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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
戦争解決編
125/438

116.プリンスの怒り

 迎え撃とうと構える俺とアヤに、ゴブリンプリンスが迫り来る。


 プリンスの後ろから―

 ゴブリンジェネラル、20匹、

 ホブゴブリン、200匹、

 普通のゴブリン、2000匹が、付き従っていた。

 合計2000を超す大部隊だ。


「兄ちゃん、どうすんの!?」

「ん? 怖いのか?

 怖いなら、エレナの所に行くか?」

「そんな訳ないでしょ!」



 そうこうしている間に、プリンスが目の前に迫ってきた。

 プリンスは、足元の小石をよける様な感じで、巨大な剣を、俺に向かって振り下ろした。


ガキィン!


 俺のミスリルソードが、プリンスの巨大な剣を受け止めた。


 体の小さな人間に、自分の攻撃を受け止められてしまったプリンスは、ビックリして半歩飛び退いた。


『何だこいつ、普通の人間じゃないのか!?』

『失礼なやつだな、俺は普通の人間だぞ』


『しゃ、しゃべったー!!』


 俺が、ゴブリン語を話したことで更に驚き、

 プリンスは、もう半歩飛び退いた。


 後ろから付いてきていたゴブリン集団は、プリンスの態度に警戒心を高め、俺達と少し距離を取りながら、取り囲んできた。



「兄ちゃん、さっきから、

 なんでゴブリンの鳴き真似をしてるの?」

「鳴き真似じゃないよ。

 ゴブリン語で、プリンスと会話してたんだよ」


「え!? ゴブリンって言葉を喋るの?」

「そうだよ、知らなかったのか?」


『お前、言葉が話せるくせに、なぜ人間の鳴き真似などをしているのだ!』

『鳴き真似じゃないよ!

 人間の言葉で会話してるんだよ!!』


『なんだと、人間のその鳴き声は、言葉なのか!!?』


 まったく、両方とも‥‥



『者共、この人間は俺に任せ先にいけ!』


 プリンスが指示を出すと、ゴブリン集団は俺達を避け、ナカ平原を目指して進軍を再開した。

 しかしプリンス、さっきのセリフは死亡フラグだぞ。



「兄ちゃん、流石にあの数はマズくない?」

「あれくらい、何とかしてもらわないと困る」



『さて、邪魔者は消えた。

 正々堂々一騎打ちと行こうじゃないか』


「アヤ、こいつ一騎打ちがしたいんだって。

 アヤが一騎打ちするか?」

「私が!? 大丈夫かな?」

「まあ、いざとなったら助けるから」

「うん、わかった」


 俺が後ろに下がり、アヤが一歩前に出ると―


『なんだと! そのメスが戦うのか!?

 我もナメられたものだな』


 プリンスは、怒りに任せて、アヤに剣を振り下ろした。


 アヤは、【突風】魔法でその攻撃を避けると、素早くプリンスの後ろに回り込んだ。


 攻撃を避けたアヤの体は、プリンスの余りにも大きい剣の影に隠れてしまい、

 プリンスは、アヤを一瞬見失ってしまった。


『アーー!!』


 行き成り、プリンスが悲鳴をあげた。

 アヤ、一体何をしたんだ?


 プリンスが後ろを振り向くと―

 ケツから血が出ていた……


 アヤ、どこを攻撃してるんだ……


「うげえ、変な所を攻撃しちゃった」


 アヤは、俺の所に戻ってきて、【水の魔法】でナイフを洗っている。



『おのれ! おのれ! 良くもこんな辱めを!!

 生きて帰れると思うなよ!!!』


 プリンスは、ケツを押さえながら怒り狂っていた。


「ほら、アヤ、生きて帰さないって言ってるぞ」

「兄ちゃん、後でこのナイフ洗ってくれる?」

「洗ってやるから、ちゃんと戦えよ」

「わかった」



 怒りに任せて大振りで攻撃するプリンス。

 当然、アヤにそんな攻撃が当たるわけもなく、

 攻撃を躱されては、バックを取られ、

 ケツに更なる追撃を食らっていく。


『ギヤーーー!!!』


 プリンスは、とうとう穴が3つになってしまった。

 縦に3つではなく、横に3つだが……


 足がフラフラになり、もう立っているのもやっとと言う感じだ。


「ほら、遊んでないで、ちゃんとトドメを刺せよ!」

「だって、お尻以外は、鎧が邪魔で攻撃する場所が無いんだもん」



 プリンスは、四つん這いの格好で、ケツを押さえたまま、動けなくなってしまっていた。

 かわいそうに……


『くっ、殺せ!』


 プリンスは、死を覚悟していた。


「殺せってさ」

「えー、やだよ、兄ちゃん殺ってよ」

「俺もやだよ」


「じゃあ、どうするの?」

「このまま帰るか」

「うん、そうしよう」



『と言うことで、俺達は帰る』

『ま、待て。このまま行くつもりか!!』


 泣き叫ぶゴブリンプリンスを背に、俺とアヤはナカ平原へ向かった。


書いているうちに変な話になってしまった。


ご感想お待ちしております。

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― 新着の感想 ―
[一言] ただただ遊んでるだけだなぁ コメディ小説なんだろうけど、戦争だってのに遊び感覚の妹がクズ過ぎて気持ち悪い。
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