちしております。


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