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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
コスプレ大会編
137/438

128.試着会

 翌朝目が覚めると、もう昼過ぎだった。


「兄ちゃん、起きてくるの遅い。

 パン食べる? 私が焼くよ~」


 ふぁっ!?

 アヤが料理をするだと!?


「ん? 兄ちゃん、私のおでこがどうかしたの?」

「いや、熱でもあるんじゃないかと思って」


「私がパンを焼いたくらいで、それはないでしょ!

 私ももう18歳なんだから、パンを焼くくらいするよ!」


「そ、そうだよな。ごめん」

「わかればよろしい」


 俺は、パンをアヤに任せて、顔を洗いに洗面所へと向かったのだが……

 通りかかった台所のゴミ箱に、真っ黒焦げの食パンが数枚……


 食べ物を粗末にする奴は、万死に値する!


~~~~~~~~~~


 エレナとアヤと3人で、ちょっと焦げた食パンを食べていると―


「兄ちゃん、今日はなにもしないの?」

「そうだな~ 明日のコスプレ大会の準備くらいかな」


「そうか、明日か! 忘れてた」

「セイジ様、準備って何をすればいいんですか?」


「俺の準備は、頼まれてた髪飾りとバトンの、ちょっとした手直しをするくらいかな。

 衣装の方はどうなってるんだ?」

「ちょっと百合恵先輩に聞いてみる」



 アヤが百合恵さんに、電話で確認してみると―

 衣装はもう出来上がっているので、

 今日、ここへ持ってきてくれて、衣装合わせをしようと言う事になった。



「それじゃあ、それまでに髪飾りとバトンの手直しをしちゃうか」


 俺は、焦げたトーストを口に放り込んで、インスタントコーヒーで流し込み、

 インベントリから、風水土火の髪飾りとロッドを取り出した。


 風と水は+1のもあるけど、もったいないので、普通のヤツの方を使うことにした。



「兄ちゃん、これをどう手直しするの?」

「まあ、見てな」


 俺は、水のロッドを手に取り、

 ノートパソコンで『魔法少女・シィ』の画像を見ながら、

 【金属コントロール】で、形を変形させていった。


「おお、すごい! 形が変わっていく!」

「セイジ様、すごいです! 土の魔法ですか?」

「そうだ、【金属コントロール】の魔法だよ。

 さて、こんなもんかな?」


「兄ちゃん、ここの所を、もうちょっとこうできない?」

「わかった」


 俺は、アヤとエレナの指導のもと、髪飾りとバトンの修正を行った。



「どうだ! これで完璧だろう!」

「うん! いいね」

「セイジ様、すごいです! シィの髪飾りとバトンにそっくりです!」


 風水土火の髪飾りとバトンは、かなりの出来になった。



 ふと、気になって、出来上がったばかりの髪飾りとバトンを鑑定してみると―


 【シィの髪飾り+3】【シィのバトン+3】

 【ランの髪飾り+3】【ランのバトン+3】

 【アプレの髪飾り+3】【アプレのバトン+3】

 【シジルの髪飾り+3】【シジルのバトン+3】


「ふぁっ!!?」


 どうしてこうなった!?


「セイジ様、どうされました?」

「なんか、鑑定してみたら、

 +3になってて、名前が変わってた」

「なにそれ!」


 まあ、前より強くなってるみたいだし、まあいいか。


~~~~~~~~~~


 しばらくして、百合恵さんと舞衣さんがやって来た。


「こんにちは」「じゃまする」

「「「いらっしゃい」」」


 おやつのクッキーと紅茶を用意していると、

 百合恵さんが、作ってきてくれた衣装を取り出して、アヤとエレナに見せていた。


「すごいです! 本物みたいです!!」

「完成度たけーなオイ」


「百合恵先輩、いつもは変態っぽいのに、こういう事だけは凄いですね!」

「変態は余計です!」


 後輩から変態扱いされる、百合恵さん。

 一体いつもは何をしているんだ?



