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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
戦争解決編
128/438

119.魔王様の戦い方


 魔王様が、真っ黒な日本刀を構えていた。


 かっこいい! あの刀欲しい!!


『どうしたセイジ、よそ見していると危ないぞ』


 そうだった、

 俺は、ゴブリンキングに【スロウ】、俺とアヤと魔王様に【クイック】を掛けて、ミスリルソードを構えた。



『何だこの魔法は、肉体強化魔法に似ているが、

 セイジ、お前が掛けたのか?』

『あ、はい、【運動速度強化】と似た効果のある魔法です』

『なるほど、人族の魔法は面白いな』



 そんな話をしていると―


 ゴブリンキングが、巨大棍棒を振り下ろした。

 俺は、とっさに距離を取ったが、


 魔王様は、真っ黒な日本刀で棍棒を受け止め、

 それと同時に、大地が揺れた。


 魔王様は、ぴんぴんしていた。


『ほう、なかなかの攻撃力だな、

 ブンミーがやられるのも、無理もない』


 あれ? なんか変だ。

 ブンミーさんがキングの攻撃を受けた時は、足元がクレーターのようになったのに、

 魔王様だと、そうなっていない。


 魔王様は、キングの攻撃を2度3度と受け止めているが、そのたびに地面に波紋のようなうねりが広がっている。


 そうか! 土の魔法で衝撃を拡散してるんだ!



 俺は、その場でジャンプしてみて、

 着地と同時に、土の魔法で衝撃を拡散させてみた。


 面白い! 柔らかい土の上なのに、コンクリートと同じ感じにジャンプできる。


 もしかして……


 俺は、土から受ける衝撃を、更に増やしてみた。

 今度は、トランポリンの様に飛び跳ねることが出来る!


『おいセイジ、何を遊んでいるんだ』

『あ、すいません。面白そうだったので、つい』



 魔王様に怒られてしまったが、キングと魔王様が戦い始めて、なんだか手を出しづらいいんだよね。


 アヤも、どうしたら良いか分からず、困っている。


「ねえ、兄ちゃん、あの人だれ?」

「あの人は魔王様だよ」


「へー、あの人が魔王なんだ。

 所で兄ちゃんは、さっき何してたの?

 変な動きしてたけど」


「魔王様の足元を、良く見てみろよ」

「あ、魔法で何かしてる!」

「そうなんだよ、あれを真似してたんだ」


「あれ、どうやってるの?」

「魔法で、地面に衝撃を吸収させてるんだ」


「衝撃を吸収?」

「こうやるんだ」


 俺は、走ったり、ジャンプしたりをやってみせた。


「なるほど、私もやってみる」


 アヤは、そう言うと、土の魔法の衝撃を利用して、すばやくゴブリンキングの周りを回り始めた。


『お前ら、さっきから鬱陶しい!

 静かにしておけ』

『すいません』


「アヤ、魔王様が鬱陶しいって」

「そんなの知らないよ」


 アヤは、キングの後ろに回りこんで、足元を攻撃し始めた。


 ゴブリンキングは、アヤの攻撃が鬱陶しいらしく、たまに足で踏みつけようとしてくる。


 危なっかしいな。

 仕方ない、俺も参戦するか。


 俺は、土の魔法を使って大地を蹴り、速度を上げてゴブリンキングに突撃した。

 ミスリルソードの一撃は、少し避けられそうになってしまったが、脇腹を30cm程の深さで傷を付けた。


 ゴブリンキングが痛みで顔を歪め、俺を睨みつける。



 その行動は、結果的に、一瞬ではあるものの、魔王様から目を離してしまうことになった。



 魔王様は、その隙を見逃さず、



 魔王様の日本刀の一撃で、

 ゴブリンキングの左足が、ひざ下30cmの所でスッパリと切断されていた。



 流石のゴブリンキングも、立っていることが出来ず、

 膝をついてしまったが……



 次の瞬間!



 ……



 魔王様が、着地して日本刀を鞘に収めると―



 その後ろで、

 ゴブリンキングの頭が、ゴロンと地面に転がった。



 ふぁ!? 魔王様、いつ攻撃したんだ!?




 首を切断された、ゴブリンキングは、

 そのままうつ伏せにぶっ倒れ、

 その衝撃が、あたりに響いた。




 魔王様は、ゴブリンキングの生首を手に持ち

 高々と掲げた。



『『『ウオー!!』』』

『魔王様が、ゴブリンキングを倒したぞ!!』


 魔族の兵士たちが、歓声を上げた。



 生き残っていたゴブリン達も、ゴブリンキングの生首を目の当たりにして、一目散に逃げ出した。


魔王様が倒しちゃったよ(・∀・;)


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― 新着の感想 ―
[一言] 魔王の刀は日本刀でなくて太刀でしょう? 日本刀は刃渡り3尺3寸までが日本刀で それ以上は太刀だよ?佐々木小次郎は太刀の名手だよ? 物干し竿は4尺の太刀だそうです!1200㎜の太刀で 常人では…
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