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時空魔法で異世界と地球を行ったり来たり  作者: かつ
戦争解決編
121/438

112.ゴブリンvs冒険者


 斥候部隊が連れて来た数十匹のゴブリンは―


 レイチェルさんが土の魔法で、でかい落とし穴を作り、

 カサンドラさんは、迂回してきた敵を、突風で吹き飛ばして、落とし穴に叩き込み、

 ミーシャさんが、落ちたゴブリンを水攻めにしていた。

 だが、そうは言っても、戦っているのは普通のゴブリンばかりで、攻撃過剰もはなはだしい。



「いやー、魔力の残りを気にせず、おもいっきり魔法を使えるって、気分がイイな」


「レイチェル~、敵が弱くて物足りないよ~

 せっかく魔法、使い放題なのに~」

「そうだなミーシャ。

 おーい、斥候部隊の人たち!

 今度は、もっと多めにゴブリンを連れてきてくれ」

「了解しました!」


 冒険者達は、レイチェル達の魔法をみて、尊敬の念を抱いてたらしく、

 斥候部隊の人たちは、レイチェルの指示を素直に従っていた。



 レイチェル達が、飴で魔力を回復させ終わった頃。

 斥候部隊が、100匹ほどのゴブリンを連れて戻ってきた。

 今度は、ゴブリンだけではなく、ホブゴブリンも3匹ほど混じっている。


「お、上位種が居るぞ!

 ミーシャ、カサンドラ、例の攻撃行くぞ!」

「は~い」「わかった」


 ミーシャさんが、大量の水を作り出し。

 カサンドラさんが、竜巻でゴブリンたちを水ごと巻き上げ。

 最後にレイチェルさんが、巻き上げられ、もがき苦しむゴブリン達に、大量の石つぶてを叩き込んでいった。


 3人の連携攻撃で、8割ほどの敵をやっつけたのだが、3人とも魔力が切れてしまい、

 倒しきれなかったホブゴブリンと、残りのゴブリンは、他の冒険者達に任せることにした。



「ヒルダ、飴くれ」

「はい!」

「ヒルダ、こっちも~」「私も」

「はい!!」


 ヒルダは、元気よくみんなに飴を配っていた。



「兄ちゃん、私達は手伝わないの?」

「手伝ってもいいけど、目立たないように、ひとつの属性だけしか使っちゃダメだぞ」

「えー、めんどくさい」

「仕方ないだろ」

「分かったよ~」


 俺とアヤは、二人共【氷の魔法】でチマチマと冒険者の加勢をした。


 ホブゴブリンは、1匹ずつ分断して複数人で取り囲み、他の魔法使い達が魔法で攻撃し、なんとか倒すことが出来た。

 怪我人が少し出てしまったが、回復魔法師も居るので、飴を舐めつつ治療をしてもらっていた。



 戦闘が終わり、魔力が切れる者も何人か出ていて、

 ヒルダは、飴を片手に、戦場を駆けまわっていた。



 しばらくして、斥候部隊が、

 今度は200匹のゴブリンを連れて帰ってきた。


「すいません! ちょっと多めです!!」


 レイチェルさん達が、さっきの連続攻撃を加えたが、

 その攻撃を避けてくる敵が何匹か居たため、

 俺とアヤも、氷魔法の範囲攻撃をぶち込んで、数を減らしていった。


 普通のゴブリンは、それでほとんど壊滅したのだが―

 ホブゴブリンが、10匹程生き残ってしまった。


「俺も加勢に行く」

「兄ちゃん、私も行く」


 俺は魔力のロッド、アヤは日本製ナイフを持って、ホブゴブリンに突撃した。



 アヤは、冒険者たちの隙間を縫って一番右のホブゴブリンから近づき、次々に首をはねていった。


 俺は、アヤとは逆の、一番左のホブゴブリンから近づき、魔力のロッドを握りしめ、

 南南西の方角、仰角45度の角度で、殴り飛ばしていった。


 俺が殴り飛ばしたホブゴブリンは、勢い良く飛んでいき、はるか遠くに消えていった。



 200匹の敵を全滅させた所で、一旦休憩することになった。


 ヒルダは、休憩中だというのに、

 俺のところに、わざわざやって来て、飴を手渡してくれた。


「ありがとう」


 俺が、飴を持って来てくれたヒルダの頭を、なでなでしていると。

 ヒルダは、にっこり微笑んでくれた。


「兄ちゃん、鼻の下伸びてる」

「伸びてないやい!」



 そんな他愛もない話をしていると―


 マップ上で、こちらに近づいてくる集団を感知した。


「来たか!」

「兄ちゃん、何が来たの?」


「魔王軍の一部が、こっちに近づいてきている」

「え!? それって、ヤバイんじゃないの?」


「レイチェルさん!

 魔王軍がこっちに近づいてきています!」

「なんだって!!」


「近づいてくる魔王軍は約3000。

 南南西の方角から、近づいてきています。

 このままだと挟み撃ちになってしまうので、

 東の方向に離れた方が、いいと思います」


「よし分かった!

 みんな、聞いてくれ!

 魔王軍が、こっちに近づいてきている!

 東の方向に、一旦離れるよ!!」

「「おう!」」


 レイチェルさんの号令で冒険者たちは、東へ移動を開始した。



「兄ちゃん、南南西の方角って……

 さっき兄ちゃんが、ホブゴブリンを殴り飛ばしてた方角だよね?」

「ああ、あれは、魔王軍に対する釣り餌だよ」

「釣り餌?」


「森の中で、魔法による派手な戦闘が行われていて、そっちからホブゴブリンが殴り飛ばされてきたら、誰だって気になるだろ?」


「それじゃあ、魔王軍とゴブリンを戦わせて、私達は高みの見物するの?」

「いや、魔王軍と一緒にゴブリンキングを倒す」


飴無双再び。


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― 新着の感想 ―
[一言] いっその事セイジはヒルダにあんこ玉を渡せば? あんこ玉は戦前からあるゴムのヨーヨーのゴムに 水羊羹を詰めたよく帝国軍航空隊の航空糧食で パイロットに配給した航空糧食に入っていた 口に放り込み…
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