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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
168/438

159.日の出の塔1階ボス戦

 大量の大ネズミが、階段を守るように現れた。


「私に任せて!」


 アヤが、何も考えずに突っ込んで行き。

 リルラも負けじと、アヤに続き。

 エレナは、少しだけ前に出て魔法の準備を開始する。


 俺とヒルダは、少し後ろに下がって様子を見ていた。



「とりゃー!」


 アヤのナイフが、大ネズミをどんどん切り裂き、

 エレナの氷の魔法が、一匹ずつ凍らせていき、

 リルラは、アヤが撃ち漏らした敵が、エレナの方に行かないように、敵の進行を阻止していた。


 エレナは、ダンジョン内ということもあって、あまり派手な魔法を使えないみたいだ。


 まあ、でも、全体的には余裕で勝てる程度ではあるんだけど。



 しばらく戦闘が続き、

 一部逃げてしまったものが居たが、

 あらかたの敵は、片付いていた。



「キシャー!!」


 黒くて大きい大ネズミが、奥から奇声を上げて現れた。


 たぶん大ネズミの『ボス』だ!


 脇には2匹の、焦げ茶色の大ネズミを従えている。

 この二匹も体が大きく、『中ボス』と言った感じだろうか。


 アヤは、『ボス』に突撃し、

 逆に『中ボス』二匹は、リルラとエレナに襲いかかってきた。



「エレナ様!」


 リルラが、一匹を盾でいなしつつ、心配そうに声を上げたが、

 エレナの魔力のロッドの一振りで、エレナを襲った『中ボス』は吹き飛ばされ、壁に激突して動かなくなった。


 エレナは、続けざまに、リルラが盾で抑えていた『中ボス』に、大きめの氷の魔法をぶつけて、氷漬けにしてしまった。


 リルラは、エレナを守るつもりでいたのだろうが、逆に助けられてしまって、微妙な顔をしていた。



 『中ボス』を撃破した頃、

 アヤは、まだ『ボス』と戦っていた。


 アヤの攻撃が、なかなか当たらないのだ。


「くそ! 何処に行った」


 アヤ、女の子が『くそ』とか言っちゃダメだぞ。


 『ボス』の動きが早いのもあるが、

 色が黒く、保護色になっていて、たまに見失ってしまうのだ。



 なるべく口を出さないようにと思ったが、しかたない。


「リルラ! 【光の魔法】を使うんだ!」

「は、はい!」


 リルラが魔法で明かりを灯すと、

 薄暗かったダンジョン内が明るく照らしだされた。


 なんか前より、リルラの魔法も強くなってるな。


 『ボス』は、リルラの魔法の明かりに照らしだされて丸見えになり、そして怯んでいた。



「今だ!」


 アヤは、怯んだ『ボス』に素早く襲いかかり、ナイフを突き立てると、

 『ボス』は、あっけなく倒れ、動かなくなった。



「やったー! リルラ、ありがとね!」

「あ、ああ」



 闘技大会からずっと、アヤとリルラの仲はギクシャクしていたが、

 一緒に戦うことで、少し打ち解けてきているみたいだ。


 戦闘が終わると、

 ヒルダが、倒れている敵に駆け寄り、

 普通の大ネズミは、【しっぽ】を切り落とし、

 『中ボス』と『ボス』は、さばいて【魔石】を取り出していた。


 ヒルダは、戦いに参加できなかった分、

 解体に張り切っているようだ。



 ヒルダは、素早く解体を終えると、俺の所へ持ってきてくれた。


 【大ネズミのしっぽ】は、討伐の証になるんだそうだ。

 そして、中ボスとボスから取り出した魔石は、

 【土強化魔石】と【闇強化魔石+1】だった。


 残念! どっちも簡単に作れる魔石だ。


~~~~~~~~~~


 俺達は、階段を登り二階へ到達した。


 二階に上がると、急にカビ臭さが消え、

 空気が、なんだかヒンヤリとしている。



 二階に到着すると、

 『狐』のような魔物が居た!


 その狐は、さっき何匹か階段の上へ逃げた大ネズミを、捕食していた。


 狐は、俺達に気がつくと、大ネズミをくわえて逃げていってしまった。


 どうやら二階の敵は、あの『狐』みたいだな。


ちょっと頭が痛くて集中力が低下しているので、誤字とかあるかもです。


ご感想お待ちしております。

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