「私、すぐ着てみたい!」

「私も、着てみたいです」


「という訳で、兄ちゃん! あっち行ってて」

「え!?」

「着替えるから、あっち行ってて」



 俺は、アヤに蹴飛ばされつつ、自分の部屋に監禁されてしまった。

 リビングの方から、キャッキャウフフと、かしましい声が聞こえてくる。


 さみしい……


 俺は、寂しさを紛らわせるために、自分のステータスを確認しておくことにした。


┌─<ステータス>─

│名前:丸山(まるやま) 誠司(せいじ)

│レベル:45

│HP:4,657

│MP:8,710

│力:311 耐久:321

│技:571 魔力:871

│スキル

│ 情報5、時空5

│ 風5、水4、土4

│ 雷6、氷4、闇3

│ 肉体強化4

│ 体術3、棒術4

│ 剣術5、刀術5

│ 短剣術4

│ 薬品製作4

└─────────


 レベルが45まで上がってる!

 まあ、色んな敵と戦ったし、これくらい上がるか。


 MPがすごい量になってるな、

 これだけあれば追跡用ビーコンも8個使えるだろう。

 まあ、戦争も終わったし、8個も使うことはもう無いだろうけど。


 【土の魔法】レベル4で【金属コントロール】を覚えたのは確認していたけど、他はまだ見てなかったな。


 【風の魔法】レベル5で【風精霊召喚】

 【肉体強化魔法】レベル4で【力強化】と【魔力回復速度強化】の魔法をそれぞれ覚えていた。


 【風精霊召喚】は【雷精霊召喚】の風版だろう。

 今度、時間があるときに召喚しよう。


 【力強化】は、ステータスの『力』を強化する魔法なので、分かりやすい。



 しかし、【魔力回復速度強化】は、MPを使ってMPを回復する魔法みたいなんだけど……

 これって、矛盾していないか?


 詳しく見てみると、魔法に込めたMPが、10分掛けて2倍になって返ってくる魔法らしい。


 つまり、この魔法に6000のMPを込めると、1秒につき20ずつ、1分で1200、10分で合計12000のMPが、徐々に返ってくるということらしい。


 10分でMPを倍に出来るので、それなりに使えそうだ。



 そんなことを考えていると―


「兄ちゃん、もうこっち来てもいいよ~」


 アヤの呼ぶ声が聴こえる。


 いそいそと、リビングに顔を出すと―


 『魔法少女・シィ』のメインメンバー4人が、そこに居た。



「どう? 凄いでしょ?」

「ああ、凄い。本物かと思ったよ」


 アヤは、ドヤ顔をして、

 エレナは、少しテレていて、

 舞衣さんは、この衣装を着た状態での体の動かし具合を確認していて、

 百合恵さんは、そんな3人を興奮した目で見ながら、ハアハアしていた。


 どんな集団だよ!



「あ、そうだ、アクセサリを用意したんだった。

 いま持ってくるね」


 俺は用意しておいた、髪飾りとバトンを持ってきた。


「す、凄い! 本物みたいですね!!」


 百合恵さんは、だいぶ喜んでくれてるみたいだ。


「なんかこれ、変な力を感じる……」


 舞衣さんは、何かの力を感じているのか?

 この人は一体何者なんだろう?



 髪飾りとバトンを装備した4人は、まさに完璧だった。


 百合恵さんは、エレナにあんなポーズや、こんなポーズをさせて写真を撮りまくり。

 アヤと舞衣さんは、アニメの中の戦闘シーンを再現しようと暴れまわっていた。


 部屋を壊さないで下さい……



 俺用の衣装も着てみたが、

 エレナ以外は、あまり関心を示してくれなかった。

 いいんだ、俺にはエレナさえ居れば……



 最後に4人の集合写真を撮って、試着会は終わった。


 折角なので、

 舞衣さんと百合恵さんには泊まってもらって、

 明日は、みんな揃ってコスプレ大会に行こうと言う話になった。


やっとコスプレ大会の話が始まりました。

あと、ステータスを少し改良してみました。


ご感想お待ちしております。


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