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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
日の出の塔攻略編
167/438

158.日の出の塔1階

 冒険者ギルドで、ランクアップと、日の出の塔立ち入り許可の手続きを済ませ、

 早速、『日の出の塔』に向かった。



 『日の出の塔』の入り口は、街の中にあり、

 兵士たちが、周囲を警備していた。


 俺は、塔の入り口を守っている兵士に話しかけた。


「すいません、日の出の塔に入りたいのですが、いいですか?」

「立ち入り許可証を見せて下さい」

「あ、はい」


 俺達は、冒険者ギルドに発行してもらった立ち入り許可証を見せた。


 あれ?

 なんでリルラまで立ち入り許可証を持ってるのかな?



「リルラ。もしかして、リルラも入るつもりなのか?」

「そうだが?」


「リルラは冒険者じゃないだろう?

 なんで立ち入り許可証を持ってるんだ?」

「セイジ達が護衛ということで、許可をもらった」


「あの~ リルラさん、他の仕事はいいのか?」

「大丈夫だ、問題ない」


 そうですか。

 まあ、リルラなら、俺達の能力を見せちゃっても大丈夫だろう。



 今回が初めての立ち入りということで、兵士さんから塔についての説明を受けることになった。


「この塔は、現在1階から3階までが攻略されています」


「え!? 60階位の高さがありそうなのに、3階までしか攻略されてないんですか?」

「はい、3階から上の階に上がるための階段が、まだ見つかっていないんです。

 もし、階段を見つけることが出来ましたら、報告をお願いします」

「わ、わかりました」


「次に落とし穴に関してですが……」

「落とし穴があるんですか」

「はい。

 入り口から真っすぐ進んだ所に広い部屋があり、

 その中央に落とし穴があります。

 なるべく近寄らないようにして下さい」

「あ、はい」


「次に魔物に関してですが、

 1階層につき、概ね一種類の魔物が出没します。

 たまに色違いの魔物が出現し、そのような魔物の体内には魔石が入っていますので、見つけたら優先して倒して魔石を確保して下さい」


 なるほど、レア魔物が魔石を持ってるのか。


~~~~~~~~~~


 そんなこんなで、塔の説明を受け、

 俺達は、満を持して塔へと足を踏み入れた。



 塔の中は、薄暗く、

 土っぽい壁で覆われていて、

 土とカビ臭い匂いが漂っていた。


 地上一階のはずなのに、まるで地下洞窟みたいだ。



「兄ちゃん、どんな魔物が出るのか楽しみだね!」


 アヤは、ピクニックにでも来ているかのようにはしゃいでいた。


「あ、いい忘れていたけど、俺は左手を怪我しているので、戦闘は出来ないからな」


「え!? そうなのか!?」


 リルラが驚いていたので、

 俺は左手にはめていた手袋を取って、包帯の巻かれた左手を見せてやった。


「その手袋は、怪我を隠すためだったのか!

 セイジ程の者に怪我を追わせるとは、相手はどんなやつだったのだ?」

「ストーカー」


「なんだか、強そうな名前の魔物だな」


 魔物じゃないけど。



「所で、ヒルダ。

 魔法使い部隊で、どんな感じで戦っていたんだ?」

「私は、荷物持ちでしたので、戦ったりはしませんでした」


「そうなのか」

「あ、でも、魔物の解体はお任せ下さい!」


 そう言えば、レイチェルさんから解体用のナイフを貰ったんだったな。


「じゃあ、ヒルダは解体を頼む」

「はい!

 あ、でも、荷物を運ぶためのバックなどがありませんが、どうしましょう?」


「あ、それなら、俺が魔法で荷物を保管できるから、荷物持ちは、やらなくてもいいよ」

「魔法で荷物を保管できるんですか!?」



 俺がヒルダと話していると、リルラが無理やり会話に割り込んできた。


「そう言えば、物が出たり消えたりしていたが、あれは魔法だったのか」

「ああ、そうだ」


 急に割り込んできたリルラと話し始めると、

 ヒルダは、リルラの邪魔をしないように、少し後ろに下がってしまった。


 リルラはそんなヒルダの様子をみて、勝ち誇ったような顔をしていた。

 リルラは、いったい何と戦っているのだろう?



 しばらく歩いていると、大きなネズミが現れた。

 【鑑定】してみたが、かなり弱い。


「あ、大きいネズミ!」


 アヤが、大声をだすと―

 大ネズミは、逃げていってしまった。


「せっかくダンジョンに来たのに、魔物がぜんぜんいないね」


 アヤは、よほど暴れたいらしいな。



「セイジ様、分かれ道です。どうしますか?」


 エレナの言うとおり、直線の通路以外に、右方向にも通路が伸びていた。


「真っ直ぐ行くと落とし穴があるらしいから、右に行ってみるか」


 しかし、右に曲がってしばらく進むと、

 今度は十字路になっていた。


「セイジ様、どうしましょう」

「ちょっと待って、魔法で地図を確認するから」

「セイジは、そんなことまで出来るのか」


 リルラに知られちゃうが、一緒に冒険するからには仕方ないよな。


 地図の魔法を『建物内』の表示に切り替えると、

 通った場所がどんどん塗られていく感じのシステムになっているらしい。



 そこからは、俺が進む方向を指示しつつ、

 行っていない所を埋める感じで、進んで行った。



 埋まりつつある地図を見てみると、

 通路が四方八方に広がり、そこから大小様々な部屋に通じているといった感じだった。



 部屋にも入ってみたが、

 部屋の中に大ネズミがいる場合は、逃げずに襲ってきた。


 しかし、大ネズミごときに襲われた所で、

 アヤ、エレナ、リルラがどんどん倒してくれる。


 そして、ヒルダが、倒した大ネズミを解体し、

 それを俺の所へ届けてくれる。

 そんなヒルダは、ワンコみたいで、かわええな。



 部屋を何箇所か調べて大ネズミと戦っていたのだが、

 途中で赤と水色の大ネズミを1匹ずつ発見した。


 色違いの魔物って、これか。

 流石に色違いだけあって、若干強いが―

 所詮大ネズミなので、危なげなく撃破出来た。


 そして、ヒルダが解体して魔石を見つけたらしく、

 嬉しそうに持ってきてくれた。


 鑑定してみると【着火の魔石】と【冷やし魔石】だった。



「リルラ、【着火の魔石】と【冷やし魔石】だが、不足している魔石って、こんなのでいいのか?」


「ああ、欲を言えばもっとレアな物が欲しいのだが、

 それらも十分役に立つ。

 どんどん集めよう」

「おう!」



 しばらく攻略を進めていくと。

 ついに上に登る階段を発見した。


「あ、階段発見!」

「アヤ、待て!」


「ん? 兄ちゃんどうしたの?」

「何か居るぞ!」


 俺がそう言うと同時に、

 大量の大ネズミが、階段を守るように現れた。


ついにダンジョン突入です。


ご感想お待ちしております。

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