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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
170/438

161.日の出の塔2階ボス戦

 俺達が部屋に入ると、

 部屋の中央にいた巨大な白狐の体は、若干青みがかった光に包まれ始めた。



「何か使ってくるぞ!」


 俺達が、構えていると―


 白狐は『氷のブレス』を吐いてきた。



 マジかよ、まだ二階なのに、もうこんな敵が出てくるのか。



 少し驚いたものの『氷のブレス』の射程は短く、俺達まで届いては居なかった。


「寒! 兄ちゃん、何か着るもの出して」

「そんなの後にしろよ! あいつ強そうだぞ」


「わかったよ~」



 ブレスで薄っすらと氷の粒が舞う中、

 アヤは、突進した。


「うわー!!」

「アヤ、どうした?」


「転んだ」

「ドジっ子かよ!」


「違う違う、床が凍ってるの!」



 ブレスで舞っていた氷の粒が晴れると、

 部屋の床が、三日月形に凍っていた。


 あのブレスは、攻撃じゃなくて、これが狙いだったのか。

 床を凍らせて、近寄らせない戦法か?



「私が魔法で攻撃します!」


 エレナが、氷の魔法で攻撃したが。

 白狐は、飛んできた魔法の氷を口でキャッチしたかと思ったら―


 口に咥えた氷を、エレナに向かって吐き返してきた!



「え!?」

「エレナ様、危ない!」


 リルラが、とっさにエレナをかばい、氷を盾で受け止めたのだが、

 リルラの盾が、凍りついてしまっている。



 まあ、リルラがかばえ無かったらバリアを張る準備はしていたので、大丈夫なのだが……


「アヤ、流石に手を貸すよ。

 これ以上うかうかしてたら、誰か怪我するぞ」

「う、うん」



 俺は、右手を銃の形にして、白狐に向け。



パン!


 軽い音とともに【電撃】が、白狐の眉間に直撃した。



 一瞬、白狐の体が硬直した後、そのまま倒れて動かなくなった。



「へ!?」


 リルラは、一瞬の出来事に驚き、変な声を上げていた。



「セイジ、今のは何をしたのだ!?」

「雷の魔法だ」

「え!?」


 そう言えば、【白熱電球】の魔法は見せたことがあったけど、雷の魔法だってことは、言ってなかったな。



「そんな事より、アヤ。

 派手に転んでたけど、大丈夫なのか?」

「ちょっと痛い……」


「私が回復魔法を掛けます」


 エレナが、素早くアヤに近づき、

 アヤのお尻をなでなでし始めた。


「エレナちゃん、何するの!?」

「治しますから、じっとしてて下さい!」

「ひゃい!」


 エレナが、アヤのお尻をなでなでしていると、

 アヤは、もじもじし始めた。


「な、なんか変な感じ……」



 うーむ、俺もお尻を怪我してみたいな。



「リルラは、氷を受け止めたけど、大丈夫だったのか?」

「いや、盾が凍りついてしまって……」


「私が解かします!」


 今度はヒルダが、リルラに駆け寄り、

 【火の魔法】で、凍りついてしまったリルラの盾を解かし始めた。



 アヤとエレナの方を見てみると、アヤがお尻を撫でられて、何故かハアハアしている。ナニしてるんだ?


 ヒルダは、凍りついたリルラの盾を解かし終わると、

 今度は、白狐の解体に向かった。

 実に働き者だな。



 治療を終えたアヤとエレナだったが、

 アヤは、まだ変な顔をしている。


「アヤ、大丈夫か?」

「だい、じょぶ…… なんか、変な、感じに……

 なっちゃっただけ」


 変な感じってなんだよ!



「そんな事より、反省会をするぞ!」

「えー」


「先ずは、アヤ!」

「げっ!」


「げっ、じゃないよ。

 アヤは、もっと慎重に行動しろ。

 まだ敵が弱いからいいけど、

 そのうち誰かが怪我するぞ!」

「う、うん」



「次にエレナ」

「は、はい」


「エレナは、氷の魔法以外もちゃんと使わないとダメだ」

「は、はい……」



「次は、リルラ」

「ひゃい!」


「リルラは、いい動きだった」

「そ、そうか!」


「ただ、今後は魔法を防御する方法を、考えたほうがいいかもしれないな」

「そうだな、その通りだ!」


 なんか偉そうだな。



「最後に、ヒルダ」

「わ、私ですか?」


「ヒルダは、せっかく火の魔法が使えるんだから、

 火の魔法で何か攻撃する方法を考えたほうがいい。

 さっきの戦闘で、ヒルダが火の魔法で攻撃できていれば、もっと楽に勝てたかもしれないんだぞ?」

「で、ですが……

 火の魔法は、攻撃には向かないので……」


 それが、よく分からないんだよな~

 ゲームとかだと、火の魔法で攻撃とかよくあるのに、

 なぜ、この世界の魔法は、火で攻撃が無いんだ?



「ヒルダ。

 ヒルダの事を【鑑定】してみてもいいか?」

「え!? もちろん、かまいません」


 俺は、今更ながら、ヒルダを【鑑定】してみた。


┌─<ステータス>─

│名前:ヒルダ

│職業:奴隷※

│状態:呪い(奴隷)

│レベル:3

│HP:86

│MP:106

│力:8 耐久:6

│技:9 魔力:9

│スキル

│ 火2 短剣術1

│ 解体2

└─────────


 俺達のステータスを見慣れてるからか、すごく弱く感じるな。



 続いて【火の魔法】に付いても調べてみよう。


┌─<火の魔法>──

│【着火】(レア度:★)

│ ・可燃物に火を付ける

│【加熱】(レア度:★)

│ ・近くにある物の温度を上昇させる

│【炎コントロール】(レア度:★★)

│ ・炎をコントロール出来る。

└─────────


 これだけか……


 水や氷の魔法には、水生成や氷生成というのがあるのだが、

 火の場合は、火生成っていうのが無いんだな。



 これは、何か考えてやらないといけないな。


お尻怪我したい。若しくは治療する側でも……


ご感想お待ちしております。

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